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風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽書き雑記「戦後まもなくスタートした名古屋城菊花大会へ」

2019-11-09 06:29:30 | 日記・エッセイ・コラム

名古屋城の西之丸広場で開かれている恒例の名古屋城菊花大会を見てきました。
今年で72回目。名城菊の会の愛好家らが丹精込めて育てた傑作が並んでいます。23日(土・祝)まで。

愛知県は菊の出荷量が全国の3割を占めるとされていますが、名古屋城下では趣味としての菊作りも江戸期から盛んで、とりわけ尾張名古屋の菊人形の制作技術は明治中期に全国に広がったそうです。

こうした名古屋の菊に対する歴史と思いがあったからでしょう。この菊花大会を大戦の傷跡が癒えない時期に始めたことが頷けます。

テント張りの会場に展示された大菊、山菊など約450点。
用土づくりから植え付け、水やり、摘芯、病害虫からの防除・・・。手をかければかけるほど見事な花を咲かせる、といわれる菊栽培に打ち込んだ愛好家たちの1年を思いつつ鑑賞しました。

菊人形は毎年、歴代の名古屋城主らの人形が登場しています。ことし正門側で拝見した人形は初代藩主で尾張徳川家の始祖である徳川義直と正室の春姫。
傍に立つ説明板によると、根の部分に水苔を巻き毎日水やりをしていますが、菊の花の寿命は2週間ほど。大会は4週間なので途中で菊の衣を着替えるそうです。

 

 





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