篤姫・・・「龍馬死すとも」

美空ひばり - 龍馬残影


先日、放映の篤姫・４４話の録画を、ようやく観る事が出来ました。
予告のＣМでも度々、流れていた龍馬・暗殺のシーンを見て、美空ひばりさんの『龍馬残影』思い出したら、‘YOU　TUBE’で、ヒットしました～♪
１９８６年のTＶ放映の分ですが、美空ひばりさんは、この２年後に帰らぬ人となって間もなく２０年を迎えます。
私のカラオケ持ち歌の一つですが、途中、挿入の「土佐の～高知の～播磨や橋で～坊さん簪、買うを見た～ヨサコイ・ヨサコイ」と言う「南国土佐を後にして～」のフレーズが、お気に入りです。

私は基本的にＴＶは、殆んど観ない方ですが、録画してでも観たいのは「日曜日放映／篤姫」「火曜放映／歌謡ショー」で、何れも残念？ながら、民放ではありません。


「篤姫」も、いよいよ終盤を迎え、時は明治維新へと移り、明治１６年に４８歳で亡くなったと言う事実を知り、これからの展開が益々、楽しみになりました。
脳溢血で倒れ、意識不明のままに１週間を迎え、帰らぬ人となってしまったそうですが、亡くなった時の所持金は３円（現在の価値で６万円）だったと言われます。明治維新後は所持金の殆んどを費やして、大奥の就職・婚姻に奔走したそうです。

ところで、昨日２０１０年の大河ドラマの発表がありましたが、またまた、坂本龍馬をテーマにした『龍馬伝』だそうです。
ヒロインは、長崎出身の歌手・俳優であるイケメンの「福山雅治」・マシャです。
私的には、「坂本龍馬＝海援隊＝武田鉄矢」のイメージがあり、幕末の似顔絵見ても、マシャではイケメン過ぎる？気がしないでもないが、鑑賞するにはビジュアル的にも美しいモノに越した事は、ありません・・・
長崎出身で、故郷への思い入れが強いと言う、バックボーンは龍馬のイメージにピッタリでもあり、瑞々しい永遠の少年性や会う人を魅了してやまないカリスマ性・・・どこか、ネバーエンディング的な龍馬像にオーバーラップするところが有ります。
一年がかりのオファーに、やっとの決断でＯＫが出たそうですが、北辰一刀流の名手でもあった龍馬を演ずるに当たって、これからの一年で剣術を磨き、役作りに勤しむそうです。

３９歳のマシャ、来年はデビュー２０周年でもあり、三十路の終わりの大役チャレンジへの入れ込みも強く、２０１０年の大河ドラマは、またまた、目が離せません。
脚本家もガラッと変わって、これまで４６年前の原作・司馬遼太郎の「竜馬が行く」等で描かれて来た龍馬像と違う角度で捉えた、オリジナルティのあるスケールの大きな幕末史の風雲児を描いた「青春群像ドラマ」が誕生しそうで、期待に胸ふくらみます。

窮屈な土佐藩を飛び出し、幕臣・勝海舟のもとで航海術を習得し、長崎で貿易会社を兼ねた政治結社・亀山社中、そして海援隊を組織する。
そして、対立していた薩摩藩と長州藩の間を調停し、薩長同盟の締結に尽力。
さらには、１５代将軍・徳川慶喜の大政奉還を画策し、明治維新を大きく推し進める原動力となったが、何者かに暗殺され、「世界の海援隊を作る」という夢半ばにして、３３年の短い人生の幕を閉じてしまいました。

京都・河原町の近江屋で暗殺された１１月１５日は奇しくも龍馬の誕生日でもあり、悲運にも誕生祝いに贈られたと言う掛け軸は血染めとなって、現在、京都国立博物館に所蔵されているそうです。
日本と言う国を、‘守る為に’‘変える為’に奔走して、志・半ばに凶刃に倒れた龍馬の命日を１週間後に控え、偉人たちの功績を称え、今ある恩恵に感謝したいものである。