何だろう、不思議発見!

ふだんよく耳にする言葉や使っている物、その謎を解明して見よう。たくさんの知らないことがありそうだ。

震災の前には、動物に異変が起きるのか

2011-07-05 | 科学

 

 今回の東日本大震災の直前には、野生動物の異常行動が見られていたそうです。

まず、鳥に見られた前兆です。宮城県の石巻市に30年以上住んでいる阿部さんと言う方が体験した前兆ですが、カラスの鳴き叫ぶ声があまりに大きく呆然となったそうです。御主人は漁師さんなので午前2時頃にはいつも出掛けます。震災当日もまだうす暗い外の中で「ギャー、ギャギャギャ」と飛び回っているカラスに驚いたそうです。また、佐藤さんは当日の10時頃から11時頃に、上空でけたたましい声を上げて激しく争うように飛んでいるトンビに異常を感じたそうです。その後約3時間後に強い揺れが襲ってきたそうです。

今度はクジラについての異常です。震災の1週間前に茨城県の鹿島市の海岸では小型クジラが54頭も打ち上げられたということです。

遠浅の海に迷い込んで砂浜に乗り上げたのではとも推測されましたが、地震との関係は定かではありません。けれど先のニュージランド大地震でも数日前に107頭のゴンドウクジラが乗り上げたそうです。動物の行動と地震の関係は、科学的には未解明ですがいつ起きるかわからない自然災害を察知する能力は優れているようです。

これまでに見られた災害前に確認された動物の異変には、次のものがあります。

明治の三陸地震では、三陸海岸一帯で記録的なマグロの大豊漁がありました。また、昭和に入ってからの三陸沖地震ではイワシの大群が海岸に押し寄せ、岩手県では大量のアワビが海岸に打ち寄せられたそうです。最近では、あの阪神大震災で犬や猫が異常に鳴いたり、おびえていたのが多く見られたそうです。スマトラ沖地震では観光地のゾウが雄たけびを上げて海岸から逃げ出したそうです。

こうした前兆にも気を配ることが大切で、自分たちの命を守る手段ともなりそうですね。



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