6月28日(日)、安田町で軍鶏(しゃも)の闘鶏決勝戦が開催されると言うので、根木さんに誘っていただき、出かけました。
昨年の12月1日から始まり、28場所を重ねて決勝戦だそうです。
中芸軍鶏組合の西岡貞美組合長や竹内土佐郎さんに、いろいろ親切に教えていただきながら見学・取材させていただきました。
軍鶏は闘鶏をさせるために飼っており、けんかをしない軍鶏の肉は柔らかくて美味しくない・・・と話されていました。
闘鶏をするために(本能的な素質を引き出すために)、日頃から硬いところを歩かせたりして鍛えている・・・だから筋肉質で軍鶏肉は美味しいのだそうです。

キビ(とうもろこし)の割り(砕いたもの)、米の二番口(脱穀するときに二番目に出てくる品質の落ちる米?)、ヒシャイダ麦(平たく押しつぶした麦)を餌として与えているとか!
これの2リットル入りを3日で食べてしまう・・・また、水は1.5リットルが2日で・・・

組合長は35羽くらい飼っているが、多い人は80羽くらい飼っている人もおり(ひよこも含む)、中芸地区で120~130人が2,000羽くらい飼っている。
卵は、親の体重が重すぎるので、孵卵器か他の地鳥に抱かして孵化させていると話していました。

同行してくださった根木さんは、この中芸地区の軍鶏文化を、地域活性化の手段の一つとしてもっと活用できないかと考えています。
闘鶏をはじめ、軍鶏鍋や燻製などについて、関係の人たちといろいろ相談したり、闘鶏を見学して軍鶏鍋を食べるツアーを企画したり・・・
組合長の話によると、イタリアをはじめ東南アジアなど外国からの注目度もあるようですし、大阪からバスで30人くらいが来られることも・・・とのことです。

戦い済んで、飼い主が一生懸命世話をしていました。勝者の軍鶏は、次の戦いに向けて準備をしなければなりません・・・勝ち上がりです。
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高知県東部では、今も闘鶏がさかんである。安田町には、町立の闘鶏場があり、日曜ごとに、男たちが自慢の軍鶏(しゃも)を持ち寄って、闘鶏に興じている。闘う軍鶏たちを見つめる男たちの視線は、熱い。
軍鶏闘鶏 安芸郡安田町
中芸軍鶏(しゃも)組合
場所:安芸郡安田町西島 中芸軍鶏組合安田場所 (安田駅より少し北、安田川東沿い)
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連絡先:西岡貞美組合長宅 TEL/FAX:0887-38-5709
高知県内、随一の闘鶏場
闘鶏開始:12月第1日曜日(毎週日曜)・・・終了:6月末日曜日 午前9:00~取組み終了まで
HN:サカチャン
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