この人生、なかなか大変だぁ

日々の人生雑感をつれづれに綴り、時に、人生を哲学していきます。

「自信=自己肯定感」ということ

2021-05-27 14:55:01 | つれづれ記
昔ある研修会に参加したことがある。何の研修でなぜそこに行かされたのかはすこしも覚えていない。
魚住なんとかという講師だったが、「みなさん自信というものはどうしたらつけられると思いますか?」と問われた。質問された参加者の回答は要領を得なかった。
すると講師は「自信というのは、自分を信じると言うことです。自分が決意したことは必ず守るということです」と言った。
「どんな些細なことでも、例えば今日大福もちが食べたいと決意したら、万難を排してそれを実行するのです」と。

「こんなことがありました」と続けて、富山に講演に行ったときに予定が遅れて列車の時間に間に合わなくなって一泊しなくてはならなくなった。実はその時、関東キー局のある番組を見たいと思っていたが、それが難しくなってしまたのだとという。そこでいろいろ調べて翌朝小松空港から飛行機を乗り継いで羽田空港のロビーでその番組を見ることができたと(今で言うドヤ顔で)語った。
その時は賛成も反対もなくそういうものかという感想だった。

やはり「自己肯定感」もしくは「自信」はそういうことではないかと今は思っている。
誰でもこれまで小さな決意から大きな決断を行ってきただろう。その時どう対処してきたかが大事なのではないか?
「明日遅刻しないぞ」と思いながら友人と遅くまで飲んで寝坊する。「あっちゃー」と言いながら駆け出す。
朝決意したことを夕方には破っている。友人との約束をすっぽかす。やって頂戴と言われたことを忘れる。

小さな決意の実行の積み重ねが「自信=自己肯定」を生むことではないのだろうか。小さいものから大きなものまでの決意が破られる。
これは友人関係で考えてみると良くわかると思う。
約束事を破ることが積み重なれば「あいつは当てにならない」と思われるし、信用されなくなる。友人関係は損なわれてしまうだろう。
これは対人関係だけにとどまらず、当然自分自身にも起こることなのだ。
わたしがわたしを裏切る。そんな自分をわたしが信用するわけがないし、好きになれるわけがない。

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