9月22日 朝日新聞
台風15号は日本列島を縦断して、各地に大きな爪痕を残している。この台風は雨に弱い都市部も直撃した。広い範囲に避難勧告や避難指示が出た。名古屋市では100万人がその対象になった。11年前の東海豪雨では避難が夜になり、被害が拡大した。その教訓から名古屋市は今回、早めの対応をとり、人口の半数近くに避難を呼びかけた。だが、勧告や指示を受けた人の多くが避難したわけではないだろう。100万人の避難場所を確保するのは難しい。東海豪雨の後、名古屋市は全戸に洪水ハザードマップを配った。地域ごとに浸水の深さを色分けし、避難場所を指定した。「避難行動の目安」では、自宅が何階か、浸水が何メートルかによって、自宅にとどまる選択肢も示している。
避難を呼びかけられたらどう行動するか。ふだんからハザードマップを読んでおき、備えておきたい。今月初めの台風12号では、90人を超える死者・行方不明者が出た。紀伊半島では豪雨で崩れた土砂が川をせき止め、何カ所も土砂ダムができた。そこに今度の15号による雨で、一部で決壊の危険が高まっている。その一つ、奈良県五條市にある土砂ダムが決壊すれば、流域の20キロの範囲に土石流が押し寄せるという。土砂ダムの警戒区域で暮らす人たちは、学校や公民館に身を寄せている。避難所での生活は半月になる。住み慣れた集落にいつ戻れるのか。疲労の色も濃い。せめてゆっくり休めるように、自治体は旅館などの宿泊施設を借り上げてもらいたい。
そうした土砂ダムには崩れた土砂に阻まれてなかなか近づけず、対策に長い期間がかかりそうだ。長引く避難を考え、災害救助法にもとづく仮設住宅の建設も急がなくてはいけない。二つの台風に共通するのは、ゆっくりした速度で大量の雨をもたらしたことだ。自治体は避難を呼びかけた後も、きめ細かな情報を提供し続けなくてはならない。例えば、緊急地震速報や避難勧告を知らせるNTTドコモのエリアメールは、全国で300以上の自治体が使える。同社の携帯電話なら登録も必要なく、一部の機種を除いて自動的に受信する。こんな技術も役立ててゆきたい。東日本大震災の大津波に続いて、相次ぐ台風被害だ。自然に恵まれた列島ならではの災害が続く。住民も自治体も、身近な対策を総点検しよう。
昨日は…悲惨の極みでしたよね。電車が完全に止まってしまい、帰れなくなった人たちが右往左往です。地震があった時もあんな感じでしたもんね。自然災害は本当に恐ろしい…私の仕事場は東京ですが、鬼のように風が吹いていましたからね。雨もすごかったのですが、風が強すぎて傘をさすこともできませんでしたからね。というか、傘を刺そうとした瞬間、粉々になってしまい一瞬で殉職したので傘をささずに帰りました。渋谷では木が倒れたようですし、首都圏は自然災害に脆いということを改めて認識しましたね。電車が止まってしまえばもうお手上げ状態ですから…バスで帰ろうとしても大渋滞、タクシーに乗ろうとしてもつかまらない。3月11日の時を思い出しました。これからもこのような自然災害は容赦なく日本を直撃すると思います。何とか対策しなければいけないのですが…自然が本気を出せば人間なんて一飲みだということです。
台風15号は日本列島を縦断して、各地に大きな爪痕を残している。この台風は雨に弱い都市部も直撃した。広い範囲に避難勧告や避難指示が出た。名古屋市では100万人がその対象になった。11年前の東海豪雨では避難が夜になり、被害が拡大した。その教訓から名古屋市は今回、早めの対応をとり、人口の半数近くに避難を呼びかけた。だが、勧告や指示を受けた人の多くが避難したわけではないだろう。100万人の避難場所を確保するのは難しい。東海豪雨の後、名古屋市は全戸に洪水ハザードマップを配った。地域ごとに浸水の深さを色分けし、避難場所を指定した。「避難行動の目安」では、自宅が何階か、浸水が何メートルかによって、自宅にとどまる選択肢も示している。
避難を呼びかけられたらどう行動するか。ふだんからハザードマップを読んでおき、備えておきたい。今月初めの台風12号では、90人を超える死者・行方不明者が出た。紀伊半島では豪雨で崩れた土砂が川をせき止め、何カ所も土砂ダムができた。そこに今度の15号による雨で、一部で決壊の危険が高まっている。その一つ、奈良県五條市にある土砂ダムが決壊すれば、流域の20キロの範囲に土石流が押し寄せるという。土砂ダムの警戒区域で暮らす人たちは、学校や公民館に身を寄せている。避難所での生活は半月になる。住み慣れた集落にいつ戻れるのか。疲労の色も濃い。せめてゆっくり休めるように、自治体は旅館などの宿泊施設を借り上げてもらいたい。
そうした土砂ダムには崩れた土砂に阻まれてなかなか近づけず、対策に長い期間がかかりそうだ。長引く避難を考え、災害救助法にもとづく仮設住宅の建設も急がなくてはいけない。二つの台風に共通するのは、ゆっくりした速度で大量の雨をもたらしたことだ。自治体は避難を呼びかけた後も、きめ細かな情報を提供し続けなくてはならない。例えば、緊急地震速報や避難勧告を知らせるNTTドコモのエリアメールは、全国で300以上の自治体が使える。同社の携帯電話なら登録も必要なく、一部の機種を除いて自動的に受信する。こんな技術も役立ててゆきたい。東日本大震災の大津波に続いて、相次ぐ台風被害だ。自然に恵まれた列島ならではの災害が続く。住民も自治体も、身近な対策を総点検しよう。
昨日は…悲惨の極みでしたよね。電車が完全に止まってしまい、帰れなくなった人たちが右往左往です。地震があった時もあんな感じでしたもんね。自然災害は本当に恐ろしい…私の仕事場は東京ですが、鬼のように風が吹いていましたからね。雨もすごかったのですが、風が強すぎて傘をさすこともできませんでしたからね。というか、傘を刺そうとした瞬間、粉々になってしまい一瞬で殉職したので傘をささずに帰りました。渋谷では木が倒れたようですし、首都圏は自然災害に脆いということを改めて認識しましたね。電車が止まってしまえばもうお手上げ状態ですから…バスで帰ろうとしても大渋滞、タクシーに乗ろうとしてもつかまらない。3月11日の時を思い出しました。これからもこのような自然災害は容赦なく日本を直撃すると思います。何とか対策しなければいけないのですが…自然が本気を出せば人間なんて一飲みだということです。