「京都・北山丸太」 北山杉の里だより

京都北山丸太生産協同組合のスタッフブログです

うなぎの浜松、丸太の中川

2011年12月05日 | 北山杉体験・研修

11月の末に浜松からバンビツアーのご一行様がお越し下さいました。

「こだわり紀行」と名付けられたこのメニューは花と緑や森、原生林など自然美あふれた日本各地の名所をバスで巡る日帰りコース。特徴は一日の中で何か所も回るのではなく一か所に焦点をおいてじっくり深く探訪するというところです。

そしてこちら中川も「伝統の京都 北山杉の丸太磨き体験と案内人と巡る銘木・北山杉のふるさと中川」としてこのこだわり紀行にラインナップされました。

 

観光バスっていつ見てもいいですね~飛行機が苦手な私は遠距離の移動もバスです。時間にゆとりがないと無理ですけど。このツアーも浜松から片道5時間。中川に滞在している時間よりもバスに乗ってる方が断然長いですのに....短い時間でも満足して頂けますように。案内人、頑張ります!

 

バンビツアーのキャラクター「しかのすけ」クン。一般から募集して決まったお名前だそうです。元気いっぱいで愛らしいです。

 

参加されたのは15名。まずは生産組合で北山丸太や枝打ちを見学、丸太磨き体験などひと通りすませて昼食のあと、近くで天日干しと製材を見に移動しました。

 

ビシっと通った背割り。何のためにするのかも初めて知って「ほぉ~」と声が。

 

鋭い刃であっという間に背割りが。熟練の技です。

 

そしてバスで中川八幡宮へと移動、皇太子ご夫妻が来られた記念碑の前でパチリ。

 

お宮さんの紅葉も鮮やかな黄色で見ごろを迎えていました。夜までいて貰えないので残念ですが、現在ライトアップされていてまた違った美しさを楽しむことが出来ます。

 

やっぱり狛犬ちゃん。阿吽の「あ」は母親なのかな...子獅子を連れています。…ま、ここでは狛犬ちゃんをアツく語ることはしませんが^^

 

本殿に参ったあと、皆さん白杉のおじいちゃんのところへ。

 

 

お宮さんから徒歩で中の道を通って宗蓮寺へ向かいます。歩きながら「浜松にはこんな街並みはないよ」とか「うなぎはホントに美味しいんですか?」などと楽しい会話がはずみます。途中、現存住居の茅葺き家屋を見てパチリ。

 

ゆっくり来たものですから「遅かったなぁ」とご住職にチョットせかされて本堂を通り抜けて縁側まで通していただきます。

本来は檀家さんしか入れないところ。一同「わぁ~綺麗!!」

特別にお庭とそこから望む美しい風景を見ることが出来て、美味しいお茶もいただいて「もう動きたくないわぁ」って声が聞こえてきましたよ。

 

 

お寺を出て台杉に圧倒された後は、たわわに色づいた南天や咲き誇る山茶花を見ながら歩きます。

 

お寺を降りてきて高台から見下ろせば...

壮大な山々と中川の街並みが見えます。

 

近くで見ると大分くたびれてしまった倉庫群。でも歴史の重みを感じます。どんな風に使われていたのか案内人の説明を聞きながらパチリ、パチリ。

 

そこへ、しかのすけクンバスがお迎えに来てお名残惜しいけれどもうお別れの時間。

皆さん、中川を楽しんでいただけたでしょうか?北山丸太のふるさとはこんな所です。

私たちが浜松と言えば鰻、お土産はうなぎパイと思い浮かぶように、この日来て下さった方々も中川って聞いたら北山丸太!台杉!って思ってもらえたら、嬉しいな。

 

京都の秋と言えば有名どころの寺社仏閣に人気が集まりますが、街中の喧騒から離れて少人数でこんな風におしゃべりしながら歩いてみるのもまた、一味違っていいものかも知れません。

少ない時間でしたがお会い出来て良かったです。

浜松の皆さん、お疲れ様でした。またいつか、お会い出来たらいいですね。。

 

 

 

 

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