さまざまな大きさ、形、色。自然石のままの石積み
現存する日本最古の天守で知られる国宝・犬山城(愛知県犬山市)の石垣です。
近くの名古屋城や大阪城と違って、集めてきた自然石を加工せずに積んだ石組み。さまざまな大きさや形、色の石が見事に組み合わされた姿にしばし見とれました。
築城は室町時代。豊臣秀吉が生まれたとされている1537年(天文6年)、織田信長の叔父にあたる織田信康が築き、戦国の世を生き抜いてきました。
木曽川のほとりの高さ100メートル足らずのところにある平山城ですが、石垣は峻険な山中にある強固な山城を思わせます。
自然石をそのまま積み上げることから始まった石垣造りは、石工たちによる石組みの方式が権力争いの歴史とともに発達してきました。
石の角や表面を叩き落としたり、削ることによって隙間を少なくし、反りを入れるなど、より高く敵が登りにくい強固な構造に。さらに巨岩の使用や、形や石の種類をできるだけ揃えるなど、戦いの防御だけでなく、見た目にも優美で、権力の偉容を誇る城の礎になってきた石垣。
そんな歴史を思いつつ描きました。
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