Revive

 

人生が100年だったとして

2021-06-17 11:47:50 | 日記

晴天の休日
日々の喧騒から逃げるようにここへ

 




朝早いせいか、
プライベート展望台のよう。

 

草の上に座って
景色をぼんやり眺めていると
心地よい風が吹いてきた。
そのまま寝っ転がれば
地球と一体化するような錯覚になった。

 

目を閉じれば静寂の中で
聞こえてくるのは風の音
風で草木が擦れ合う音
野鳥の鳴き声だけ

この場所から
天界に繋がっているようで、、

何だか幸せ。

 


と、思っていたら

「おはようございます」と言う声


空耳?
天界からの声?
それとも
私は夢を見ているのだろうか?


車やバイクのエンジン音も聞こえなかった。

人の気配も感じない。

こんな朝早く、この展望台まで
まさか人が徒歩で来る?

 


「おはようございます」

 


目を開けるとすぐそこに、
一眼レフを抱えたお兄様が!

 

 



草の上で身動きしない私を
天に召された人と思って
声をかけて下さったのだろうか?(笑)

 

お兄様、気さくな方で
しばらく、お話しをしました。

 


僕は
店の窓から美しい海と夕陽が見える喫茶店を
40年ほど、やっています。
今日は定休日で、
こうやってバードウオッチングをしに
ここへ来ました。
写真ですか?
鳥だけではなく、景色も撮影しますよ。

 


私が見てみたい。と言うと
インスタやってますよ。

交換しますか?と、お兄様

 

是非!

 

 

 

お兄様のインスタには
赤く燃える太陽が静かに海に落ちていく写真
漁港の先に浮かぶ漁船に海鳥が飛び交う写真
神々が愛する山の写真


こんな美しい写真ばかり。

 



 


人と人の出会いは
無駄なものなどなく
何かの意味がある。

 

 

と、私は思う。

 

人生が100年あったとして
世界人口は78憶7500万人
全員に会うには、

1日に215605人
1時間に8983人
10分で1497人
1分で149人
1秒で2.5人

全ての人には、出会うことができない。

 

 

 

その中で
あなたに出会えた事は
特別なことで、
奇跡なのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 


なげけとて月やはものを思はする

2021-06-02 12:01:00 | 日記









人間は、
一人一人が宇宙の一部ではありますが
一人一人が宇宙そのものでもある。

 


その宇宙にある無数の星の中には
異なる光がある。

恒星の光
生まれたばかりの青い光
年老いた赤い光
変光星のように強弱のある光
超新星のように燃え尽きていく光
シリウスのように眩しく輝く光
彷徨い続ける光
流れる光
誰かに照らされ輝く光
今にも消えそうな光

 

 

その無数の光の中で
目を凝らしても見えない
ちっぽけな星の一つが、私。

 

こんな私を見つけて下さった方に
感謝しないといけない

 

 

 

休日、私が目にした宇宙






この宇宙空間で
沢山の星を見ることができた。




でも、

いくら目を凝らして見ても
月は、どこにもなかった。