今ひとつ気になっていること。
それは、ひとことで言えば「直通運転」。
※具体的にはJR東日本と相模鉄道が行う予定の直通運転（JR連合と命名しておく）と、東京地下鉄を中心に東武鉄道（東上線）・西武鉄道・東京急行電鉄（東横線）・横浜高速鉄道が行う予定の直通運転（メトロ連合としておく）のこと。
それぞれ中心となる鉄道会社との乗り入れを利用し、東京の中心部へ進出することで利用客の増加を狙うものだろう。現在の湘南新宿ラインが宇都宮・高崎・横須賀・東海道の各線に乗り入れている状況がさらに拡大するといってよいと思う。
例えばJR連合は東京の中心部から神奈川県の西の方へも行けるようになるし、メトロ連合は神奈川県から東京を経て埼玉の各地まで１本で行けるようになるといったところか。
正直、便利になるのは良いかもしれないが、やはりどうしても遅延などを心配してしまう。
同じ会社内の直通を行っている湘南新宿ラインでさえ、並走するどこかの路線にトラブルがあった場合は数時間単位の影響を受けることが珍しくないのだ。終日運休になったこともある、途中で運転打ち切りもあるといった声も聞かれる。
これが会社の異なる直通だったら…
運転再開にひと手間どころではない労力が要るのは想像に難くない。
しかも、メトロ連合においては小竹向原駅を中心に４社へ直通する電車が一同に集結するのである（？）から、実にカオスだ。
一方、鉄道マニアの見地から眺めてみると興味も湧く。
直通会社の直通車両のどれかに好きな車両がある場合、（当たり前だが）他の路線でも見られるのは実に面白い。
…ここまで私見まみれの記事になってしまったが、ひとつご了承願いたい。