この人生、なかなか大変だぁ

日々の人生雑感をつれづれに綴り、時に、人生を哲学していきます。

令和バブルか?

2021-02-24 11:49:49 | つれづれ記
30年6カ月ぶりに株価が3万円台を超えたという報道があった。
コロナ禍で世界経済が冷え込んでいるなかでこの株価はバブルの再来ではないかと思っていたら、23日の羽鳥慎一モーニングショーで、経済評論家の加谷珪一氏が80年代バブルの時とは違うと言っていた。当時GDPが350兆円、平均所得250万円で株価が4万円に届こうとしていたが、現在はGDP550兆円、平均所得360万円であるからバブルとまでは言えないとしていた。

そして株高の要因として4点あげていた。
① アメリカ市場の追従傾向
② ワクチンの普及による経済正常化への期待
③ アフターコロナのデジタル化先取りの動き
④ 低金利政策により資金の株式市場への流入増加
(日銀の株買い上げETF年間6兆円から12兆円への倍増)

なんと日銀もこの株価高騰に加担していたというのだ。それを投資家たちも知っていて、日銀が買っているうちは大丈夫だと高を括っているらしい。
アメリカ追従はいつものことだ。アメリカ株式市場に右へ習いが常である。②と③はこじつけっぽいと思うがよくわからない。④が一番大きいだろう。
実質投資ができず世界的な金余りがこのような状況を招いているのだろう。
日銀のようなことは日本だけでなく他国もやっている。
その他生保などの保険会社や金融機関の投資。さらに年金の運用がある。そしてビル・ゲイツなどの大金持ちたちの資産運用が世界を駆け巡っている。金が余っている企業も遠慮会釈なく市場に首を突っ込んできている。
ギリシャなどの為替に空売りを仕掛けたり、一国をもてあそぶほどの巨大資金に膨れ上がっているのだ。

加谷氏は「バブルとまでは言えない」としたが、実態経済と乖離した株高はやはり「バブル」であろう。例えば農作物を作って売れば、コストを差し引いた後に利益が得られる。それがGDPになるのだ。いくら株が上がろうがGDPに何の貢献もしない。しかもゼロサム世界だ。誰かが儲かるということは誰かが損するということなのだ。みんながにっこりとはいかない。
ましてや手仕舞いしない限り利益は絵に描いた餅だ。みんなが株を買っているうちは利益は増え続けるだろうが、一転悪材料が市場に出回った途端、紙くずになってしまう。
そんな実態のない価値にうつつをぬかすより、ベランダで野菜のひとつでも育てた方がした方がいいと思うけどね。
<経済の専門家ではないし、株式投資にも詳しくない。間違っているところがあればご容赦>

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