この人生、なかなか大変だぁ

日々の人生雑感をつれづれに綴り、時に、人生を哲学していきます。

情けない評論家たち

2011-06-03 17:52:51 | 意見がありますけど
不信任案が腰砕けになったことでマスコミは右往左往している。とりわけ評論家=コメンテーターの愚かしさには開いた口が塞がらない。
どこぞの女性評論家が「パワーゲームとしてみたら今回の政治劇は菅さんの勝利で、小沢さん鳩山さんの負けである」と、とんちんかんなコメントをしていた。
また、どの局のニュースでも、総じて菅総理は辞める時期を誤魔化していると追及していた。
馬鹿じゃないか。わたしはいつ辞めますなんて言う総理がいるものか。そんな義務も責任もあるわけはない。闇のまた闇であるはずなのに、明らかにしないのは総理への不信という構図で報道している。馬っ鹿じゃなかろうか。

菅総理は追い詰められたのだ。総辞職という伝家の宝刀を封じられていて、というのは被災地の行方不明者の実情や、現在の市町村の惨状では戸籍の整備もできておらず、選挙どころではないのである。内閣としてはしゃあしゃあと解散なんて言えなかったのだ。それを小沢陣営はよく知っていて総辞職を狙って野党案に同調する形で寝首を掻こうとしたのである。

菅さんにしてもこんな未曾有の事態の舵取りは御免蒙りたいはずだ。しかし、いま投げ出しては男がすたる。未来永劫後ろ指を指されるだろうから、一定の目途がつけばさっさと辞めたいというのが本音だと思う。
だから、いざとなれば解散も辞さない気になっていたのではないかと推測する。それを察知して鳩山辺りが鈴をつけに行ったのだと思うが、口の軽いこの男にその役目はまずかった。本来なら、退陣の約束と不信任案否決のバーターは明らかにしたくなかったところだが、アホな鳩山は民主党の両議員総会で得意満面になって披露してしまったから、菅さんとしては堪らない。

辞めるといった総理の言うことを誰が聞くのか。その時点で内閣は死に体である。そんな初歩的なこともわからないアンポンタンなのだ。
そこで出た緊急記者会見、原発事故の処理の一定の目途は低温処理が実効されるステップ2の時点というコメントですり替えようとしたのだが、それをアホがまた「菅総理はペテン師」なんていうコメントを出す。ほんとうにアンポンタンの極致だ。

菅総理は「わたしの発言をマスコミがどう解釈するか気にしていない」と言っているのは、わたしには、この辞任の時期についてマスコミがどう詮索しようが明らかにするつもりはなく、(それは小沢陣営と話した通りであり)粛々と責務を果たすだけと言っているように聞こえる。

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1 コメント

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同感!! ()
2011-06-19 00:25:35
管さんの何がだめだったのか、私もよくわかりません。
管さんは判断が遅かった、というけど、じゃあ他の人なら早く正しい判断ができたの?とすごく疑問です。
なのに、早く辞めろとか貴方じゃ無理だとか…。そんな言い争いしてる暇があったら、もっと話し合わなきゃいけないことがたくさんあるはずなのに…。
マスコミも、「いつ退陣するか」ばっかりだし。
管さんがいつ「すぐ辞めます」って言ったんだろう?
マスコミ的にはもう「震災対応の目処がたった」と思ってるってこと???

と、政治にほとんど興味のない若輩者の私でさえ思うのに、どうして政治家たちはあんななんでしょうね?
私の同世代が議員になるころの政治に期待します(笑)
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