名古屋城内の御深井丸(おふけまる)エリアにある旧陸軍の弾薬庫「乃木(のぎ)倉庫」の正面扉を、周りの樹木の影模様とともに描きました。10号です。
名古屋城のホームページによると、乃木倉庫はレンガ造り、漆喰塗りの平屋建て。明治5年(1872年)、名古屋城内に東京鎮台第3分営(後に名古屋鎮台)が置かれ、明治7年(1874年)には現在の官庁街である三之丸全域が旧陸軍省に移管するなどし、弾薬庫も造られました。
建築年は諸説あり、はっきりしません。乃木倉庫の名称のいわれも、日露戦争で名をはせた陸軍少佐・乃木希典からとったと言われていますが、確証はないそうです。
ただ、乃木倉庫は名古屋城にとって大きな役割を果たしました。
というのは、名古屋城は大戦末期の昭和20年(1945年)の大空襲で天守閣や本丸御殿などが焼失しましたが、前もって貴重な障壁画の一部を避難させていたこの倉庫は焼失を免れたのです。
倉庫の扉には差し込む日差しが、葉を落とした周りの木々の影を映します。時間の経過や日差しの強弱でさまざまに変わる面白さを出そうと、省くことなく描き入れました。
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