爺ちゃんの「ずくだせ散歩」!

京都:三条通を嵐山へ(2日目)!

 今日も曇り空の京都です。気温が高くないので過ごしやすいです。
 昨日に引き続き、三条通りを嵐山まで歩くことにしました。再開の出発点は広隆寺前です。
 四条大宮まで歩き、嵐電で太秦広隆寺駅で下車。昨日はここまで歩いて来たわけですから、電車やバスの有難さを実感させられました。
 本当は、一つ先の帷子の辻からスタートすれば良かったのですが、昨日行くのを忘れていた場所があったので広隆寺前からスタートしました。

 大映通り商店街を歩き途中から左の道に入って住宅街の中を歩きます。大映京都撮影所の跡地の石碑が有りました。今は、マンションになっています。この近くには、現在も松竹京都映画撮影所もあり、映画の中心だった地域です

 更に住宅街の細道をクランク型に進んでいくと国指定史跡「蛇塚古墳」が見えてきました。昨日行き忘れた場所がここです。
 巨石を積み上げた巨大な古墳で、秦氏一族の墓と言われる貴重な遺跡です。蛇塚という名は、この石室の中に蛇が住んでいたからだそうです。

 三条通りに戻り地図を見ると、阿弥陀寺というちょっと魅力的な名前のお寺が記載されていたので行ってきました。通り沿いには斎宮神社がありますが、その向かい側にある道を入っていきます。住宅街を進んだ所に阿弥陀寺はありました。小さなお寺ですが、八月には六歳念仏(鐘や太鼓をたたき念仏を唱えながら踊る民間信仰)が行われているようです。

 三条通りに戻り、斎宮神社に寄りました。
 斎宮神社は、伊勢神宮に仕える斎宮(いつきのみや)がここに籠って禊・祓の儀が行われたといわれる旧跡です。境内には樹齢数百年の「椋木」や「さざれ石」などがあります。

 この辺まで来ると、三条通りから山が近くに見えます。

 川(有栖川?)を渡って進んでいくと右手に車折神社の鳥居が見えてきます。平安末期から続く古社で、本殿のほかに芸能神社や弁天神社、清少納言社等の社があちこちに置かれています。テレビなどで「パワースポット」として取り上げられ、女性に人気の神社です。

 本殿の右横を進んでいくと、直ぐ前が嵐電の車折神社駅です。電車で来るとこちらの鳥居をくぐって境内に入ることになります。
 
 ここまで来ると、嵐山ももう直ぐです。斎明神社の石柱等が道端に立っていました。ここへ行く道の反対側の道を入ると鹿王院ですが、先に斎明神社に行くことにしました。

 斎明神社は、1300年代の創建と伝えられている神社で、伊勢神宮の斎王と関係があるようです。

 三条通に戻り反対側の道を入っていくと、鹿王院の案内板があります。それに従って進んでいくと鹿王院になります。

 鹿王院は、室町時代、足利義満が建てた禅寺です。紅葉の名所で、舎利殿を中心に嵐山を借景とした庭園は、時間を忘れて見ていたいと思うほどでした。

 三条通りに戻り、少し歩くと桂川にに出ます。三条通の西端の渡月橋はもう直ぐです。歩いてここまで来たわけですから、大げさに言えば「感動」してしまいました。

 「清滝道三条」の信号の手前を右に入り、安倍晴明公嵯峨墓所へ寄って来ました。長慶天皇陵の南に隣接しています。ここにも安倍晴明の墓所が有るとは知りませんでした。

 すぐ隣ですので、長慶天皇嵯峨東陵(さがのひがしのみささぎ)にも寄って来ました。街中にしては大きな御陵です。長慶天皇という名前は聞いたことがありませんでしたが、1300年代の南北朝末期、南朝の天皇だった方だそうです。

 三条通に戻ってくると、そこは渡月橋が目の前に見えます。
 
 渡月橋の交差点の手前に鳥居があります。大井神社です。今日まで気が付きませんでした。参道には自転車がズラーっと置かれ、とても神社に入る道とは言えませんが、奥には小さな社があります。しかし、秦氏が堤防を造営した時に大堰川の「治水の神」として祀ったのが創建と云われている古社です。

 渡月橋や天龍寺前の道路は、今日も賑やかでした。ほとんどが外国人観光客です。シーズンオフというのが無くなってしまいました。

 渡月橋を渡り、正面の山の中腹に見える法輪寺に行くことにしました。橋を渡った右手に神社が見えました。櫟谷宗像神社(いちたに むなかたじんじゃ)です。奈良時代の創建で「嵐山の弁財天さん」と親しまれていて、金運・財運向上、縁結び等の御利益があるそうです。

 奥にも鳥居があり大堰川の畔に下りることが出来ます。

 渡月橋の前の道を直進し法輪寺に向かいます。途中に法輪寺に上る細い石段がありますが、その先に進みます。

 右手に法輪寺に上る坂道が見えてきます。

 本堂までは、急な石段を登ることになりますが、モミジに覆われた風景を楽しむことが出来ます。

 ようやく本堂です。「嵯峨の虚空蔵さん」とよばれ、13歳になったらここにお参りし知恵を授けてもらう「十三参り」で有名です。
 
 境内には、多宝塔や京都市街を望める展望台があります。晴れていれば良い眺めを楽しむことが出来ます。

 下の道に戻り、阪急嵐山駅から電車で帰りました。
 バスや電車で、嵐山まで約1時間程度で来てしまうわけですが、その三条通を2日間かけて歩いてみました。歩いたからこそ見ることが出来た旧跡もあり、楽しい小旅行気分を味わうことが出来ました。
 昔の人たちの苦労が良く分かった散歩でした。
 今日の歩数は、16,349歩。昨日より歩数が多かった!
 



 

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