北斗星のブログ

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E235系公式試運転

2015年03月26日 22時18分56秒 | 日記
こんばんは。
先日3月23日、山手線向けの新型電車E235系の公式試運転が信越本線の新津~羽生田でありました。もう配給されたじゃないか!というツッコミはなしで…


ゆっくりと新津駅に進入するE235系トウ01編成



羽生田へ向けて出発する準備

全体でコミュニケーションの窓を表現した電車だけあって、開放的な外観に仕上がっています。



行先表示器も試験

従来のフルカラーLEDとは異なり、明るさを変えることで、グラデーション表現が可能となったようです。前面の行先表示器も、花を表現することができるとか。


ところで、E235系は、209系に始まるJR東日本の新型電車群「新系列電車」の流れを汲むわけですが、これまでにない特徴も備えています(本記事で紹介した以外にも多々あります)。

・電動車が車両ごとに区分されていない
例として、E233系は、編成内で電動車を搭載機器などによって区分しています(E233系はモハE233-2400のように、百の位で区分)。従来の新系列電車は電動車ユニット方式を採用していて、2両で1つの制御装置を有し、それを2両に分散配置していました。しかし、E235系では機器を小型化するとともに電動車1台ごとに搭載し、番代区分をなくしています。そのため、同じ編成内に末尾番号の異なる電動車が同居することに。
ちなみに、トウ01編成ではモハE234・モハE235の1~3が同居しています。


・sustinaの技術で製造
sustinaは、総合車両製作所のステンレス車にかかる製造技術であり、そのブランドです。レーザー溶接を積極的に採り入れることで、凹凸の少ない鋼体を造ることができます。

右:E231系から改造された10号車サハE235-4620(元サハE231-4620)
左:新製車クハE235-1

先にsustinaの技術を用いて製造された東急5050系サハ5576と比較すると凹凸が未だに目立ちますが、雨どい周りはすっきりしていますね。そのため、外観にはっきりと差異がみてとれます。


このE235系ですが、2015(平成27)年秋より営業運転を開始する予定となっています。このような車両が他線区に波及するかも含め、今後が楽しみです。