たまごっこ

神経調節性失神(NMS)と抗リン脂質抗体症候群,アレルギー体質。IVF-ET20回め挑戦!アラフォーです。

失神させるテスト(2006年1月11日)

2006-01-14 10:27:25 | 神経調節性失神
2006年1月11日

失神の状況を精査し病名を確定するためにT総合病院に入院して検査することになった。問診による診断では「神経調節性失神」とついていたが、治療をすすめるためには必要な検査であるという医師からの説明があったために受けることにした。
その名は「Headup Tilting Test」ひとことで言うと失神誘発試験でわざと失神させて状況を見る検査だ。失神時に心停止する危険性もあり、循環器専門の医師2名とイザという時の心肺蘇生用の機器を準備するという大掛かりな検査であった。

詳しい検査の内容はというと…
病室から車椅子に乗り検査室へ向かった。検査室にはベッドがあり、そこに横になってから転落防止用のベルトで足と胸のあたりをガッチリ固定された。うぅ身動きとれない…まるで俎の上の鯉の心境…。そこに心電モニターと血圧計を装着され検査開始。
おもむろにベッドが起き上がり起立した状態になる。しばらくそのままにされ気分はどうかと質問され何も変化ないと答えたらベットが横になった。(おそらくここで失神を誘発する薬が投与されたと思う)
再びベットが起き上がった。医師からはあらかじめ「ダメだと思ったら止めるので早く伝えるように」と言われてた。息があがってきたのは分かるが、いつもの失神前と変わらないので「まだもう少し大丈夫かな」と思っていた。
ボンヤリ目が覚めると、覗き込むたくさんの顔顔顔…。ここで初めて「あぁまた失神したんだ」と気がついた。医師からは「頑張りすぎちゃいましたね」と言われた。

病室への帰り道はベッドが迎えに来てくれた(笑)。自分では普通に歩けるのに、と思ったが安静にしなさいということなのだろう。そのまま病室まで運ばれた。

その後の診断で間違いなく「神経調節性失神」であることが言い渡された。
同時にショックなことも告げられた。医師からは「妊娠・出産を希望されているようですが、あまりにもリスクが大きすぎる。胎児のことを考えると薬の投与もできない。何かあった場合の保障がないので諦めるという道も考えたほうが良い」と言われた。

それからずっとずっと涙が止まらなかった。


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