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ホーリー モーターズ

2013-04-22 | レビュー
ホーリー モーターズ
Holy Motors

名古屋今池のシネマテークにて上映。
『ポンヌフの恋人』のレオス・カラックス監督13年ぶりの新作。

 HolyMotorsとは、「聖なる乗り物」という意味なのでしょうか?「肉体は魂の乗り物である」と、仏教のキーワードを記憶しています。カラックスさんは、「禅」に傾倒されているのでしょうか。

 映画は、村上春樹的な壁抜けと思われるシーンから始まる。主人公は、映画館に入り込み、九つのアポイントを抱える役者として、夢の世界を生きる。ある時は浮浪者、ある時は怪物、ある時は平凡な父親、またある時は瀕死の老人・・

 人生は役者が役割を演じるがごとく、あらゆる可能性を持つものである。ただしどの役も他者との関わり(=アポイント)によってのみ役を全うできる。

 路傍の石に命が吹き込まれ、転がり始めるように、リムジンたちもまた、役者の魂のエネルギーを原動力に走りだす。

http://www.holymotors.jp/





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