何だろう、不思議発見!

ふだんよく耳にする言葉や使っている物、その謎を解明して見よう。たくさんの知らないことがありそうだ。

オオタカが希少種から外されても

2014-05-03 | 動物

オオタカ

 これまで絶滅の恐れがあるとされたオオタカが「希少種」から外れるかも知れません。

そもそも希少種って何なの?ということですが、数が減って絶滅が心配される動物のことです。「種の保存法」という法律に基づいて指定されることになっています。正式には「国内希少野生動植物種」といい、オオタカは1993年に指定されました。日本野鳥の会が1984年に行った調査では、全国に300~400羽しか生息していませんでした。ところが、保護活動が進んで2008年には関東地方とその周辺に約5800羽いることが分かったのです。このように数が増えたので、環境省では希少種から外すかどうか検討を始めたのです。

希少種から外れるとどうなるのですか?

希少種は、捕獲や売買が禁止されているから希少種から外れても、「鳥獣保護法」という普通の鳥を含めて守るための法律があるので捕獲は出来ません。ただ、希少種は死んだ個体でも拾って売ることも禁止されています。指定から外れると、死体を剥製にして売ることが出来るようになります。それで、生きているオオタカを密漁して「これは死体を使った」とウソをついて剥製にする人が出てくる恐れがあります。

オオタカは自然保護のシンボルと言えますね?

愛知万博、長野冬季五輪ではオオタカの営巣が見つかり、会場が変更されました。環境省では「希少種から外れるのは、これまでの保護活動がうまくいったことを意味していて歓迎されるべきこと」と話していますが、自然保護派からはとまどいの声も上がっています。

正式にはいつ決まるのですか?

環境省は国民から意見を募集して、シンポジウムなども開き結論を出す予定です。もう決まったかな? 

                                                                             参考文献:読売新聞

 



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