Laranja Torcida

EHIME FC Supporters Club ラランジャ トルシーダ
愛媛FCをみんなで楽しく応援するクラブです。

第15節湘南ベルマーレ戦 ~ニンスタの長い一日(2)~

2014-05-27 | コラム
「ニンスタの長い一日(2)」


歓喜の余韻を楽しみたかったが、この後ミーティングがあったことを思い出す。
サポーター通信やブログでもお知らせしたサポーターミーティング。

そそくさと幕をたたみ、時間を気にしながら巻いたフラッグを取りやすいよう
にカゴに入れ直す。
片づけを終え、スタンドを見るとボラスタさんがゴミを集めて袋に入れている。
私らより早くから遅くまで働くボランティアスタッフには頭が下がる。


時間が過ぎている。バックスタンドに入るのは初めてだ。
よそのスタジアムみたい。
まだ上がったことのないスタンドに上がりたい気持ちを抑え、急いでコンコース
奥へ向かった。


コンコースの地べたに座りミーティングの開始を待つ。
輪になったまわりをみると30人程度か。
今日はお話したことのない方も多くいらっしゃっているようだ。


「サポーターの集い」の雰囲気で始まった会。
司会から、トラブルのあった件についてより今後をどうしたいかについてメインで
話し合いましょうとの趣旨説明。 話したい方に挙手を求め始まった。
みなさん積極的だ。次々に挙手をし発言をされる。



「今日どんな応援になるか心配だった。応援の雰囲気がすごく良かった」

「野次はやめよう。注目されている中イメージを作り直したい」

「選手が倒れた時、スタンド各所から声がかけられいつも以上に雰囲気がよかった」

トラブル時の話もなされた。
ゴール裏に入りにくい、今年のチャントは歌いにくい、などの意見も多く出された。

「コアの中に入りやすい雰囲気を作って欲しい」

「この機に新しい団体を作ってはどうか」

任期一年で運営委員を決め自主的に活動を分担する組織の紹介もされた。



入り待ちが終わったのか、どんどん人が増えてきた。



また今日ゴール裏に最前列にいた中学生から強烈なインパクトのある話。

「朝の会で先生から、讃岐とのトラブルについて、ダメだと言われた。
 席に近い人からも非難された。悔しかった。
 今日は絶対勝って、みんなに自慢したかった。 今日はみんなが一つになれた。」

そして、今日太鼓を初めてゴール裏で叩いた女子大生の話。

「以前から太鼓を叩いてみたかった。前で叩く太鼓はむずかしいと感じた。
 トラブル後のビラ配り、市民にアピールしたくて飛び込みで応募した。
 何か言われるか心配だったが、優しい言葉をかけてもらった。
 太鼓を含め、やりたいことをやっていきたい。」

案外、愛媛のゴール裏の将来も明るいかもしれないって思った瞬間^^。


最後に参加いただいたツンさんからも話があった。

「スタジアムには感動がある。少ない観客ではもったいない。
 今こそピンチをチャンスに変えるべきとき。」


今後もテーマを決め、途中入退室可で話し合いを継続。
連絡はFacebookや、主にはサポーター通信ですることが決まり、そして有意義な
ひと時はお開きとなった。


コア、ライトに関係なく集まったサポーター、ボラスタ、そしてクラブからも参加が
あったミーティング。

別れを告げるみんなの顔には、試合またミーティングでの充実感あふれた笑顔があった。




ピンチをチャンスに変えるには、私たちサポーターが多くの人を巻き込み、これから
どれだけひとりひとりが自主性を持って変わっていけるか。


愛媛FCサポーターとしての明るい将来に向けて、間違いなくここからがスタート。




もう6時か。

感情のアップダウン激しい長い一日を想い、そしてホームニンスタをあとにした。


                         Written by Mr.Rough
















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