万城目学さんは、今まで歴史+ファンタジーみたいなイメージがあったのですが、本作は、猫と子供とファンタジーという感じで、歴史とはかけはなれた可愛らしい児童文学でした。
小一の「かのこちゃん」と「すずちゃん」が、とっても微笑ましいですね。
でも、実際に小一の女の子を間近で見て来た人間とすれば、こんな純粋で素直で良い女子ばっかりだったら、どんなに良いだろうか!って内心思ったりもしましたが(結構、この年齢になると既に結構な数の女子が、意地悪や小ずるさを身につけてるんで・・・)
学校での語彙勝負とか、ゲリラ豪雨をゴリラ・・・とかってのは笑いましたー。(マキメさんらしいわ~って思いました)
あと個人的には、茶柱と、茶柱が立った話が凄く面白かったです。かのこちゃんとすずちゃんの「刎頚(ふんけー)の友」ぶりもほのぼのして良かったな~。
猫と犬が仲良しだったり、猫社会の様子なども、解りやすかったし、子供にも好まれそうな内容です。
ちなみに、猫は、寝てばかりいるから、「寝子」という名前がついたという話はホントなのかな?初めて知りました。普通に面白かったです3つ☆。
万城目 学 内容(「BOOK」データベースより)
かのこちゃんは小学一年生の元気な女の子。マドレーヌ夫人は外国語を話す優雅な猫。その毎日は、思いがけない出来事の連続で、不思議や驚きに充ち満ちている。
万城目学
「鹿男あをによし」「鴨川ホルモー」
ザ・万歩計
プリンセス・トヨトミ
>女の子って小一くらいでそんな感じ??
そうよぉ~
幼稚園くらいで、既に相当の・・がいるんだよ。(長女ってことは少なくて、割と2番目、3番目の女子に、そういう傾向があるかもしれない。)家の子は、頭の回転は遅いし、まったり~ぼんやり~ってタイプだっただけに、そういう女子を見て、羨ましいやら、ちょっと小憎らしいやら
>かのこちゃんのお父さんって「鹿男」だと思うんだけど、万城目さんご自分をモデルに書いてるのでは?と思ってしまったわ。
うん、うん。かのこちゃんのお父さん=鹿男っていうのは私も思った
でもさ、万城目さんってまだ独身だよね? それとも結婚されているのかな?
それを考えると、かのこちゃんのモデルになる少女は親戚とか友達んちの子だったりするんだろうか?とか、色々考えちゃった
かのこちゃんや、すずちゃんみたいな女の子が多い学校に、是非子供を通わせたいわ~~!(もう過ぎた事で、無理だけどね・・)
>『プリンセス・トヨトミ』ももうすぐクランクイン
そうなんだ?!早いねぇ~。
どんな風に仕上がるのかな~
>小学校一年生の視点と、猫の視点の描写が見事でした。
万城目さんは、きっと猫好きなんだろうな~って思いました。過去のエッセイとかで、猫を飼っているっって書かれていらっしゃいましたっけ? もう忘れてしまいました・・
かのこちゃんは、誰かモデルになった子が身近にいたりするんでしょうか? 親戚の子とか、友達んちの子とか・・・。
>鹿男との意外なリンクもファンにはうれしいサプライズでした
ですね。まさか名前に繋がりがあるとは
ええ~、女の子って小一くらいでそんな感じ?? 自分が小一の頃って、ほとんど自意識がなかった気がする。。
かのこちゃんのお父さんって「鹿男」だと思うんだけど、万城目さんご自分をモデルに書いてるのでは?と思ってしまったわ。なんとなく。
今、新作を連載中とかで、とっても楽しみ♪ 『プリンセス・トヨトミ』ももうすぐクランクインだから、万城目さんの「現場リポート」が読めるかな、って楽しみにしてます。
出してる小説が次々映像化されて、ほんと素晴らしいわ~。でもかのこちゃんは難しそうだね?
鹿男との意外なリンクもファンにはうれしいサプライズでした。( ̄▽ ̄)