この人生、なかなか大変だぁ

日々の人生雑感をつれづれに綴り、時に、人生を哲学していきます。

郷土愛に燃えて

2021-03-24 07:05:00 | つれづれ記
春の甲子園が始まった。
プロ野球はほとんど見なくなったが高校野球は楽しみにしている。おそらく一度敗れたらお終いというトーナメント制の切ないところにうたれるのだろう。
23日(火)、雨天のために順延になった沖縄県代表の具志川商業と青森県代表の八戸西高校との第一試合があった。カミさんは青森三戸の出身である。ところがカミさんは高校野球に興味がないので、わが家で勝敗に関する争いが起こることはない。
青森県には申し訳ないが、沖縄勢が8対3快勝した。

かつて、沖縄勢は甲子園のお客様だった。一回戦敗退は当たり前で、弱い沖縄県のチームに判官贔屓の応援をしてくれた。
栽義弘監督が出てきてから、沖縄県勢のレベルが上がってきた。栽監督こそ優勝の栄誉を受けていないが、沖縄尚学高校が比嘉公也投手で平成11(1999)年春に沖縄県勢の初優勝を勝ち取った。優勝旗が東シナ海を渡ったのである。平成20(2008)年にも東浜巨投手で2度目のセンバツ優勝を成し遂げている。その時の監督が比嘉公也氏。初優勝をもたらした時に投手をつとめていた彼である。
そして平成22(2010)年には興南高校が春夏の連覇を達成するという偉業を成し遂げた。その時のことはブログを始めたばかりで優勝の喜びを毎試合後に書いている。
上背もなく非力な印象の島袋洋奨投手では優勝は無理だと書いて、その後不明を謝罪している。

沖縄県勢は弱虫チームを返上して強豪校と目されるようになったのは隔世の感がある。
ところがその名門校の沖縄尚学や興南高校が県内予選で不振が続いているのだ。優勝したことで慢心しているわけではないだろう。
わたしの推測では県内の有力中学生が全国の有名校にヘッドハンティングされているのだと思っている。時折甲子園で、九州のチームや遠くは青森県のチームに沖縄独特の名字の選手が目につく。彼らにしてみれば甲子園に出られるならどこの県のチームでも構わないと思っているのだろう。甲子園で活躍してプロにスカウトされる道を願っているのだ。郷土愛を見せろと言っても無理。彼らには彼らの生活設計があるのだ。

県下の名門チームは選手の獲得に苦労しているはずだ。だから地盤沈下も仕方ない。ドングリチームばかりになっているのだ。
まぁ、それも仕方ない。優勝は望み薄くとも、郷土代表に声を枯らして声援を送ろう。

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