懐かしいタバコの銘柄だ。
今でも販売していたとは!
フィルターのない、いわゆる両切りのタバコだ。
タバコの葉の詰まり具合が悪く、うまく吸うのにちょっとしたコツが要る。
久しぶりにこのパッケージを見つけたのは、釜が崎の某所。
恒例の夏祭りで賑わう三角公園の近くだ。
この時期公園の特設ステージでは、様々な出し物がひっきりなしに繰り広げられる。
日頃の憂さを晴らす労働者の顔には、めっきりシワが目立つ。
ある時期は重宝された日雇いの労働力。
薄い保証の中で働き、時として真っ先に切り捨てられてきた。
高齢化した彼らに対して、政府は余りにも冷たい。
たっぷりと汗をかいた後のビールの旨いこと!
この平和も、経済成長も彼ら抜きにしては達成できなかったはずなんだが…