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地球が回ればフィルムも回る(gooブログ)

『食卓の肖像』『悠久よりの愛 -脱ダム新時代』などを制作した記録映像作家、金子サトシのブログ。

広瀬香美ライブの福袋

2006-01-03 23:48:01 | 音楽・演劇
もう3日も終わりますが、このブログを読んでくださっている皆さま、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

ところで、正月と言えば福袋ですが、下記にある広瀬香美ライブの福袋って誰に当たったんでしょうね。

http://www.hankyu-dept.co.jp/honten/fuku/main3.html

>広瀬香美スペシャルライブ福袋
500,000円【限定1組2名様】
(消費税・サービス料等込)
協力:JVC エンタテインメント・ネットワークス(株)、ホテル阪急インターナショナル
2006年2月にニューシングルをリリースする広瀬香美さんが、ホテル阪急インターナショナルのスイートルームで、あなたのためだけに贈るプライベートライブです。(3曲、約30分間)
もちろんライブの後は、そのお部屋にお泊りいただけます。
※実施日は2006年2月中旬を予定。
 ご相談のうえ、決めさせていただきます。

朝日新聞に竹中労『ビートルズ・レポート』の記事掲載

2005-12-22 01:43:04 | 音楽・演劇
*朝日新聞に竹中労『ビートルズ・レポート』の記事が出ました。しかも1面に。
 僕はリアルタイムでビートルズ来日を知らないけど、『ビートルズ・レポート』は学生時代に読んで感銘を受けた愛読書のひとつなので嬉しいことですが、でもなんだか、こういうのも「歴史」として語られるようになってしまったということではありますね。

(朝日新聞、12月20日夕刊より)
ニッポン 人・脈・記  ビートルズの時代(7) 匿名6人が「祭り」をルポ 無頼の人革命を見る

 竹中労は物騒なルポライターだった。
 有名人や権力者の秘事を容赦なく暴く。東京都庁乱入や傷害事件で何度も逮捕される。背中一面に彫り物をし、自ら醜聞をふりまく、山谷の労働者を支援し、「世界革命人」を名乗ったアナキスト。異能、無頼の人だった。
 ビートルズの来日を控えた66年5月。女性誌の専属を離れ、フリーで売り出し中だった竹中は、連日、新聞記者や編集者を喫茶店に呼び出して口説いた。
 「来日は大騒動になる」「どす黒い舞台裏があるんだ」。右翼や政界の大物の名をちりばめた長広舌。「反権力、反体制で一切を記録し、本にする。協力しないか」

 竹中の誘いに6人が応じた。竹中以外は会社に内証で、匿名参加。ビートルズが泊まる東京ヒルトンホテルの857号室を取材本部にして、来日と同時進行の執筆が始まった。
 報知新聞記者だった、音楽評論家伊藤強(70)。ホテル9階にあった報知の取材本部で新聞用の原稿を書き、仮眠の時間に抜け出して、857号室でルポを書いた」
「寝る間がなかったけれど楽しかった。これは歴史的な記録だ、会社では出来ない仕事だと思っていた」
 ビートルズを招いた協同企画の代表秘書、清水和江(65)は内部情報の提供者として加わった。
 竹中に誘われた時、「いつもの竹中さん流の大仰な話だ」と思ったが、うなづくところもあった。
 来日契約の2週間も前に、警視庁から「警備計画を相談したい」と電話があった。相談に出かけた同僚は、警察がファンクラブのトラブルまで調べ上げているのに驚いていた。清水は、竹中に「70年安保をにらんだ警備演習だ」と言われて、ありうる話かも知れないと思った。
 それに、竹中の誘いを断って、会社が「悪の呼び屋」と描かれても困る。清水は、招請のいきさつや、ビートルズの動きをルポする役目を引き受けた。
 7月中旬、本が出来た。書名は「ビートルズ・レポート」。B5判129ページ、月刊誌「話の特集」の臨時増刊として発売された。
 「反社会的な音楽に外貨を使うな」と論陣をはった評論家。期間中に警察が補導した子どもの数。大量に余った入場券の謎。女子高生対談。細部の積み重ねに、スキャンダル誌風の悪態がまじる。
 全体を貫くのは「純真なビートルズファンの少年少女」と「ビートルズを理解できず、欲望だけのおとなたち」の対立構図だ。
 36歳の竹中はどちら側だったのだろう。
 「彼は、あの本で名を上げようとしていたと思う」と、「話の特集」編集長だった矢崎泰久(72)は言う。古い記者仲間だった竹中に、「来日ルポは売れるぞ、もうかるぞ」と出版を持ちかけられた。
 「来日は巨大な『祭り』だった。竹中が、権力者は祭りを利用したがる、浮かれてはいけないと言いたかったことも確かだ」
 来日直前に書き上げた「呼び屋」(弘文堂)で、竹中は「くたばれ、ビートルズ! 若者に、若者自身の歌を……」と書いた。
 ところが82年にはこう書いた。「イエスタディが私は好きだ、レット・イット・ビーはわが生涯の名曲の一つだ」「ビートルズは批評の対象ではなく、一個の原理であった」「彼らとの出会いで私は転生した、(中略)革命の新たな志と、実践を見出す(みいだす)ことができたのである」

 結局「ビートルズ・レポート」は売れなかった。少年少女には、ややこしすぎた。
 贈呈した作家の何人かがほめてくれた。三島由紀夫は、「戦後3大ルポルタージュの一つだ。家宝にする」と電話をよこし、追加を5冊注文した。評判がじわじわ広がり、復刻が重ねられた。
 96年の復刻で、伊藤や清水たちは初めて原稿料を受け取った。5年前に60歳で逝った竹中が、来日30年記念でくれた、ごほうびのようだった。 (湯瀬里佐)

大人計画の芝居『キレイ』

2005-07-15 23:32:56 | 音楽・演劇
渋谷文化村で大人計画の芝居『キレイ ー神様と待ち合わせた女ー』鑑賞。
新感線もそうだけど、芝居のノリには合わないところもあるのだが、たまに見ると新鮮。
特に、ヒロインが二人一役で、成人前は鈴木蘭々(最初、この役は酒井若菜がやる予定だったのだが体調悪く降板したらしい)、成人後は高岡早紀が演じていて、同時に出てきて会話をしあっているのは映画ではあまり見かけない手法なので興味をひかれる。

高田渡氏、死去

2005-04-16 22:35:30 | 音楽・演劇
フォークソング歌手の高田渡氏が死去。お悔やみ申し上げます。
未見だけど、晩年に若手女性監督により『タカダワタル的』というドキュメンタリー映画が撮られたことは良かったのではないでしょうか。
この人は、好きだ嫌いだの歌を4分も5分もかけて歌うことはない、本当に大切なことは30秒かからずに言えるはずだと短い歌に執着していたのが面白いです。

(ニュース)
訃報 高田渡さん56歳=フォ-クソング歌手の草分け
 日本のフォークの草分け的存在で「自衛隊に入ろう」「コーヒーブルース」などの曲で知られた歌手の高田渡(たかだ・わたる)さんが16日午前1時ごろ、北海道釧路市内の病院で死去した。56歳。葬儀の日取りなどは未定。
 68年に自作の反戦フォーク「自衛隊に入ろう」を歌って注目を浴び、翌年アルバムデビュー。フォーク草創期の中心歌手の一人。世相を風刺した明治、大正の演歌の歌詞や現代詩をアメリカ民謡のメロディーにのせてギターで弾き語りする独自のスタイルでオリジナル曲を作り、全国各地の小さな会場を回って歌った。代表曲は「生活の柄(がら)」「コーヒーブルース」など。電気が15アンペアまでしか使えない二間のアパートでの暮らしぶりなどを記録した映画「タカダワタル的」が昨年公開され話題になった。
 高田さんはコンサートツアー中の今月4日、釧路市内で倒れて入院していた。
(毎日新聞) - 4月16日17時29分更新