オペレッタ狸御殿・・・感想・・・

鈴木清順監督のツゴイネル・ワイゼンと陽炎座が好きだったのと、
オダギリジョーとチャン・ツィイーが最近のスターの中では好きだったので
この組み合わせはどうかな？と楽しみにしていました。

が・・・・どうも私には、いまいちしっくり来ない映画でした。
元々ミュージカルものが苦手なのもやっぱり痛かったです。
鈴木清順監督ならではの、摩訶不思議な世界がオペラ・ミュージカル
＋現代のCG＋狸＋時代劇絢爛豪華な着物・色彩で、雅に舞うんですが・・・
多分、この映画、凄く好き、はまれる人と、ダメな人と両極端に
分かれそうな、、そんな印象でした。
奇しくも、ちょっと前に見た「真夜中の弥次さん喜多さん」の時と
感じた印象が似ていました。勿論、映画自体は全然違うんですが、
見る人を選ぶ？映画・・という感じでした。


いずれにしても、80才を超えながら、これほどの突飛なパワーある
映画を作製したというのは凄いことです。
監督は、1940から50年代ごろに流行した『狸御殿』シリーズをみて、
いつか自分も作りたいと思いつづけ、今回の製作に至ったらしいです。
以前書いた　意外なる鈴木清順監督の経歴？と、ツィゴイネルワイゼン他の文

チャン・ツィイーは、鈴木清順監督を尊敬しているらしく、オファーを
喜んで受けたそうですが、着物も似合っていましたよ。
私は、元々チャン・ツィイーの外貌・声・身のこなしが大好きなので(*^_^*)
ハリウッド映画「SAYURI」に主演しているみたいですが、本当ならこの主役は
日本女優さんがやるべき・・・？なのを、中国人の女優さんがやってしまう
というのは、他に日本女優さんで、華とオーラが一杯の若い美人女優が
いない・・・って事でしょうか・・・それはなんだか淋しいですね・・・
来週１６日に、日テレで「グリーン・ディスティニー」を放映する様です。
ミシェル・ヨー（彼女もSAYURIに出てますよね）との太刀さばきとアクション
は素晴らしかったです。SAYURIは私が好きなコン・リーも出演しているし
絶対見たいです（映画館で見れるかな・・・レンタルかな・・・）

脇役に出てた薬師丸ひろこは、妙に狸話にぴったりで、あのしゃべり方といい
妙に光っていましたし、オダギリジョーも、美しいやさ男役がぴったりでした。
でも、私は「血と骨」での、ちょい役なのに光っていた、うるうる瞳の
オダギリ・ジョーの方が好きです。（新撰組も＾＾）今やってる携帯のCMはダメ。

チャンツィイーのデビュー作、「初恋の来た道」、今日の今日まで私は
「初恋が来た道」だと間違って記憶してたのが解りました・・・
過去の記事、「が」を「の」に変更しなくちゃ・・・

初恋の来た道感想　チャン・ツィイー

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