でごでごな日々   猫+犬と私の日常

9猫+1犬、時々保護猫と暮らしています。イラスト描いています!絵がきたなくてごめんなさい・・・

親分は大変なのです!

2011年09月30日 | うちにゃん





エイトが食欲無いなんてこと、ここ何年もなかったけれど、
いぬ吉・ねこ吉が入院している間は、食欲もなくてずーと元気がなかったのです。


猫ってなんーんにも分かっていないようなふりをして、意外といろいろ分かっているのかも・・・
手先も器用だし、頑張ればお掃除くらい出来るようになるんじゃないかい?


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この前も書いたので、ダブりまくりの話ですが・・・
せっかく書いていたのでUPします。(漫画書いたのは7月頃・・・)

多分UPしていないよね?・・・







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猫の口内炎の話 6 手術写真

2011年09月26日 | 猫エイズ・口内炎


手術をしてから4ヶ月

いぬ吉はすっかり元気になり、今ではカリカリも食べられるようになりました。
私としてはあんまりカリカリは食べさせたくないのですが、カリカリが大好きで他のごはんは砂かけちゃうのです。

そして、お口が痛くて出来なかったいろんな事が出来るようになりました。

毛繕いが出来るようになりました。
みんなの事も舐めてあげられるようになりました。
おもちゃで遊べるようになりました。
欠伸が出来るようになりました。




ねこ吉、帰って来てしばらくはご飯に固まりがあると「ギャ」っと痛がっていたので
ペーストにしたご飯を食べていましたが、4ヶ月経った今では時々台所に忍び込み
ふうちゃんの残したカリカリを盗み食いできるようになりました。


お皿まで食べちゃうんじゃないかと思うくらい、ご飯をよく食べてくれるようになりました。
元気にあちこち歩き回って一日中ご飯を食べたがって、階段を上ったり下りたり
わん太を叩いたり怒ったり忙しそうです。


滝のように出ていたヨダレは、もう殆ど出ません。
少しだけお口の周りが汚れるくらい。
もうお洋服を着る必要もありません。
毛繕い出来るようになりました。




手術後は、ご飯の支度も随分楽ちんになりました。
手術前のご飯
ねこ吉は市販の缶詰。
いぬ吉は、カリカリと缶詰。

先生にはなるべく「肉や魚に野菜を混ぜた物」を食べさせた方がいいと言われました。
カリカリをたべさせるのに比べ歯石が付きにくいのだそうです。(これはわんこも同じ)
それから体にもいいそう。
こちらの本を買いました。

わかっていても毎回ご飯を作るのは大変だから、週に何度か(夜だけ)茹でた鶏肉にニンジンを混ぜたものを食べさせています。
でも、好んで食べるのは「エイト」と「ねこ吉」と「がま吉」と「わん太」だけ。
他の猫どもは、上から缶詰をかけてあげないと食べません。




すごく悩んでやっと決心できた手術ですが「もっと早くやってあげればよかった」というのが今の私の気持ちです。
長年猫の口内炎で悩みネットで情報も集めていたのに、専門のお医者さんがあること自体知りませんでした。
歯を抜かなければいけない理由も知りませんでした。
もちろん治せると言う事も。


私は知らない事だらけでした。


7年かけ生活費をくすねコツコツためた私の秘密の貯金はスッカラカンです・・・からっけつです。
あまりにもビンボウで自分の老後が不安です。
※我が家の場合、治療費は思っていたより随分高くなりました。




でも、二人がご飯をモリモリ食べる姿を見ていると嬉しくって小躍りしちゃいます。






さて、ここから手術写真。


痛々しいので苦手な方は見ないように・・・






いぬ吉


歯が虫歯で溶けています。
下の写真は、手術が終わった所。

いぬ吉の歯

ねこ吉の歯に比べしっかりしています。






ねこ吉

口角まで赤くただれています。
口の中は真っ赤で、歯が無い所もあり、虫歯も沢山ありました。



ねこ吉の歯

菌が沢山付いています。歯もボロボロで細かくなってしまっています。




二人の口の中は、今では綺麗なピンク色になりました。







最後に




この話を書いたのは忘れっぽい私が忘れないように・・・
そして猫の口内炎で悩んでいる方の参考になれば・・・

手術を勧めるために書いたわけではありません。
考え方は人それぞれですし、猫ちゃんの体力も、性格も、状態も、皆違います。
この手術は、費用もかなり高い、そして何より、リスクが高い。


少しでも、この情報が同じ病気で悩んでいる方のお役に立てると幸いです。



※追記:2012年2月8日に「いぬ吉」は、虹の橋をわたって行きました。
 麻酔による負担もあったのではないかと思っています。
 その後の予防接種(これは半月後に自己判断で行いました)が悪かったのかもしれません。
 ただ、お口の中は完全に完治していました。


※追記:2012年12月22日に「ねこ吉」は、虹の橋をわたって行きました。
 ねこ吉の口の中は手術後1年を過ぎた頃からものすごい勢いで良くなって行きました。
 死んでしまう半年くらい前からはカリカリを食べても全く痛まず、最後の最後まで大好きな牛肉と
 茹でた鶏のささみを沢山食べてくれました。
 ねこ吉は腎臓が悪くなり、それによって貧血がおき、最後は輸血できない状態になってしまいました。
 手術により腎臓に負担をかけてしまったのではないかと思っています。
 ただ、最後までご飯を美味しく食べてくれたのはとても嬉しい事でした。


いぬ吉が死んでしまった時、やはり手術による負担が大きかったのかと悔やんだり、ブログに載せてよかったのだろうか・・・
すごく悩みました。
しかし、ねこ吉は手術から1年半頑張って生きて美味しくご飯を食べてくれました。
痛みから解放してあげられた・・・それだけは、本当によかったと思っています。

でも、もし今後他の子が口内炎になったら、手術するかどうか・・・やっぱり私はすごく悩むと思います。




 
 


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終わり

その後の様子については引き続き書いていきます。
「カテゴリー・猫エイズ・口内炎」







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猫の口内炎の話 5 いぬ吉の退院、ねこ吉の再入院

2011年09月23日 | 猫エイズ・口内炎


手術が終わってから1週間後、いぬ吉は予定通り家に帰れることになりました。

家に帰ってからしばらくは、まだ傷が完全に治っていないので、ゴミが傷に入らないよう、
食事は生肉や生魚だけ、食後はスポイトで口内洗浄します。

2週間すぎた頃から、a/d缶や、缶詰のご飯もたべられるようになり洗浄も必要なくなります。


ねこ吉は、いぬ吉より3日長く入院でした。
エイズの子は2週間ほど入院が必要と言われていたのですが、驚異の快復力で通常より随分早く退院できる事になったのです。
茶トラは、平均強い子が多いらしいです。




しかし・・・・




3時間の手術は、ねこ吉の体にダメージを与えていました。

家に戻ったねこ吉、ご飯を全く食べてくれず、水も飲まない・・・
ただ、じーっと隅っこでうずくまっているだけ。

3日間様子をみていたのですが、一向に食べる気配がない・・・
病院に連絡したら「すぐに連れてきてください」と言われ、慌てて自由が丘の病院へ。



家に帰ってすぐに撮った写真。ぐったりしています・・・


長年のステロイド投薬で肝臓が弱っていた所に、3時間の手術、肝臓の数値が急激に上がってしまったのです。


肝臓を治す薬と高濃度ビタミンの点滴をするため、再び入院となってしまいました。




ねこ吉、2回目の入院中。面会に行ってもTVカメラ越しにしか会えません。



1週間後、肝臓の数値が通常より少し高いくらいまで戻ったので、家に帰れると連絡がありました。
「飲み薬で様子を見ましょうという」事でした。



今度は、家に帰っても、モリモリご飯を食べてくれました。
でも、なんだか腑抜けちゃって、いつものガツガツした、何があっても生き抜いてやるみたいな野良魂が
弱くなってしまってとても心配でした。



ねこ吉が、がっちり元気になってきたのは、実はわん太が来てから。
わん太に「ご飯とお母さん」をとられないよう必死になってからなのか、たまたま元気になる時期だったのかは?ですが・・・

わん太を入れることによって、ねこ吉の具合が悪化したらどうしようと思っていたのですが、
競争心がねこ吉の魂に火をつけたようです。



続く




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二人が入院中、1番元気のなかった猫・・・



食欲もなくって、ずっと毛布に潜って出てきませんでした。










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猫の口内炎の話 4 ねこ吉の手術

2011年09月22日 | 猫エイズ・口内炎


いよいよ「ねこ吉」の手術の日。

エイズの子が手術に耐えられるのだろうか・・・
口の状態もいぬ吉よりずっと悪いはず・・・


いろいろ考えると恐くて、頭の芯の部分がずっと「じーん」ってなっていました。


血液検査の結果は、なんと「いぬ吉」よりもずっと良くて、貧血も全くありませんでした。
手術前、ちょこっとだけ顔を見せてもらって、ねこ吉は手術室へ

後は祈ることしかできません。


いぬ吉の手術で「ピーッ」という音にはだいぶ慣れましたが、やはり落ち着かず。
立ったり座ったり・・・
もうそれしかできない状態でした。

いつまでたっても手術が終わらない・・・
ヒテテからも「ねこ吉、まだ終わらないの?大丈夫?」と、電話が・・・




待つこと3時間半・・・
やっと先生が現れました。




でも、一言も口を聞かない・・・私も恐くて何も聞けない・・・
先生の沈黙が長く感じられましたが、多分3分くらい・・・


やっと先生の口から「無事に終わりました」と、一言。

先生は、あまりにも大変な手術で消耗しきって、口も聞けなかったみたいです・・・


ねこ吉の歯はもうボロボロで、ちょっと触ると取れてしまうのですが、根っこが歯茎に残ってしまい
それも取り除かないと口内炎が再発してしまうので、取り除くのが大変だったそうです。
口の中は炎症でぐちゃぐちゃで、菌はあごの骨まで達していて、骨も少し削り取り、目の近くまで膿が溜まっていたそうです。




「この状態でよくご飯食べていました、生きたいという力が強い子なんですね。」と、先生に感心されました。




いぬ吉の手術後は、すぐに会わせてもらえましたが、ねこ吉はすぐに他の部屋に連れて行かれ、会うことはできませんでした。




続く



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手術後の「ねこ吉」は、奇跡の復活を遂げました。
エイズの子は、回復が普通の子の2倍かかると言われたのですが、ねこ吉、手術後すぐに、
もう「生肉」を食べて、便も出たそうです。

エライ子なんです。
それとも、ただの「いやしんぼ?」



※写真は手術から5日後くらいICUから普通のお部屋に移動した日です。
 ICUに入っていた日は、いぬ吉が3日、ねこ吉は5日でした。
 ねこ吉は、すぐに看護士さんにもなついて、病院ではとても可愛がられていました。
 








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猫の口内炎の話 3 いぬ吉の手術

2011年09月21日 | 猫エイズ・口内炎


「やります!」と、私が決心したら、そこからは話が早かった・・・

早速、手術の日取りが決まりました。
まずは「いぬ吉」から。

病院に連れて行った次の日、手術になりました。
なので、その日はそのままお泊まり。

ねこ吉一人を連れて家に帰りました。


次の日、午後から手術が始まるというので手術時間の30分前に病院に行きました。


小さい病院だから、どこに手術室があるのだろうと思ったら、手術室は病院の横にあるアパートの一室にありました。
そこに院長の部屋があり、私はそこで手術が終わるのを待つのです。


前日に血液検査をして健康状態を調べます。
いぬ吉は、ひどい貧血状態でした。
先生の話だと、貧血の状態はあまり良くないので、なるべく手術時間を短くしたいというお話でした。


手術が始まり、隣の部屋から「ピッピッ」という心音が聞こえてくると、意味もなく不安に・・・
時々「ピッー」という音が聞こえると、心配で心臓がバクバクしました。


漫画を持って行ったのに、集中できず何度も同じページを読んでるし、
ソファーを立ったり座ったり、部屋をうろうろしたり・・・
エアコンの付いた涼しい部屋にいるのに汗ビッショリになってしまいました。


3時間かかるかもと言われていた手術は、1時間半で終わりました。
あまりにも早く先生が手術室から出て来たので、何かあったのか?と、心臓が飛び出しそうでした。

この日は、スタッフが揃っていた事と、助手の先生がいたので予定より随分早く手術を終わらせる事ができたそうです。


手術後の先生は、全身汗でぐっしょりで、言葉も出せないくらい消耗していました。
いぬ吉は、歯がとてもしっかりしていて抜くのが大変だったそうです。
口腔内の炎症は舌にもあり、舌が真っ赤な状態で、炎症はかなり酷い状態でした。


手術は無事に終わりましたが手術後3日は状態が変わりやすいので、先生と看護士さん達が、夜中も交代で様子を見てくれます。
ここからは、本人(いぬ吉)の体力勝負!!(いぬ吉の場合、ここが1番心配だったりしたのですが・・・)

「ねこ吉」の手術も控えているので、まだすっかり安心はできないけれど、とりあえず「ホッ」としました。

これで、食べられるようになれば完治。
長年苦しんだ口内炎とはさようならできるのです。



そして、この2日後は、「ねこ吉」の手術なのでした。

続く



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手術から2日後の「いぬ吉」
高濃度ビタミンの点滴をしています。
あまりにも動かないのですごく心配だったのですが、この時にはもう「生肉」を食べて、便も出たそうです。

いやしんぼで良かった(涙)


※なぜ生肉かというと・・・
手術後は口の中が傷だらけなので、カリカリや缶詰などのカスが傷に入るのを避けるため
生肉・茹でた肉・魚などをたべさせます。
傷が治まってくるとa/dなどで栄養をとるようにします。






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