静かな暗い部屋で一人、床の上に枕なしで仰向けになり、鼻呼吸をする。
リラックスが深まるにつれて呼吸はゆっくりになっていく。
ヨガでいう「死体のポーズ」(シャバアサナ/シャバーサナ)。
緊張を解き、深いリラックス状態に入る。
その状態で治癒力はより発揮される。
どこかへお金を払って治療を受けに行く前に、試してみるといいと思う。
慣れない場合、ゆっくり動いた後の筋トーヌスの変化を感じ取るために仰向けになったり、
体表(身体)の各部分へ意識を集中するために仰向けになったりする。
そして次第に、ただ仰向けになってゆっくり呼吸をして、浮かんでくる想念が流れていく。
何か強いストレスがかかっている場合、静かな暗い部屋で一人で床の上に仰向けになり、ゆっくり呼吸に集中することが難しい。
痛みを感じる人もいるかも知れない。
集中力が途切れて寝てしまうこともある。
途中で怖くなったり、想念にかき乱されることもある。
こういったことはあまり無理をしてやろうとしてはいけない。
噛みあわせが悪い場合や歯の矯正中の場合は特に。
深いリラックス状態に入ると舌が落ち込み(舌根沈下)、呼吸が苦しくなることがあるから。
あまりに緊張が強く、そういったことをするのが難しい場合、鍼は緊張を解いていくためのパーソナルトレーニングとなる。