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ラムズ・スタディ

聖書の神様のこと、みんなで学び、同じ目標を確認できたらホントすばらしい。

2マイルの精神

2010-05-23 20:02:04 | メッセージ


名誉牧師の川越勝先生のメールマガジンに次のような記事が載っていました。

義務から愛へ    
 あなたに何かする事を命令できる人はいるでしょうか。会社の上司、これはやむを得ないでしょうね。雇用関係なのですから。部活の先輩、学校の教師、家では両親等色々あるでしょう。キリスト時代のユダヤ人はローマ帝国に支配されており、パレスチナに駐留しているローマの軍人はユダヤ人に「わしのこの荷物を持って1マイル運べ」と命令できました。この命令に対してユダヤ人は反抗できず、従うだけでした。しかし1マイルまでです。それ以上の命令は出来ませんでした。このような背景の時代に、ある日、キリストはユダヤ人群衆に次のように教えました。
「もし、だれかが、あなたをしいて一マイル行かせようとするなら、その人と共に二マイル行きなさい」(マタイによる福音書5章41節)。

これは凄い教えですね。1マイル行けば責任は果たされたのです。それ以上の必要はありません。義務は終わったのです。強制される分は終わったのです。しかし2マイル行きますと、それは義務でも強制でもなく、自由意思によるサービス。愛です。
あなたは命令された事だけしていますか。それは義務です。しかしそれ以上になりますとサービスであり愛です。
住宅地で自分の家の前だけ掃除する人はいないでしょうか。商店街で自分の店の前だけきれいにしていますか。もし我々がキリストが教える2マイルの精神で働けば素晴らしい事が起きますね。あなたが2マイルの精神で働きをする時、見る人は見ているでしょうね。もちろん見られるためにしたり、自分の評判を上げるためにするわけではありませんが、2マイルの精神が職場で、学校で、家庭で実行されるときに、そこは何とすばらしい所になることでしょうか。
義務を越えてサービスへ、強制を越えて自由意思で、仕方ないからを越えて愛を持って、これが2マイルの精神です。

なるほど!義務から愛へ、2マイルの精神はまさに私たちクリスチャンの生き方なのでしょう。
困難なこと、思い通りに行かないことに直面したときでも、しぶしぶ、いやいやながら、過ごすのではなく、このように愛をもって、主体的に取り組んでゆくことができたら、そこに神様の御業が豊かに開かれてゆくのだと思います。


西日本教区 藤田昌孝
(No.60.10,05,22.牧師室便りより)


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