こんにちは!
ごぶさたぶり(ごぶさた+おひさしぶり)です。
前回の更新から2カ月近く空いてしまったでしょうか。
さて、うちの高校も菅平合宿の時期が近付いてまいりました。
県の選抜メンバーに選ばれている選手は一足先に上がっていますが。
少し前ですが、菅平高原に土砂崩れ警戒情報?が発令されていたようです。菅平、涼しいですしグラウンドも整備されていますし合宿には最適な環境だと思うのですが、唯一欠点なのがその気候ですね。都会のゲリラ豪雨ではないですが、夕立というか、急な雷雨に襲われることが多い。尋常じゃない雨量です。そして、割とすぐに止んでしまう。
嫌な気候ですね。
今年は、日本協会の掲げる「JRFU戦略計画2010-2019」に基づき、初の試みとして夏の菅平で中学生の全国大会、「第1回 全国中学生ラグビーフットボール大会」が開催されるようです。
中学生って全国大会はないのですね。しいて言えば都道府県選抜チームが花園で「全国ジュニア・ラグビーフットボール大会」をやっているようですが、高校の花園のようなイメージとは程遠い。2019年のラグビーワールドカップ日本開催に向けた代表強化に、中学生から全国大会の実施が必要だと判断されたのでしょう。
とは言っても、今年は第1回ですから、規模は小さめ。中学校の部とラグビースクールの部に分かれ、それぞれ4チームの計8チームが2日間、それぞれの部でトーナメントを行います。出場校は関東協会所属2、関西協会所属1、九州協会所属1と、三地域から代表が選ばれている格好です。どうやら三地域協会の推薦のようですね。
“本年度より、三地域協会推薦による中学校チーム4チーム、ラグビースクール4チームによる大会を創設し、今後段階的に大会フォーマットを整備し発展させてゆくことを目指します。”
(日本ラグビーフットボール協会Webページより)
ということですから、年を重ねるごとに発展していくことでしょう。楽しみですね!
ルーリングにも大きな変更点が。ルール改正ではないようですね。ルール解釈の変更ですから、Lawsの文言に変更はない。
今年はBig4と呼ばれる、4つに大別された変更箇所があります。ちょっと前に県のレフリー・ルール講習会がありました。そこでもだいぶ物議を醸していたというか、困惑というか、とにかく、レフリー・プレーヤーともに対応できるのかという不安を感じます。
Big4は、
・タックラー
・スクラム
・ラインアウト
・キックオフサイド
の4点ですね。大目玉はタックラーかと。競技規則第15条「タックル」6.(c);
“(c) ボールキャリアーの相手側プレーヤーがボールキャリアーを地面に倒しタックルが成立したら、立ったままでいる相手側プレーヤーは、ボールとボールキャリアーを放さなければいけない。その後、立っているいずれのプレーヤーも、ボールの後方、かつ、自陣ゴールラインに近い側のタックルされたプレーヤーまたはタックラーのいずれかの真後ろから、ボールをプレーすることができる。
罰:ペナルティキック”
この条文の前半を解釈しなおしたということでしょうか。とにかく、タックルの成立(=ボールキャリアーがディフェンスプレーヤーに捕えられて地面に倒されること)にかかわったすべてのディフェンスプレーヤーは、一度ボール及びボールキャリアーを離してからボールにコンテストしなければいけない。究極のノット・ロール・アウェイですよね。
反則名としては“ホールディング”だとか。ルールブックにシグナルも載っていますよ。あくまでも、ルール解釈の変更ですから、ちゃんと競技規則に載っている内容なのです。
このルーリングを伝達されてから6試合ほど吹きましたが、けっこうありますね。特にうちの高校はジャッカルプレーを得意なプレーとして教えてきましたから、今までナイスプレーであったジャッカルプレー、ビハインドを取りに行くアシストタックルからのジャッカルなどが、すべてペナライズされてしまうわけです。たまりません。
そして、この“ホールディング”の反則があるということは、ノット・リリース・ザ・ボールをペナライズするシーンというのは極端に減ってくるのではないでしょうか。ノットリリースの反則が最も起きるシーンって、タックル成立からラック形成までの間ですからね。
このような話をプレーヤーにしたり、このルーリングでペナライズしていて言われたこと。「自分がボールキャリアーでボールに絡まれたら、自分から寝に行けば、ディフェンスプレーヤーはボールを放さなければならないので、ペナルティもらえるかボールキープできるんじゃないか」と。要するに、絡まれてやばいと思ったらとにかく寝にいく。膝をついてからも、ディフェンスプレーヤーがボールに絡みつつづけたら、それはホールディングとペナルティがもらえる。
よく考えると、「タックル」とは「ディフェンスプレーヤーに倒された」場合ですから、自分から倒れたケースはこれに該当しない。したがってホールディングは取られませんね。
でも、自分から倒れたか相手に倒されたかなんて、そう簡単に判断できるケースばかりではありませんから。。。
レフリー泣かせのルーリングという感想ですね。
実際、どのくらいの基準でペナライズされているのか。
菅平でそのあたりをしっかり観察してきたいと思います。
ごぶさたぶり(ごぶさた+おひさしぶり)です。
前回の更新から2カ月近く空いてしまったでしょうか。
さて、うちの高校も菅平合宿の時期が近付いてまいりました。
県の選抜メンバーに選ばれている選手は一足先に上がっていますが。
少し前ですが、菅平高原に土砂崩れ警戒情報?が発令されていたようです。菅平、涼しいですしグラウンドも整備されていますし合宿には最適な環境だと思うのですが、唯一欠点なのがその気候ですね。都会のゲリラ豪雨ではないですが、夕立というか、急な雷雨に襲われることが多い。尋常じゃない雨量です。そして、割とすぐに止んでしまう。
嫌な気候ですね。
今年は、日本協会の掲げる「JRFU戦略計画2010-2019」に基づき、初の試みとして夏の菅平で中学生の全国大会、「第1回 全国中学生ラグビーフットボール大会」が開催されるようです。
中学生って全国大会はないのですね。しいて言えば都道府県選抜チームが花園で「全国ジュニア・ラグビーフットボール大会」をやっているようですが、高校の花園のようなイメージとは程遠い。2019年のラグビーワールドカップ日本開催に向けた代表強化に、中学生から全国大会の実施が必要だと判断されたのでしょう。
とは言っても、今年は第1回ですから、規模は小さめ。中学校の部とラグビースクールの部に分かれ、それぞれ4チームの計8チームが2日間、それぞれの部でトーナメントを行います。出場校は関東協会所属2、関西協会所属1、九州協会所属1と、三地域から代表が選ばれている格好です。どうやら三地域協会の推薦のようですね。
“本年度より、三地域協会推薦による中学校チーム4チーム、ラグビースクール4チームによる大会を創設し、今後段階的に大会フォーマットを整備し発展させてゆくことを目指します。”
(日本ラグビーフットボール協会Webページより)
ということですから、年を重ねるごとに発展していくことでしょう。楽しみですね!
ルーリングにも大きな変更点が。ルール改正ではないようですね。ルール解釈の変更ですから、Lawsの文言に変更はない。
今年はBig4と呼ばれる、4つに大別された変更箇所があります。ちょっと前に県のレフリー・ルール講習会がありました。そこでもだいぶ物議を醸していたというか、困惑というか、とにかく、レフリー・プレーヤーともに対応できるのかという不安を感じます。
Big4は、
・タックラー
・スクラム
・ラインアウト
・キックオフサイド
の4点ですね。大目玉はタックラーかと。競技規則第15条「タックル」6.(c);
“(c) ボールキャリアーの相手側プレーヤーがボールキャリアーを地面に倒しタックルが成立したら、立ったままでいる相手側プレーヤーは、ボールとボールキャリアーを放さなければいけない。その後、立っているいずれのプレーヤーも、ボールの後方、かつ、自陣ゴールラインに近い側のタックルされたプレーヤーまたはタックラーのいずれかの真後ろから、ボールをプレーすることができる。
罰:ペナルティキック”
この条文の前半を解釈しなおしたということでしょうか。とにかく、タックルの成立(=ボールキャリアーがディフェンスプレーヤーに捕えられて地面に倒されること)にかかわったすべてのディフェンスプレーヤーは、一度ボール及びボールキャリアーを離してからボールにコンテストしなければいけない。究極のノット・ロール・アウェイですよね。
反則名としては“ホールディング”だとか。ルールブックにシグナルも載っていますよ。あくまでも、ルール解釈の変更ですから、ちゃんと競技規則に載っている内容なのです。
このルーリングを伝達されてから6試合ほど吹きましたが、けっこうありますね。特にうちの高校はジャッカルプレーを得意なプレーとして教えてきましたから、今までナイスプレーであったジャッカルプレー、ビハインドを取りに行くアシストタックルからのジャッカルなどが、すべてペナライズされてしまうわけです。たまりません。
そして、この“ホールディング”の反則があるということは、ノット・リリース・ザ・ボールをペナライズするシーンというのは極端に減ってくるのではないでしょうか。ノットリリースの反則が最も起きるシーンって、タックル成立からラック形成までの間ですからね。
このような話をプレーヤーにしたり、このルーリングでペナライズしていて言われたこと。「自分がボールキャリアーでボールに絡まれたら、自分から寝に行けば、ディフェンスプレーヤーはボールを放さなければならないので、ペナルティもらえるかボールキープできるんじゃないか」と。要するに、絡まれてやばいと思ったらとにかく寝にいく。膝をついてからも、ディフェンスプレーヤーがボールに絡みつつづけたら、それはホールディングとペナルティがもらえる。
よく考えると、「タックル」とは「ディフェンスプレーヤーに倒された」場合ですから、自分から倒れたケースはこれに該当しない。したがってホールディングは取られませんね。
でも、自分から倒れたか相手に倒されたかなんて、そう簡単に判断できるケースばかりではありませんから。。。
レフリー泣かせのルーリングという感想ですね。
実際、どのくらいの基準でペナライズされているのか。
菅平でそのあたりをしっかり観察してきたいと思います。