でごでごな日々   猫+犬と私の日常

9猫+1犬、時々保護猫と暮らしています。イラスト描いています!絵がきたなくてごめんなさい・・・

ねこ吉の口内炎・手術から1年

2012年06月16日 | 猫エイズ・口内炎



「ねこ吉」と「いぬ吉」が口内炎の手術をしてから約1年が過ぎました。

手術後は長年の痛みから解放されて、二人ともモリモリご飯を食べてくれて
これから元気になってくれるんだ!よかった!って、とても安心していました。


しかし、手術から半年後、いぬ吉は死んでしまいました。
検査をしなかったのでハッキリとはわかりませんが、多分腎臓が悪くなっていたのだと思います。
死んでしまう1週間前から大量の水を飲むようになり、食欲がなくなってしまいました。
おしっこは無臭で透明でした。

長時間手術の影響もあったかもしれない、体調が良くなったからと思って打った予防接種のせいだったかもしれない、
それ以前に口内炎の治療で体が弱っていたかもしれない。
今でもいろいろ考えてしまいます。


ねこ吉は、ぴったり止まっていたヨダレが3ヶ月ほど前からまた出てくるようになりました。
体調が悪くなるとヨダレが止まらなくなるのです。

毎朝のお口洗浄と顔ふき、洋服でヨダレをカバーは復活です。
しかし、以前のようなヨダレ自体のニオイは殆どなくなりました。

そして、最近、急に水を沢山飲むようになりました。
心配で2回ほど血液検査をしてもらったところ、今の所腎臓は異常はナシと言う事でした。

こんな状態でも、ご飯は好き嫌いせず何でもモリモリ食べてくれていたので安心していたのですが、
今月初め頃から、また体調を崩し口の中が見た目にわかるくらいネバネバして、
それが気持ち悪いのか、ご飯をあまり食べなくなってしまいました。

完全に体力が落ちてしまう前になんとかしなければと、いつもの病院で点滴と抗生剤を一週間ほど毎日打ってもらいました。

ねこ吉の状態を調べて、それに合った治療をしていくと言うことは大事な事なんだろうと思ったのですが
多飲、多尿(多尿はもう何年も前から)の病気は、腎臓以外にもかなりあるし、ねこ吉は普通の猫に比べると
病院での治療、検査、注射打たれたり、入院したりした回数は倍以上・・・
いつもの先生といろいろ相談して、今回は体に一番負担のかからない方法で治療してもらう事にしました。


ダラダラと滝のようにでていたヨダレと口の中のネバネバは、点滴と抗生剤でなんとかおさまってくれました。

食欲はと言うと・・・

キャットフードは見向きもしませんが、なぜかお刺身とかお肉なら食べてくれます。

好き嫌いしているのか、本当に食欲がないのか・・・よくわからない状態ですが・・・

とりあえず食べてくれていればいいや!

と思ってここ2、3日、朝からお刺身を切ったりしています・・・(;・∀・)

そんな状態のねこ吉です。



ねこ吉が元気になるまで、毎日お刺身買いに行くからね。



お刺身を食う「ねこ吉」



わん太は焼き芋わんた~



そうそう、口の中の状態は、相変わらず血がでたり、ヨダレはでますが、痛みは無いようです。
以前のように口に手を入れたり「ギャッ」と叫んだりする事は全くありません。
ただ、歯がないので食べにくいみたいです。
小さく切ってあげましょう。(;・∀・)←私、不器用ですけん、小さく切るのが苦手です。


人気ブログランキングへ



ネットの口コミで評判の良かったサプリを買ってみました。
効果があるといいな。

バイオデンタ











ほらっ!こんなかわいい子がいるんですよ~



里親さん!大募集中~(昨日の3兄妹です)



プロフィール・2003~2007までのブログはここから
2007~2010までのブログはここから



早く~

2011年12月13日 | 猫エイズ・口内炎





私まで食べちゃうんじゃないかというくらいの食欲。
でもまだ少し炎症があるのでヨダレも少しでます。

まだまだガリガリなので頑張って太ってもらわないと!


人気ブログランキングへ

里親さん募集中!


まだ一歳になっていません。男の子!エイズ・白血病なし。元気です~




お知らせ

20キロ圏内犬猫救出チームで物資募集しています。

被災地に置いてくるキャットフード(小分けされていないもの)
フロントライン・レボリーション・などの駆虫薬。

ガスファンヒーター
2段ケージ3段ケージなど余っている方いらっしゃいませんかぁ~
もちろん中古でOKです。

おーあみさんの所であれば助かるそうでーす!!!
ご近所さんは私が取りにいきますのでまとめて送らせて頂きますよ~
来週まとめて送る予定ですので、一緒に送って欲しい物がある方はコメント欄に御願いしまーす!!!



宜しく御願いいたします。




プロフィール・2003~2007までのブログはここから
2007~2010までのブログはここから






猫の口内炎の話 6 手術写真

2011年09月26日 | 猫エイズ・口内炎


手術をしてから4ヶ月

いぬ吉はすっかり元気になり、今ではカリカリも食べられるようになりました。
私としてはあんまりカリカリは食べさせたくないのですが、カリカリが大好きで他のごはんは砂かけちゃうのです。

そして、お口が痛くて出来なかったいろんな事が出来るようになりました。

毛繕いが出来るようになりました。
みんなの事も舐めてあげられるようになりました。
おもちゃで遊べるようになりました。
欠伸が出来るようになりました。




ねこ吉、帰って来てしばらくはご飯に固まりがあると「ギャ」っと痛がっていたので
ペーストにしたご飯を食べていましたが、4ヶ月経った今では時々台所に忍び込み
ふうちゃんの残したカリカリを盗み食いできるようになりました。


お皿まで食べちゃうんじゃないかと思うくらい、ご飯をよく食べてくれるようになりました。
元気にあちこち歩き回って一日中ご飯を食べたがって、階段を上ったり下りたり
わん太を叩いたり怒ったり忙しそうです。


滝のように出ていたヨダレは、もう殆ど出ません。
少しだけお口の周りが汚れるくらい。
もうお洋服を着る必要もありません。
毛繕い出来るようになりました。




手術後は、ご飯の支度も随分楽ちんになりました。
手術前のご飯
ねこ吉は市販の缶詰。
いぬ吉は、カリカリと缶詰。

先生にはなるべく「肉や魚に野菜を混ぜた物」を食べさせた方がいいと言われました。
カリカリをたべさせるのに比べ歯石が付きにくいのだそうです。(これはわんこも同じ)
それから体にもいいそう。
こちらの本を買いました。

わかっていても毎回ご飯を作るのは大変だから、週に何度か(夜だけ)茹でた鶏肉にニンジンを混ぜたものを食べさせています。
でも、好んで食べるのは「エイト」と「ねこ吉」と「がま吉」と「わん太」だけ。
他の猫どもは、上から缶詰をかけてあげないと食べません。




すごく悩んでやっと決心できた手術ですが「もっと早くやってあげればよかった」というのが今の私の気持ちです。
長年猫の口内炎で悩みネットで情報も集めていたのに、専門のお医者さんがあること自体知りませんでした。
歯を抜かなければいけない理由も知りませんでした。
もちろん治せると言う事も。


私は知らない事だらけでした。


7年かけ生活費をくすねコツコツためた私の秘密の貯金はスッカラカンです・・・からっけつです。
あまりにもビンボウで自分の老後が不安です。
※我が家の場合、治療費は思っていたより随分高くなりました。




でも、二人がご飯をモリモリ食べる姿を見ていると嬉しくって小躍りしちゃいます。






さて、ここから手術写真。


痛々しいので苦手な方は見ないように・・・






いぬ吉


歯が虫歯で溶けています。
下の写真は、手術が終わった所。

いぬ吉の歯

ねこ吉の歯に比べしっかりしています。






ねこ吉

口角まで赤くただれています。
口の中は真っ赤で、歯が無い所もあり、虫歯も沢山ありました。



ねこ吉の歯

菌が沢山付いています。歯もボロボロで細かくなってしまっています。




二人の口の中は、今では綺麗なピンク色になりました。







最後に




この話を書いたのは忘れっぽい私が忘れないように・・・
そして猫の口内炎で悩んでいる方の参考になれば・・・

手術を勧めるために書いたわけではありません。
考え方は人それぞれですし、猫ちゃんの体力も、性格も、状態も、皆違います。
この手術は、費用もかなり高い、そして何より、リスクが高い。


少しでも、この情報が同じ病気で悩んでいる方のお役に立てると幸いです。



※追記:2012年2月8日に「いぬ吉」は、虹の橋をわたって行きました。
 麻酔による負担もあったのではないかと思っています。
 その後の予防接種(これは半月後に自己判断で行いました)が悪かったのかもしれません。
 ただ、お口の中は完全に完治していました。


※追記:2012年12月22日に「ねこ吉」は、虹の橋をわたって行きました。
 ねこ吉の口の中は手術後1年を過ぎた頃からものすごい勢いで良くなって行きました。
 死んでしまう半年くらい前からはカリカリを食べても全く痛まず、最後の最後まで大好きな牛肉と
 茹でた鶏のささみを沢山食べてくれました。
 ねこ吉は腎臓が悪くなり、それによって貧血がおき、最後は輸血できない状態になってしまいました。
 手術により腎臓に負担をかけてしまったのではないかと思っています。
 ただ、最後までご飯を美味しく食べてくれたのはとても嬉しい事でした。


いぬ吉が死んでしまった時、やはり手術による負担が大きかったのかと悔やんだり、ブログに載せてよかったのだろうか・・・
すごく悩みました。
しかし、ねこ吉は手術から1年半頑張って生きて美味しくご飯を食べてくれました。
痛みから解放してあげられた・・・それだけは、本当によかったと思っています。

でも、もし今後他の子が口内炎になったら、手術するかどうか・・・やっぱり私はすごく悩むと思います。




 
 


人気ブログランキングへ



終わり

その後の様子については引き続き書いていきます。
「カテゴリー・猫エイズ・口内炎」







プロフィール・2003~2007までのブログはここから
2007~2010までのブログはここから





猫の口内炎の話 5 いぬ吉の退院、ねこ吉の再入院

2011年09月23日 | 猫エイズ・口内炎


手術が終わってから1週間後、いぬ吉は予定通り家に帰れることになりました。

家に帰ってからしばらくは、まだ傷が完全に治っていないので、ゴミが傷に入らないよう、
食事は生肉や生魚だけ、食後はスポイトで口内洗浄します。

2週間すぎた頃から、a/d缶や、缶詰のご飯もたべられるようになり洗浄も必要なくなります。


ねこ吉は、いぬ吉より3日長く入院でした。
エイズの子は2週間ほど入院が必要と言われていたのですが、驚異の快復力で通常より随分早く退院できる事になったのです。
茶トラは、平均強い子が多いらしいです。




しかし・・・・




3時間の手術は、ねこ吉の体にダメージを与えていました。

家に戻ったねこ吉、ご飯を全く食べてくれず、水も飲まない・・・
ただ、じーっと隅っこでうずくまっているだけ。

3日間様子をみていたのですが、一向に食べる気配がない・・・
病院に連絡したら「すぐに連れてきてください」と言われ、慌てて自由が丘の病院へ。



家に帰ってすぐに撮った写真。ぐったりしています・・・


長年のステロイド投薬で肝臓が弱っていた所に、3時間の手術、肝臓の数値が急激に上がってしまったのです。


肝臓を治す薬と高濃度ビタミンの点滴をするため、再び入院となってしまいました。




ねこ吉、2回目の入院中。面会に行ってもTVカメラ越しにしか会えません。



1週間後、肝臓の数値が通常より少し高いくらいまで戻ったので、家に帰れると連絡がありました。
「飲み薬で様子を見ましょうという」事でした。



今度は、家に帰っても、モリモリご飯を食べてくれました。
でも、なんだか腑抜けちゃって、いつものガツガツした、何があっても生き抜いてやるみたいな野良魂が
弱くなってしまってとても心配でした。



ねこ吉が、がっちり元気になってきたのは、実はわん太が来てから。
わん太に「ご飯とお母さん」をとられないよう必死になってからなのか、たまたま元気になる時期だったのかは?ですが・・・

わん太を入れることによって、ねこ吉の具合が悪化したらどうしようと思っていたのですが、
競争心がねこ吉の魂に火をつけたようです。



続く




人気ブログランキングへ


二人が入院中、1番元気のなかった猫・・・



食欲もなくって、ずっと毛布に潜って出てきませんでした。










プロフィール・2003~2007までのブログはここから
2007~2010までのブログはここから



猫の口内炎の話 4 ねこ吉の手術

2011年09月22日 | 猫エイズ・口内炎


いよいよ「ねこ吉」の手術の日。

エイズの子が手術に耐えられるのだろうか・・・
口の状態もいぬ吉よりずっと悪いはず・・・


いろいろ考えると恐くて、頭の芯の部分がずっと「じーん」ってなっていました。


血液検査の結果は、なんと「いぬ吉」よりもずっと良くて、貧血も全くありませんでした。
手術前、ちょこっとだけ顔を見せてもらって、ねこ吉は手術室へ

後は祈ることしかできません。


いぬ吉の手術で「ピーッ」という音にはだいぶ慣れましたが、やはり落ち着かず。
立ったり座ったり・・・
もうそれしかできない状態でした。

いつまでたっても手術が終わらない・・・
ヒテテからも「ねこ吉、まだ終わらないの?大丈夫?」と、電話が・・・




待つこと3時間半・・・
やっと先生が現れました。




でも、一言も口を聞かない・・・私も恐くて何も聞けない・・・
先生の沈黙が長く感じられましたが、多分3分くらい・・・


やっと先生の口から「無事に終わりました」と、一言。

先生は、あまりにも大変な手術で消耗しきって、口も聞けなかったみたいです・・・


ねこ吉の歯はもうボロボロで、ちょっと触ると取れてしまうのですが、根っこが歯茎に残ってしまい
それも取り除かないと口内炎が再発してしまうので、取り除くのが大変だったそうです。
口の中は炎症でぐちゃぐちゃで、菌はあごの骨まで達していて、骨も少し削り取り、目の近くまで膿が溜まっていたそうです。




「この状態でよくご飯食べていました、生きたいという力が強い子なんですね。」と、先生に感心されました。




いぬ吉の手術後は、すぐに会わせてもらえましたが、ねこ吉はすぐに他の部屋に連れて行かれ、会うことはできませんでした。




続く



人気ブログランキングへ



手術後の「ねこ吉」は、奇跡の復活を遂げました。
エイズの子は、回復が普通の子の2倍かかると言われたのですが、ねこ吉、手術後すぐに、
もう「生肉」を食べて、便も出たそうです。

エライ子なんです。
それとも、ただの「いやしんぼ?」



※写真は手術から5日後くらいICUから普通のお部屋に移動した日です。
 ICUに入っていた日は、いぬ吉が3日、ねこ吉は5日でした。
 ねこ吉は、すぐに看護士さんにもなついて、病院ではとても可愛がられていました。
 








プロフィール・2003~2007までのブログはここから
2007~2010までのブログはここから