絵本とおはなしと子ども英語♪ゆったり・まったり・ドキドキしよ♪

「昔むかしあるところに」今ではない此処ではない別の世界へ。
わくわくするお話の中に入って、自由に心をひろげてみない?

雨、雨… 行ってしまえ/降れ降れ

2014年06月04日 | 英語教室
ことし梅雨入りは遅いときいていましたが、
関東ではもう明日、6月5日から入るようですね?
きょうは重たい湿った風がふいています。
お洗濯に大忙しの朝でした。

雨といえば、先月、フィリピン・セブ島では降り続いていたようで
SNSで友人が “Rain, rain, go away!” とつぶやいておりました。

伝承童謡

アメリカではマザーグース
“Rain, rain, go away! Come again another day!”
…セブはアメリカ文化でしたからこちらの童謡が馴染みなのでしょうか。

イギリスではナーサリーライム
“Rain, rain, go to Spain! Never show your face again!”
…スペインへ行ってしまえ顔も見たくない、と身もふたもなく罵る潔さが、私は、好みです。

日本では、英国ほど古くはないですが伝承と言ってもいいのでしょうか。
”雨、雨、ふれ、ふれ。かあさんが、蛇の目でお迎え、うれしいな。”
これは北原白秋の詩です。
わたしも幼いとき歌いました。蛇の目がわからなかったけど。
この歌はやはり母を思い出します。
松居直さん(福音館書店)も、お母さまの思い出なのだそうです。
その頃は、曲がついていなくて、絵本と詩だったそうです。
この詩のあとにつづく、ピッチピッチ、チャップチャップ、ランランラン、というのが
からだにしみ通り、からだが動く感じがしたと。
無意識に踊っていたと。
からだが動く、心はもっと動いている。そんな作用をすることばって、本当に素敵です。
すぐれた詩人が創り出した日本語の味わいは、実にリズミカルですね。
日本語にリズムを生み出すのは、ピッチピッチ…のような擬音なのでしょう。擬音の多様性は日本語ならではです。
オノマトペ、というものですね。

もともとリズミカルな英語は、詩になると押韻して
とても耳に心地よくなり、ボールみたいに身体がはずみます。

それにしても、雨が嫌だと追い払う詩と、
雨はお母さんがお迎えにくるから嬉しいと受け入れる詩。
欧米と日本の、文化の違いでしょうかね?
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