絵本とおはなしと子ども英語♪ゆったり・まったり・ドキドキしよ♪

「昔むかしあるところに」今ではない此処ではない別の世界へ。
わくわくするお話の中に入って、自由に心をひろげてみない?

せかいじゅうの ひとびとを しあわせにするために

2014年08月21日 | 絵本で子育て


「せかいで いちばん つよい国」

デビッド・マッキー 作 なかがわ ちひろ 訳 光村図書出版


*先日、紹介した絵本「くつが いく」と、なにか続きのような感じがする。
大きくて強い国の大統領がいろいろな国へ戦争をしにいく。。。

*世界中の人々を幸せにするために。

*絵本の表紙の見返しは、もくもくした煙、飛んでいくのは大砲の玉らしい。

*ほかの国の人々は命がけで戦ったけれど最後には負けて、大きな国に征服されてしまう。

*しかし…

小さな国に ついた だいとうりょうは おどろきました。
なんと、この国には へいたいが いなかったのです。
これでは せんそうが できないでは ありませんか。
小さな国の 人びとは 大きな国の へいたいたちを おきゃくのように かんげいしました。

*これは昔々のお話じゃない。そして現在でもない。

*大きな国の兵隊たちは、征服しに来た小さな国で、料理を食べたり、おしゃべりしたり、石けりで遊んだり、歌をうたったり、冗談を聞いて笑い転げたりした。

*大きな国でもやがて、同じ料理の匂いがしてきたり、石けり遊びが流行り出す。

*ふるさとにもどった晩、息子の部屋で大統領は…
…まるでその歌がきこえるように、物語は終わり、裏表紙には、もくもく雲がのんびりと、平野や山の稜線のうえに浮かんでいる。

*おとぎ話ではない、今私たちが生きる現在のパラレルワールドだ…

*希望をもらえる、ほっとする、本当の幸せのために、いま選びたい、選べるはずだと確信できる。つよい示唆をもらえる絵本だ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« わたしの みらいに せんそう... | トップ | 川のせせらぎのうえで、あい... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

絵本で子育て」カテゴリの最新記事