ぬいぐるみ犬とお散歩 〜 ポーリッシュ・ローランド・シープドッグ

私の家族の4本足メンバー。食いしん坊の可愛い悪魔。のど元を過ぎると忘れがちなアレソレを日記に残します。

愛の証、手作りごはん

2015年04月27日 08時37分49秒 | 犬の本

『犬のために週一でごはんを作り置きしてる』と友人に聞いた。犬を可愛がっているんだな。

私がジョアに手作りごはんもあげることにしたのは、ポーリッシュローランドシープドッグは皮膚病になりやすい、という情報を見たから。

週末だけの手作りだけど、犬が皮膚を痒がるようになった後で『少しでもごはんを作ってやればよかった』と思うのは嫌なのだ。気休めでも、犬が幸せでいられるために今出来ることはしてやりたい。

さて作るとなれば、どんな材料で量はどれくらいか。

ポーリッシュローランドシープドッグのブリード本。

The Official Book of the Polish Lowland Sheepdog1996/6/1
E. Jane Brown、Tomasz Borkowski、 Margaret Supronowicz

『この犬種にはいわゆる高タンパクの食事は必要ありません。
貧しい土地で育った犬種で、たんぱく質はタマゴ、チーズ、羊の糞()から取っていました。
タマゴやチーズのような発生段階の初期のたんぱく質は、よいたんぱく質です。
羊の糞にも、少量ですがたんぱく質が含まれます。
あまりに高タンパクな食事を与え続けると、皮膚が赤くなることがあります。』

しょえ~
道理で食糞が直りにくいわけだ。

糞には、腸の内壁が含まれているらしい。少量含まれるタンパク質ってこれのことでしょう。
牧羊犬にとっては労せずして手に入るオヤツなのか
ムムム…。

手作りごはんに適切な材料の全貌は分からないけど、なんとなくPONに適したごはんの方向性はつかめたかも。牧場にありそうなものね(笑)。





シーザー・ミランの本

2013年11月06日 22時11分51秒 | 犬の本

シーザー・ミランの本。
講談社と、日経ジオグラフィックから、それぞれ別の本が出ているようですが、自分がどっちを読んだか忘れました
レビューを見ても、両書感想が同じで…。
出版年から推測するに、講談社の「あなたの犬は幸せですか」を読んだようです。


『運動、規律、愛情。この順番である。決して愛情が先ではならない。』
『褒めたりご褒美をあげるメソッドで上手く躾けられるなら、その方がいいと思う。僕のところに連れ込まれる犬は、深刻な問題を抱えていて、そういうものでは解決しなくなっているから。』
『毎日40頭の犬の群れを連れて、林の中を2時間走る。昼は犬たちは満足して寝ていて、夕方また走る。』


3つ目は絶対真似出来ません

前書きを読んで思ったのが、「男子スポーツ合宿を、犬に置き換えたみたいだなー。」

エネルギーの余っている子供達をひたすら走らせる。先生は1人なので、あんまり凝ったことはやらない。
先生は先頭を走り、尊敬される。
子供達は疲れて、ごはんのあとはあまり悪いことはしない。
途中サボって歩くと、到着した頃にはごはんが終わっているので、真面目に走る。


ミラン氏も、問題犬ばかり預けられると書いていますしね。
本書に出てくる犬の振る舞いが、男子寮に入れられた人間の規律とそっくりです。

犬の階級構造について主張している人は、それが野生のもののように言いますが、実際には「閉鎖した群に入れられた動物が共通して取る行動」だと思います。
そして、群れが閉鎖した状況を作る傾向は、人間に顕著です。
軍隊も学校も、サル山も、保護施設も。ひょっとしたら、家庭も。
動物の階級構造を語る人を見ると、あー自己を投影してるなと思います。

話は戻り、ミラン氏は、ご自分がスポーツ合宿の犬版をやっていることは、明確に認識している気がします。
問題犬を沢山保護して群を率いる、ミラン氏の姿が目に浮かぶ、そんな本でした。


ダンバー博士の子犬を飼ったあとに☆☆☆

2013年10月18日 15時59分34秒 | 犬の本

レッドハート社
イアン・ダンバー著

 


ネットにPDFが落ちています。
これは犬の幸せを願う博士が公開しているのか?

ネットだとどの章にも同じようなことが書いてあるので、落丁かと思い本を購入。
…本も同様でした。

ま、いいか。


留守番のとき、コングを沢山置くとよい、と勧めています。

実際に10個くらいのコングに囲まれた犬の写真が、印象に残ります。

普通の人は1個だけ渡しちゃうと思いますが、これだけあると犬も留守番を楽しめそうです。


一生甘噛みの力加減を教え続けろ
とあります。
その一方で、○歳を過ぎたら絶対噛ませるな とも書いてあります。

どちらが本音?


ジョアはシープドッグなので、子犬の頃はやたら噛まれました。シープドッグは羊を噛んで要求を伝える習性があるそうです。

そんなわけでカミをゼロにするのは早々にあきらめ、優しく噛んでくれるように導きました。
噛んでもいいことにしたのは、実はダンバー博士の本ではなく、ホロヴィッツの「犬から見た世界」の影響です。

犬にとって口は、人間の手のようなものです。
どちらも何かを持つのに使います。
人間の手だって人を殺せます(ほとんどの人は教育の力で衝動を抑えています)。

人間には相手に触りたい時があるし、多分犬にもあります。

話は戻ってダンバー博士の本には、お散歩中のリーダーウォーク(犬が上手に歩いてくれることをこう呼ぶらしい)の教え方も書いてあります。
晩ご飯のドッグフードを、全部お散歩中にご褒美としてあげちゃえなんてことをお勧めしています。
ジョアはお散歩を拾い喰いタイムと勘違いしていて、未だにお散歩中のご褒美が必要です…。




犬から見た世界☆☆☆☆

2013年06月10日 21時46分08秒 | 犬の本

犬は嗅覚が最も優れている。
人間が2メートルくらいの位置から確認するのと、犬が匂いを嗅いで確認するのは同じような位置づけ。

アレクサンドラ・ホロヴィッツ
白揚社

内容はとても好きです。
何と言っても、筆者の犬への愛が感じられます。

トレーナーなど専門家の書いた本を何冊か読みましたが、みなさん最初に飼った犬は特別だったと語っているのが心に響きます。

内容は好きでありながら、久々に難しい本でした。

Amazonのレビューで、翻訳がイマイチという人が多かったので、英語版を買いましたが、難しくて手も足も出ず。
仕方なく日本語版を読んだところ、こちらもごっつ難しくて笑いました。
英語力の問題じゃなかった~

これを読んで、うちの犬は嗅覚がニブいんだな~と思いました(笑)

共感したのは、筆者の犬は分離不安だけども、帰宅時は思い切りスキンシップを取っているというところ。

動物行動学者の筆者も、トレーニングではプロの意見を参考にするものの、これだけは譲る気がしなかったとか。再会の喜びをお互いに表現するのは当然だ、と。

うちの子は分離不安ではないです。いろいろ躾の本は読みましたが、ただいまの挨拶をしないという分離不安の予防方法だけは納得いかず、取り入れる気も無し。どうせ研究が進めば、主流の説も変わるもんねー

ただいまの挨拶は思い切り。帰宅後、お互いに嗅いだり撫でたり膝に乗せたりし、その後追いかけっこが始まります


ちょっと困ったお留守番犬と幸せに暮らす本☆☆☆☆☆

2013年05月16日 08時25分19秒 | 犬の本

ちょっと困ったおるすばん犬と幸せに暮らす本
ジョディ アンダーセン (著), Jodi Andersen (原著),
講談社





犬を飼い初めて1週間くらいのときに読みました。
これは本当にいい本で、今も私のバイブルです。

とにかく散歩させろ、疲れている犬はいい犬だ。
問題行動の8割は散歩で解決できる。

教えを守り、散歩はサボったことがありません。
(サボると、体力を余らせたジョアは悪魔のような犬に変身しそうだから)


お留守番犬、というタイトルは、飼い主の留守中に布団や電話機をかじって壊す困った犬からきています。

一番勉強になったのは、人間の食事中にテーブルの下で待たせることを教えるやり方。「本当の食事は長すぎるので、皿にチーズだけ盛ってナイフとフォークを持ち、犬はリードにつないで、そのリードを足で踏みましょう。こういう演出ができると、しつけ全般が楽になります。」

ありがたく読んだ割に、ジョアはテーブルの下では待てず、横でお座りしてしまうのですが…