絵本とおはなしと子ども英語♪ゆったり・まったり・ドキドキしよ♪

「昔むかしあるところに」今ではない此処ではない別の世界へ。
わくわくするお話の中に入って、自由に心をひろげてみない?

川のせせらぎのうえで、あいさつやわらいごえがひびくようになるだろう。

2014年08月23日 | 絵本で子育て
みんながいっせいに、おおごえではなしかけてきた。

わたしは、おうちにかえりたくなった……。

でもそのとき、ぷーんと、おいしそうなにおいがした。

かまどからだしたばかりの、やきたてのパンのにおい。

うちでやいたパンとおんなじだ!

おばさんが、あったかいミルクをだしてくれた。

「さむかったろう?さあ、これであったまるよ」って。

わたしたちは、ともだちになった。

わたしたちはちがってる。だけど、とってもよくにている。



*「むこう岸には」 マルタ・カラスコ 作  宇野和美 訳  ほるぷ出版

 川のこちら側でくらしている女の子に、おとなたちは絶対に向こう岸にいってはいけないという。
 あっちの人たちは、わたしたちとちがっているから。へんなものをたべているし、かみのけをとかさないし、なまけもので、そうぞうしいって。
 ある日、向こう岸で男の子が手をふっていた。ふたりは、手をふり合って、笑顔をかわした。
 あくる日、舟がきていた。女の子は、乗って渡った。。。。

*川。水。舟。それに乗って漕ぎ出すことは、心の扉をあけて、見知らぬいろいろなものを互いに受け入れ合う。
 知らなかった人たちと、心がかよったとき、笑い声は響く。それは、閉じこもっていたときより、ずっと輝いた声だろう。

*今、夏の終わり。ラボ国際交流でひと月を過ごした子どもたちが帰ってくる。勇気を出して渡った海、飛び立った空。
 始めは解らなかった言葉、大声でしかなかったかもしれない。
 でもきっと、あたたかい心はやがて伝わってくる。ことばも、聞こえてくるだろう。
 ともだちになる、家族になる。そんな経験をして戻ってくる。
 すてきな話が沢山きける!
 国際交流は、平和の基本。

*怖がらないで。
 友だちができるときって、嬉しいでしょう。
 みんな、それは同じだよ。
 違うところに目くじらたてて、違うからって誰かを責めたら
 苦しくなるだけ、幸せじゃないよ。
 こどもたちは、そんなこと、皆知ってるよね!

 あの人たちは違うから、っていうのはいつも、大人だ。何故だろうね!

 My mother said that I never should
 Play with the gypsies in the wood;
 If I did, she would say,
 Naughty girl to disobey. 
 わたしの母さん言ってたの
 森のジプシーとあそんじゃだめって
 いつも言ったの そんな子は
 きかんぼうのわからずやって (ナーサリーライム、イギリスの伝承童謡より:訳 atsuko)
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