久しぶりに一人で妙興寺(一宮市)を散策。
大きなお寺で、木が多くて落ち着く。
以前、お世話になったお和尚さんとも偶然再会できた。
秋晴れで気持ちよい一日だった。
京都に住んでいた頃は日常的だった神社やお寺の散策だが、いまとなっては貴重な時間だ。
また散歩に行こう。
今度はカメラを忘れずに。
久しぶりに一人で妙興寺(一宮市)を散策。
大きなお寺で、木が多くて落ち着く。
以前、お世話になったお和尚さんとも偶然再会できた。
秋晴れで気持ちよい一日だった。
京都に住んでいた頃は日常的だった神社やお寺の散策だが、いまとなっては貴重な時間だ。
また散歩に行こう。
今度はカメラを忘れずに。
昨日、ようやく風邪が抜けた子供とトランプの神経衰弱をしていた。
そうしたら途中で、
「パパ、”けっしん”しない方がいいよ」
と言われた。
何だろうと思って、よく聞いていくと、
「○○ちゃん(自分)はけっしんしないよ、勝てるかなどうかなと思ってやってる」。
などとつながってくる。
どうやら、勝とう、勝つんだと決心しない方がいいというアドバイスだったようだ。
なるほどなぁと思って考えてみると、けっしんは決心だったが、結心と書いた方が当てはまる気もする。
心を特定の気持ち・(体表の)感覚と結んで固定してしまうことで、緊張してしまう。
短期間の目標達成にはいいかも知れないが、楽しめない。
あと、
「パパ、うつぐせになる」
とも言われた。
うつ伏せ?とも思ったが、うつぐせだった。
どうやら、下ばかり向いているから疲れて神経衰弱も弱くなるんだみたいなことらしい。
たしかに鍼の仕事も、本を読むのも、PCをするのも、下を向くことが多い。
それが”うつぐせ”のようだ。
これも”鬱癖”と書いた方が当てはまる気がする。
下ばかり向いていないで、心を結んで固めないで、楽しく遊ぼうよという子供からのアドバイス。
なぜそこに緊張が残るのか。
自然な状態であれば(余分な力が入っていなければ)、心身に衝撃を受けてもある程度はうまく抜けていくだろう。
そこで無理に踏ん張ったり、力を入れてこらえようとすると、その部分に緊張が残る。
もしくは、元々そこに慢性的な緊張がある場合もある。
それらはひょっとしたら同じことかも知れない。
元々そこに緊張があったり、ショックがあった時に余分な力を入れてしまう癖があるため、そこに緊張が残る。
だから何かショックがあった後、緊張が残った部分を静かに意識することは、慢性的な緊張を解くきっかけとなる。
鍼治療を続けている方が途中で病気やケガをして回復すると、以前よりよくなっていることがある。
鍼治療を受けていても不病不老不死になるわけではなく、病気やケガは生じる。
しかしそれが治ると全体としてよりよくなっていく。
鍼治療で少しずつ改善していき、あるところで壁に当たると(一見派手だが軽い)症状が出て、それがよくなると壁を越えているということは多い。
(変化を極端に恐れる人でなければ、たいていそうなっていく)
たとえば娘は乳児湿疹がひどかった時期があり、鍼での治療で一進一退の末に水疱瘡になり、それが自然に治ると湿疹も全く出なくなった。
野口整体の野口晴哉氏は特に風邪についてそのような観方をしている(「風邪の効用」)し、おたふく・麻疹・水疱瘡についても子供が強くなるための病気と位置づけている。
そしてそういったことは病気以外でも当てはまるのではないかと感じている。
ショックは意識できない緊張の在り処とそれを解く時が来たことを教えてくれているのかも知れない。
そして鍼治療は緊張を解いていくサポートとなる。
治療所の情報
愛知県一宮市の九河堂(きゅうがどう)針灸院
ホームページはこちらです
刺さない鍼の専門院です
最近、本当に涼しくなった。
今年は過ごしやすい夏だった。
妻が昨日ヤケドした。
料理する時、熱湯が指にかかってしまったようだ。
すぐ氷水で冷やして、たいしたことはなかった。
しかし、その夜、何か肩がこると言うので鍼をした。
ヤケドをした時の、ビックリした緊張が身体に残っていたようだ。
ヤケドをした側の肘と肩に特に強く残っていた。
ツボを見つけて鍼をしていたら、緊張が解けた。
それで終わった。
今朝聞いてみたら、ヤケドのヒリヒリ感のほか、腕が少し筋肉痛になっているとのこと。
筋肉痛が起こるということは損傷した筋繊維の回復過程がはじまったということ。
(回復のために血液を集めることにより、炎症を生じさせる)
その痛みも鍼をすると少し和らげることはできる。
緊張が相対化できると、そのように回復処理されていく。
相対化されないと、緊張が続き、筋肉痛も起きないまま肩や首のコリや動作制限が続くことになる。
ショックによる緊張は心身を守る反応だが、残った緊張は早めに処理した方がよいと思う。
それはムチウチなどでも同じだ。
慢性的な緊張は心身のはたらきを妨げている。
しかし緊張が長く続くと習慣となり、その結果、
①緊張していることが判らない
だから緊張を解こうとも思わないし、必要性を感じない。
他者(特に子供)に投影することも多い。
②どこが緊張しているのか判らない
首肩が張っていると感じても、別の場所での緊張がそのコリをつくっていることは多い。
③いつ緊張しているのか判らない
どのような状況・場面で自分が緊張しているか特定のパターンを見つけることができない。
④なぜ緊張しているのか判らない
自分がなぜ緊張しているか、何に対して緊張しているか理解できない。
といった状態になっている。
そのような問題を改善していくためには、身体の緊張を感じ取る能力、識別する能力を高めて判らないことが判るようになっていくことが大切となる。
それらを少しずつ高めていくことは、
「ほぐしてもらう」「一時的に麻痺させて緊張を感じなくする」
ことより遥かに意味があると考えている。
そのために体表に鍼をしている。
こないだ鍼治療を続けている方に、
「最近TVで肩こりの番組を見ていると、こちらも肩がこるような気がして見なくなった」
と言われた。
ひどい肩こりから解放されて、その次にテーマとなるのが予防。
たとえ自分は肩がこるようなことをしていなくても、無意識に他者(の動き)から影響を受ける。
ミラーシステム(ミラーニューロン)と呼ばれるはたらきは、東洋医学的に言えば「気の交流(交感)」だろうか。
TV画面からの視覚入力でも知らないうちに他者の動きの模倣をしてしまうのだろう。
(特にTVをずっと見ていると前頭葉のはたらきも鈍るから尚更か)
ミラーシステムのはたらきは他者の理解や共感、技術習得などの基となる。
その働きが弱すぎても強すぎても様々な問題が生じる。
(ミラーニューロンと自閉症との関連を指摘する研究者もいる)
そういったはたらきとのバランスを取るのが、”自分”という境界だと思う。
その基は身体(特に皮膚)からの情報だろう。
それを自然に意識していることで、他者との境界となっている。
そういった境界は東洋医学では”衛気”と呼ぶ。
衛気が昼の間、体表を巡って守っている。
バランスが取れている人は負の影響を心身に受けにくいし、たとえ影響を受けてもすぐに元に戻る。
そしてよい影響を選択して受けることに長けている。
しかし境界(衛気)が弱いと負の影響を受けやすく、元に戻りにくい。
そのため肩がこっている人の側にいたり、そういうTVを見ていると、こちらも何か肩がこることになる。
そういった境界(衛気)は一時的に弱っているだけの人から、子供の頃からずっと問題を抱えている人もいる。
だからその修繕(問題の改善)は、とても時間・手間ひまがかかることもあるし、早く改善される場合もある。
境界の改善をしていくには身体(特に皮膚)からの情報を意識している能力を高めていくことが大切となる。
そして強い刺激はマイナスに作用することが多い。
強い刺激で自分の身体感覚を呼び覚ますのはある種のショック療法であり、継続していくと更に鈍くなる。
境界の問題が改善されてくると、以前は感じ取れなかった他からの影響とそれによる身体の変化を感じ取れるようになってくる。
そして早めに負の影響を排して、ニュートラルな状態に戻れるようになっていく。
「私もアナハイム社のような軍産複合体(コングロマリット)の経営者なら同じように言うだろう。
正義も白黒も要らない。ただ儲かる話があればいい。
コロニー建設の巨大プロジェクトは休止期に入った。
あとは破壊しかない。
ジオンもザビもあなたやあの子たちのことも
彼等にはどうでもいいんです」
ドン・テアボロ
機動戦士ガンダム THE ORIGIN 10
最近マンガのガンダムを読み直した。
なかなかシリアスだ。
このドン・テアボロの言葉などはその典型。
どこかの国では、これまで途方もないお金が原発建設を通じて軍産複合体に流れ込んでいた。
自国ではもう新たな原発建設は期待できないと見るや、原発輸出、武器輸出推進へと進んでいる。
自国の国土も国民も、売った兵器の被害者も、彼らにはどうでもよいのだろうと思う。
最近はベビーマッサージがブームのようだ。
そして以前から無資格者のマッサージや整体での事故は結構ある。
人の身体などを勉強したことがない人や、数日間講習会に出ただけで開業したりする人もいるから当然こういった事故は起こりうる。
(もちろん3年間専門学校に通い国家試験に通った有資格者でも無茶な施術をやる人はいるし、国家資格でなくてもしっかりした学校はあるとは思う。)
そうした中、敢えて無資格者の所に行く人は、その施術者が無資格でも腕がよいから通うのだと思う。
だから「無資格マッサージを規制する法律があるのだからもう少し取り締まればよいのに」と思う反面、
通う人がそれぞれ調べて自分に合ったところを探して行くのだから自由でよいとも思う。
自分で調べて選ぶことはとても大切だ。
だが、自分で選ぶことができない赤ちゃんや子供のこういった事故はいたたまれない。
記事によると1年で2人の赤ちゃんがこの無資格の女性の独自マッサージの後で亡くなっているとのこと。
真相はまだはっきり分からないが赤ちゃんに対して首の施術が危険なことは明白だ。
(大人でも首を強くひねる施術は危険)
なぜ昨年の事故で警察やNPOを認可した自治体が介入しなかったのか、不思議だ。
2件目を防ぐためにこそ法があると思うのだが。