鉄道路線が廃線となるのは、実に悲しいことだ。
最近でいう十和田観光鉄道や長野電鉄屋代線だけではない。保存車両などを見ていると思い返されることがあるものだ。
廃線は乗客減が理由の大半だろう。合理的に考えたら、廃止してもやむを得ないという声も聞こえる。
だが、日本の鉄道のほとんどは営業係数(100円を稼ぐのにいくらかかるかを表す指標)が100を超えているのだ。例えば、JR四国には本四備讃線(いわゆる瀬戸大橋線の一部)以外は軒並み100を超えている路線しかないし、JR四国やJR北海道などは会社全体でも超えている。
それらの路線が簡単に廃止されることがあろうか?
その答えは皆さんの目と判断に委ねられていると言わざるを得ないのだが…
そう考えると、やはり鉄道には数字上の不利益があっても残さざるを得ない「何か」があることは間違いないと思う。
例えば閑散路線でも地域の足として活用されるなど、何かしらの意味はあるのだ…
それでも廃止を免れ得ない路線もある。
現実は残酷だ。
P.S.
誤字を指摘してくださった方、ありがとうございます。