Revive

 

静かに波音を飾って

2021-07-16 22:54:00 | 日記

空には、

かたちを変え流れて行く雲


海のキラキラ、

穏やかな瀬戸内海の波


羽を広げ、旋回しながら飛ぶトンビたち







こんな自然を見ているだけで

私は、心にある消化できないものが

ゆっくり溶けだして、消えていく




でも

時々、それだけでは

消えないものもあって


消化不良を起こしたものたちは

吐息がため息に変わって漏れていく。


そんな時、

何でもない誰かの言葉や笑顔に

励まされ心が和むことがある。






ということで、


私も、誰かの

心の和みになりたい!

癒しになりたい!

励みになりたい!




先日、とある駐車場に

一台の車が停まっていた。


車内から視線を感じる。


見れば、

飼い主が戻ってくるのを

待っているワンコだった


飼い主不在で、

不安で、寂しそうな目のワンコ


可哀想に、、、


ワンコの不安を取り除いてあげよう

と、車のすぐ側に行った。


笑顔でワンコに声をかける。

 

「ねぇ、キミ、どーちたの?さみちーの?」







ヴゥゥゥゥゥゥゥゥ、、、、


と、

歯を剥き出したワンコに威嚇され

窓が開いてれば

私を噛み殺す勢いで

激しく吠えられた、、、






私はワンコの心さえ

和ます事も

励ます事も出来ない(;▽;)





またいつかこの雨が終わり小さな虹が出る頃に心から笑えるのかな

2021-07-07 17:06:00 | 日記

今日はお弁当を忘れた。


昼休みになって
会社近くのショッピングモールで
何か買うことにした。

 
店の入り口付近で、
傘の雫を払う男性が居た。
雫が自分にかからないよう
男性の背中を眺めて待っていた。
 
そんな私に気付いた男性に
すみません。大丈夫ですか?と
声をかけられる。

はい。大丈夫です。

彼を追い抜き先を進むと
雨に濡れた床で
私は滑りそうになった。

背後から、さっきの男性に
2回目の大丈夫ですか?を言われた。

 


沢山のお弁当を見ていたら
空腹感が無くなった。

おにぎりとお茶、
カットスイカを買って清算を済ませ
袋詰め台で商品をマイバックに、、、

と、思ったら
おにぎりが落っこちた。

隣に立つ人の足元に。

 
手を伸ばそうとするその女性より先に
私がおむすびを拾うのが早かった。

 
「すみません」
と、女性。

 


傘を片手に買い物袋を下げ
会社へ戻りながら
今あったことを考えた。

 




あの男性に二度も大丈夫かと言われた。

私は不快な顔をしていた?
私は大丈夫そうに見えない?
いずれにしても私を
心配をしてくださっていた。

 

女性は何故、謝罪を言ったのだろうか?
拾えなくごめんなさい?

いや、
コロナが流行る中、
他人のおにぎりに触れようとして
ごめんなさい?
ということだろうか?
 

深い意味なんて何も無いのかも知れない。

でも、
知らない人から親切に声をかけられたこと

こんな些細な事でも
おばちゃんのカサカサした乾いた心は
雨上がりの空に虹がかかったようになる。

 

 


私も
誰かの心に虹をかけてあげたい。
幸せな気持ちにしてあげたい。

 

ということで、

 

目の前に座っている男性職員に
「今日は水曜でしたっけ?」と聞かれたので
「木曜日だよ」と言ってあげた。

 


「え!まじっすか!!明日出たら休みじゃん♪」

と、かなりテンションを上げていたが

目の前にある業務用電話の液晶に表示されている
日付を見て、とても悲しそうな顔をしていた。

 

 

儚い一瞬の喜び。

 

 

 

虹はすぐに消えるものなんだよ(笑)