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一般教養まるわかりガイド

世の中で起きている森羅万象を斬ります。お笑い、芸能スキャンダルから政治経済の時事情報まで幅広く書いていきます。

教養ガイド 241

2011年03月11日 11時56分58秒 | 法律
3月11日 読売新聞

凶悪事件を引き起こした少年には厳罰で臨む。その流れを決定付ける司法判断といえよう。1994年に大阪、愛知、岐阜で起きた連続リンチ殺人事件で、最高裁は、犯行時18~19歳だった3人の男を、いずれも死刑とする判決を言い渡した。同一事件で複数の少年の死刑が確定するのは、記録が残る66年以降、初めてのことだ。判決は今後、少年事件の量刑を判断する際の一つの指標となるだろう。3人は11日間に4人の命を奪い、殺人罪などに問われた。路上で男性に言いがかりをつけ、部屋に連れ込んで絞殺した。仲間の男性に暴行し、河川敷に放置して死亡させた。娯楽施設にいた男性3人を車に監禁し、現金を奪った上、うち2人を金属パイプで殴るなどして殺害した。極めて残虐な事件である。

名古屋地裁は、犯行の中心的立場にいたとして1人に死刑を言い渡した。残る2人については、犯行での役割や矯正の可能性に差があるとして無期懲役とした。名古屋高裁は3人全員を死刑とした。3人の行為について、「刑を異にするほどの差はない」と判断したためだった。最高裁はこの高裁判決を支持した。犯行を「なぶり殺しというべき凄惨(せいさん)なもの」と指弾し、地裁が無期懲役とした2被告についても「追随的・従属的だったとはいえない」などと判断した。犯行時に少年だったことを「酌むべき事情」の一つに挙げてはいるが、それを「最大限考慮しても、死刑はやむを得ない」と結論付けた。4人殺害という重大性を重視した結果である。

少年法は少年の健全育成・保護を基本理念とし、18歳未満の少年に死刑を適用することを禁じている。だが、「年長少年」と言われる18~19歳はその対象外だ。年長少年の行動には、大人と同様の責任が伴う。重大な罪を犯せば厳しく罰せられる。判決からは、最高裁が発したメッセージが汲(く)み取れよう。昨年11月、少年事件の裁判員裁判で初めて死刑が言い渡された。2人を殺害し、1人に重傷を負わせた被告は犯行時、18歳だったが、仙台地裁は被告の年齢について、「死刑を回避する決定的な事情とはいえない」と指摘した。少年による凶悪事件が相次ぎ、市民の目が厳しくなっていることの表れだろう。少年への厳罰を少年犯罪の抑止につなげていかねばならない。

まぁ…当然の判決でしょうね。当時は少年ということで少年法で守られていたようですが、今日朝のテレビでばっちり実名と顔写真が出ていましたね。こういう更生する気のないゴミ屑にふさわしい刑だと思います。4人の命を奪うような悪魔に更生の可能性なんかありませんからね。こうなってから何万回後悔してももう手遅れです。後悔先に立たずという言葉を身を持って理解してほしいと思います。このれが死刑にならなかったらどんな凶悪事件が発生しても更生の可能性などを指摘されて死刑になる確率は極めて低くなりますからね。この裁判で被告人の死刑が確定しましたが、この被告人に命を奪われた被害者の遺族の悲しみや恨みが消えることはありません。屑3人が唯一償えるとしたら一刻も早く刑が執行されてこの世から消えることでしょうね。とは言え、現実は死刑が言い渡されてもなかなか執行されず、何十年も税金で生き長らえ獄中死を遂げるというのが現実です。この被告人らも半世紀くらい生きていそうな気がしてなりません。

教養ガイド 235

2011年03月03日 16時39分58秒 | 法律
3月3日 河北新報

京都大など4大学の入試問題がインターネットの質問サイトに投稿された問題で、山形県の高校を卒業した仙台市の男子予備校生(19)が関与した可能性が高いことが2日、捜査関係者などへの取材で分かった。予備校生は4大学をすべて受験していた。捜査関係者などによると、投稿には同一のNTTドコモの携帯電話が使用されていたことが判明。予備校生は、この携帯電話の契約者の息子と分かった。さらに、予備校生の答案の一部が、サイトに寄せられたものと酷似していたという。知人によると、予備校生は関西方面に受験に行き、京大入試翌々日の2月28日に仙台に戻ったという。京都府警と警視庁は4大学に対する偽計業務妨害容疑での立件を視野に捜査。捜査当局はこの予備校生が、ハンドルネーム(ネット上の名前)「aicezuki」の投稿者について、何らかの事情を知っている可能性が高いとみて、事情を聴く方針。関与した人物が複数に及ぶ可能性もあり、捜査当局は詰めの調べを進めている。

入試問題が投稿された質問サイト「ヤフー知恵袋」には、投稿に携帯電話を使ったことを示すマークが残っており、府警と警視庁はサイトを運営しているネット検索大手ヤフー(東京)から提供を受けた通信記録を解析した。その結果、ネット上の住所ともいえるIPアドレスや携帯電話個々に付与されている機体番号などから、2月8~26日に「aicezuki」のハンドルネームで京大、早稲田大、同志社大、立教大の4大学の入試問題を投稿したのは、全て同一の機体番号のドコモの携帯電話からだったと判明。ドコモへの任意の照会で契約者の身元を割り出した。ヤフー知恵袋には、同じ「aicezuki」のハンドルネームで1月18日に「仙台市内でいい病院を教えてください」などと書き込まれていたことが分かっている。同志社(2月8日、文学部と経済学部)、立教(同11日、文学部)、早稲田(同12日、文化構想学部)の各大学の英語と、京大の文系数学(同25日)と英語(同26日)の受験者は延べ約3万人。

さぁ…いよいよ包囲網が狭まってきましたよ。京都大学を受けるくらいですし、同じような手口で被害に遭った大学が塀がんこうと考えると子の受験生は元々頭が良かったと思うのですが、こんなことをしてしまっては全てがパーですね。完全なる偽計業務妨害です。不正行為を働いて、その大学に入学するのにふさわしい学力を身につけず、誰よりも悪知恵を働かせて大学生になろうとした罰です。恐らく大学生になってもろくなことを考えない人間なのでしょう。共犯者もいるみたいですし、徹底して追及していただきたいですね。お縄になるのももう時間の問題でしょう。これから大いに後悔したとしても完全手遅れです。今、このニュースはどのテレビでもやっていますので、この犯人の実家のご両親はさぞ悲しむでしょうね。しかもいなかですのであっという間に噂が広まり、後ろ指を指されることでしょう。まぁ…自業自得ですけどね。逮捕されれば、これ以上ない親不孝者に降格し、さらに最近のネットの力は恐ろしいですので、マスコミが伏せてもなぜか、どこからともなく名前と顔写真が公開されることになるでしょう。公開されて後悔してももう手遅れです。

教養ガイド 232

2011年02月25日 15時36分12秒 | 法律
2月25日 読売新聞

まず事例を積み重ね、功罪をしっかり検証することが大切である。郵便不正事件を巡る不祥事を受け、検察が来月から、東京、大阪、名古屋の各地検特捜部が扱う事件で取り調べの録音・録画(可視化)の試行を始める。今回、対象となるのは、容疑者が録音・録画に同意し、なおかつ真相解明の妨げにならないと検察官が判断したケースだ。記録する範囲は検察官の裁量に委ねられる。取り調べの全過程ではなく、供述調書の内容や調書作成の経緯を容疑者に確認する場面などが中心になる見通しだ。可視化には、取り調べをガラス張りにすることで、検察官による供述の誘導や強制を抑止し、冤罪(えんざい)を防ぐ効果が期待されている。一方、捜査現場には可視化への抵抗感があることも確かだ。

容疑者から真相を聞き出せなくなり、解明に至れない事件が相次ぐのではないか、との懸念は根強い。だからといって、今回の試行の録音・録画が短時間で形式的なものにとどまれば、検証に必要な材料は集まるまい。検察官はできる限り多くの場面で試行を重ねていくべきだろう。郵便不正事件では、無罪となった村木厚子・元厚生労働省局長の関与を認める、厚労省職員らの供述調書が多数作られていた。事件の教訓を再発防止に生かすためにも、検察は参考人の取り調べまで可視化の試行対象に加える必要があったのではないか。今後、取り調べの可視化をさらに広げる方向で議論する場合は、罪を認めれば刑を軽減する司法取引や、おとり捜査など、新たな捜査手法の検討も欠かせない。

重要なのは、これを機に、検察が供述調書に過度に依存する体質から脱却することだ。従来の裁判は、「調書裁判」と批判されるほどに捜査段階の供述調書を重視する傾向にあった。捜査段階で自白した被告が公判段階で否認に転じても、裁判所は検察の申請した自白調書を証拠採用し、それを根拠に有罪判決を言い渡すことが少なくなかった。そうした状況の中で、自らに都合のよい調書を作成しようとする風潮が検察内部に醸成されてきたことは否定できない。検察官は容疑者が自ら真実を語るような取り調べに尽力する。裁判官は記録された音声や映像を基に、供述の任意性や信用性を厳正に判断する。可視化の試行を、刑事司法の原点に立ち戻るきっかけにしてもらいたい。

可視化には個人的には賛成ですね。密室で取り調べられると証拠をでっちあげられても分かりませんから。理不尽な形で罪をかぶるなんてことは絶対にしたくありません。男性だったら身に覚えのない痴漢容疑で捕まってしまうかもしれません。電車を利用している人が今日の帰りの電車で痴漢の容疑者にならないという保障はどこにもありません。そうなった時、必死に無罪を訴えてもほとんどの確率で有罪判決を受けるというのが現実なんですね。これだけでなく、身に覚えのない容疑をかけられて、適当な取り調べや何日にもわたって暴言を言われ続ける可能性もありますからね。そうすれば多くの冤罪が生まれてしまいます。現場の人たちにとったら可視化はいい迷惑かもしれませんが、無実の罪で服役したり、起訴されたりすることがないように、このシステムは個人的には賛成ですね。

教養ガイド 228

2011年02月18日 15時42分14秒 | 法律
2月18日 産経新聞

歌舞伎俳優の市川海老蔵さん(33)が暴行を受け重傷を負った事件で、傷害罪に問われた伊藤リオン被告(27)の初公判が18日、東京地裁(板野俊哉裁判官)で開かれ、伊藤被告は「(間違いは)ないです」として起訴内容を認めた。捜査関係者によると、伊藤被告は「海老蔵さんの態度に自分を腹立たせることがあった。自分から因縁を付けていない」と供述。公判には現場に居合わせた元暴走族リーダーの男性(29)が弁護側証人として出廷する予定で、暴行に至った経緯が最大の注目点となる。捜査関係者によると、海老蔵さんは元暴走族リーダーの男性と飲酒。伊藤被告らが合流した後トラブルとなり、暴行を受けたとされる。

海老蔵さんは警視庁の調べに「酔いつぶれた男性を介抱していたら、因縁をつけられて殴られた」と説明。昨年12月28日の記者会見でも酒席での振る舞いがトラブルの一因となったことを認めながら、「暴力を振るった記憶はない」としていた。海老蔵さんは12月の会見で、伊藤被告と元リーダーの男性の間で、それぞれ示談が成立したことを発表している。起訴状によると、伊藤被告は昨年11月25日午前5時すぎ、港区西麻布の会員制カラオケバーで、海老蔵さんの顔を数回殴った上、腹部や背中を数回けるなどの暴行を加え、約2カ月のけがを負わせたとされる。

この事件の第一報を聞いた時はなんてひどいことを…しかも歌舞伎役者は顔が命なのにと思っていましたが、その後の報道を聞いているとどうやらエビさんが原因を作ったというような感じになっていましたよね。普通に考えたら灰皿にテキーラを入れて飲め!としつこく強要されたら切れますって…そう考えたら被告人が一方的に悪いと決めつけるのはどうかと思いますよね。殴ったことは事実だとしても先にエビさんがよって絡んだのも事実ですからね。会見で必死に自分は被害者アピールしていましたが、真実を報道された今、裁判が始まったらどうなってしまうんでしょうかね。今後の行方を見守りたいと思います。

教養ガイド 226

2011年02月16日 15時19分17秒 | 法律
2月16日 産経新聞

福岡県内の大学を2009年3月に卒業した30歳代の男性が、福岡市中央区の不動産会社「コーセーアールイー」から就職の内々定を一方的に取り消されたとして、同社に約115万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が16日、福岡高裁であった。広田民生裁判長は「内々定取り消しは経営的に相当な理由はあった」として、同社に85万円の賠償を命じた1審・福岡地裁判決を変更、22万円の支払いを命令した。

昨年6月の1審判決によると、男性は08年7月に同社から内々定の通知を受けた。しかし、同年10月の内定通知授与式の2日前に、同社は経営悪化を理由に内々定を取り消した。福岡地裁は内々定を労働契約とは認定しなかったが、「具体的な説明もないまま突然に取り消しており、契約を結ぶ過程での信義則に反する」として賠償を命令。同社が福岡高裁に控訴していた。原告側代理人によると、内々定取り消しを巡って賠償を命じた判決は、全国で初だったという。同社を巡っては、20歳代の女性への内々定取り消しについても110万円の賠償を命じる福岡地裁判決が出ており、3月10日に控訴審判決が言い渡される予定。

私も就職活動をしていたのでよくわかるのですが…内々定だと取り消されるようなことも十分にあり得るような気がするんですよね。採用が内定して社会人デビューを楽しみにしていて前日に内定取り消し…なんてことになったら訴訟問題でしょうけどね。内々定なんてややこしい言い方をするともう内定が出たんだと勘違いする学生がごく少数ですがいそうな気もしますからね。内定と内々定では重みが全く違うということを覚えておいてほしいと思います。

教養ガイド 224

2011年02月14日 17時31分24秒 | 法律
2月14日 産経新聞

飲酒運転と知りながら知人が運転する車に同乗、対向車と衝突して6人を死傷させたとして、危険運転致死傷の幇助(ほうじょ)罪に問われた埼玉県熊谷市、飲食店手伝い、大島巧被告(48)と同県深谷市、無職、関口淳一被告(46)の裁判員裁判の判決公判が14日、さいたま地裁で開かれ、田村眞裁判長は両被告にそれぞれ懲役2年の実刑(求刑懲役8年)を言い渡した。危険運転致死傷の幇助罪で起訴されるのは異例で、裁判員裁判となったのは全国で初めて。

起訴状などによると、大島、関口両被告は平成20年2月17日夜、熊谷市内の県道で、玉川清受刑者(35)=危険運転致死傷罪で懲役16年が確定=が酒に酔った状態で乗用車を運転することを了解し、同乗。運転を制止せず、犯行を助けたとされる。検察側は論告で、両被告は玉川受刑者が多量の飲酒で正常な運転ができないと知りつつ乗用車に同乗し、飲酒運転を了解、黙認したと主張。一方、両被告は「了解・黙認の事実はなく、危険運転を助けていない」などと起訴内容を否認、無罪を主張していた。

飲酒運転は禁止、そして飲酒しているとわかっていてハンドルを握らせるのも同じ罪でいいと思いますね。幇助と言うより共犯なのでは?画期的判決です。共犯の分際で無実を主張するとはずうずうしいにも程があります。ことの重大さをしっかりと認識して刑務所に送られていただきたいと思います。そもそも人を殺しておいて無罪を主張する神経が全く理解できないですね。人の命を奪うということの重大さを何も感じていない気がします。未だに酒を飲んで運転し、事故を起こす屑が後を絶たないという現実にもがっかりです。

教養ガイド 223

2011年02月10日 15時21分13秒 | 法律
2月10日 毎日新聞

東京・秋葉原で17人が死傷した無差別殺傷事件で、殺人罪などに問われた元派遣社員、加藤智大(ともひろ)被告(28)の第29回公判が9日、東京地裁(村山浩昭裁判長)であり、弁護側は弁論で「責任の重大さを終生考え、苦しみ抜かせることがふさわしい」と死刑回避を求めた。加藤被告は最終陳述で「今は事件を起こすべきでなかったと後悔、反省している。ご遺族と被害者の方に申し訳なく思っています」と短く述べて謝罪し、結審した。検察側は前回公判で死刑を求刑している。判決は3月24日に言い渡される。村山裁判長は前回公判で、被告に「次回は意見を言う機会があります。自分なりに言いたいことをまとめておいてもよいのではないかと思います」と伝えていた。しかし、この日、発言を求められた加藤被告は最終陳述をわずか十数秒で終えた。裁判長が「いいんですか?」と確認すると「はい」と表情を変えないまま答えた。

傍聴した被害者の元タクシー運転手、湯浅洋さん(57)は「あまりに淡白であぜんとしている。納得できる真実はひとつも聞けなかった」と怒りを隠せない様子だった。弁護側は弁論で「再鑑定が却下され、責任能力の有無は解明されていない。仮に責任能力が認められても死刑を科すべきではない」と主張。▽携帯サイトの掲示板の嫌がらせを原因とする記憶の欠落や身体的変調があり、精神疾患をうかがわせる▽母親の虐待で人格の偏りが生じ、掲示板に依存した。現在は後悔しており更生可能性がある--といった点を考慮すべきだと述べた今回の裁判では、弁護側が犯行状況にかかわる多数の供述調書の証拠採用に同意しなかったため、被害者9人と遺族ら計42人もの証人尋問が行われた。被告は法廷で、被害者や遺族の悲痛な証言と直接向き合うことになったが、出廷を求められた人たちからは不満の声も上がった。

一緒に買い物に来ていた父親(当時74歳)を目の前で殺害された男性は「何十時間も警察官や検察官と面談し調書を作成した。法廷に引きずり出され傷口に塩を塗られた思いだ」と法廷で述べた。別の男性被害者は事件後に外出できなくなって出廷もできず、検察側が調書の一部を撤回した。被告は「事件の記憶がない」と話し、弁護側には被害者らの尋問で事実関係を直接確認する狙いがあるように見えたが、実際の尋問は数分で終わることが多く「弁護人の意図が分からない」と困惑する検察幹部もいた。証人尋問は憲法で保障された被告の正当な権利だ。だが、刑事弁護の経験が豊富な弁護士は「被害状況が法廷で直接語られると、裁判官に強い処罰感情を印象付ける」と話し、このような弁護がかえって被告に不利益をもたらさないか懸念した。

教養ガイド 218

2011年02月03日 16時58分35秒 | 法律
2月3日 神戸新聞

兵庫県教育委員会が体罰の報告書を一部非公開にしたことをめぐり、馬場健一・神戸大教授が決定の取り消しを求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁は2日、学校名や校長名、体罰をした教員名の非公開決定を取り消した神戸地裁判決を支持、県教委側の控訴を棄却した。馬場教授が県教委と争った別の二つの訴訟では、「公開」「非公開」と正反対の判決が確定しており、県教委の対応が注目される。馬場教授は07年、04~05年度に県教委に提出された体罰報告書などについて情報公開を請求したが、学校名や教員名などが非公開とされた。県情報公開審査会は「学校名と校長名は公開」と答申したが県教委は公開せず、同教授が提訴。

地裁は昨年9月、学校名や教員名などについて非公開決定を取り消す判決を言い渡した。大阪高裁の小島浩裁判長は「体罰について調査や報告がされたという情報は、公務員の私事に関する情報には該当しない」と結論付けた。馬場教授は、1995~97年度分と01年度分についても提訴。最高裁は07年、前者は「非公開」、後者は「公開」とする高裁判決をそれぞれ支持し、確定した。県教委は非公開を続けているが、県情報公開・個人情報保護審議会は今年1月、06~09年度分についても「学校名と校長名は公開すべき」と答申している。今回の判決について県教委は「主張が認められず誠に残念。判決内容を十分確認し、適切に対応したい」とコメントした。

体罰…この言葉は最近線引きが難しくなってきています。私が小学生の頃はいたずら好きで落ち着きのないクソガキでしたのでよく先生に殴られていました。雨の日に外で上履きのまま鬼ごっこをしていてげんこつ、休み時間に捕獲した蛇を授業中に先生に投げつけてげんこつ、その他小学生の時は何回ぶん殴られたか覚えていません。しまいには落ち着きがないと言って背中に物差しを入れられたこともあります。親に言うとあんたが悪いと言って親にも殴られましたからね。今このようなことをしたら恐らく大問題でしょう。噂では授業中に立ち歩いている児童を無理やり椅子に座らせただけで体罰になることもあるようですからね…。力で押さえつけようとすれば、必ずその倍以上の反動が返ってきますが、口で言っても聞かない人間はぶん殴ったほうが早いと思うんですけどね。人の痛みが理解できない温室育ちの軟弱者が増えてきたということなんでしょうか…。

教養ガイド 215

2011年01月28日 16時34分25秒 | 法律
1月28日 東京新聞

東京都立高校などの教職員ら395人が、都と都教育委員会に対し、入学・卒業式で日の丸に向かって起立し、君が代を斉唱する義務がないことの確認や損害賠償などを求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁(都築弘裁判長)は28日、起立、斉唱の強制を違憲とした一審判決を取り消し合憲と判断、請求を全面的に退けた。教職員らの逆転敗訴。原告は都立高校、盲・ろう・特別支援学校の教職員やその退職者。日の丸を「国旗」、君が代を「国歌」とする国旗国歌法を受け、教育現場での起立、斉唱の強制が憲法に反するかどうかが最大の争点だった。

2006年9月の一審東京地裁判決は、懲戒処分してまでの強制を「思想良心の自由を侵害する」として違憲、違法と判断。原告全員に1人3万円の支払いを都に命じ、在職中は義務のないことや処分の禁止なども認めたため都側が控訴した。一審は、日の丸、君が代を「宗教的、政治的にみて、国民の間で価値が中立的と認められるまでには至っていない」と指摘。都教育長の通達や各校長による職務命令は、教育基本法で禁じられた「不当な支配」とした。一審判決によると、都教育長は03年10月、入学・卒業式時に国旗に向かっての起立や国歌斉唱を求める通知を各校長に出し、従わなかった教職員が懲戒処分を受けた。

日教組ですかね?日本人なんですからね…サッカーでも野球でも、スポーツでは日の丸を背負って頑張っている選手たちがいて、応援する人たちはニッポンコールをしながら応援しているんですけどね。オリンピックなどでは日本選手団が日の丸を持って歩いている姿が輝かしいですし…都合のいい時だけニッポンコールで、自分たちに都合が悪くなると違憲だ!と騒ぎ立てるのは少しおかしいような気がしますね。国に反発しながら国の直轄部署で働いているというのもおかしな話です。この判決の後が気になりますね。この後日教組の人たちがどう出てくるのか気になります。

教養ガイド 212

2011年01月25日 14時53分16秒 | 法律
1月25日 東京新聞

東京・秋葉原の無差別殺傷事件で、殺人などの罪に問われた元派遣社員加藤智大被告(28)の論告求刑公判が25日、東京地裁(村山浩昭裁判長)で開かれた。検察側は「無差別通り魔殺人事件と称される中でも最大の被害を出した犯罪史上まれに見る重大犯罪」と指摘した。死刑を求刑する方針。被告は起訴内容を認めており、最大の争点は責任能力の程度。検察側は完全責任能力があったと主張、弁護側は「心神耗弱で責任能力は限定的だった」として刑の減軽を求めている。2月9日に弁護側の最終弁論と被告の最終意見陳述が行われ結審する。

判決期日は未定。被告は公判で動機について「本音を言い合える大切な場所だったネット掲示板で私に成り済ます偽者が現れて(書き込みを)荒らされ、人間関係を奪われた。私が事件を起こしたことを報道で知ってもらい、嫌がらせをやめてほしいと言いたかった」と供述していた。起訴状によると、被告は2008年6月8日午後、秋葉原の歩行者天国にトラックで突っ込み、3人を殺害、2人にけがを負わせた。さらにダガーナイフで刺し、4人が死亡、8人が重軽傷。警察官1人も襲ったがけがはなかった、としている。

死刑…当たり前です!こいつが死刑にならなければ日本の裁判では死刑になる人間はいないのではないでしょうか?トラックで歩行者天国に突っ込み、その後ナイフを振り回して無差別に殺傷するなんて普通の人間の思考ではありません。悪質極まりない通り魔でありテロリストであり殺人鬼です。一つとして同情する要素、情状酌量の余地はないと思います。こんな身勝手極まりない人間に心神耗弱を装わせてなぜ減刑を求めるのか理解できません。理不尽な形で命を奪われた被害者のためにも早急に刑を受け入れて速やかに執行されることを願わずにはいられません。