新・私に続きを記させて(くろまっくのブログ)

ハイキングに里山再生、れんちゃんとお父さんの日々。

銀座百点

2010年06月30日 | 日記
 「銀座百点」を毎月読んでいる。1955年創刊の老舗PR誌。発行は銀座百店会。向田邦子の『父の詫び状』が連載されていたので有名。今も村松友視・川本三郎・浅井愼平など、執筆陣も豪華。

 ご隠居の所に何冊か届き、1冊くれる。こういうリッチでステータスでゴージャスな仕事をしなさいと言いたいらしい。でも、『銀座百点』の名前を知ったのがつげ義春のマンガという人間には、土台、無理な注文なのであった。『銀座百点』にあやかって(パクって)、『池袋百店』というPR誌を作ろうとしたけれど、インチキ営業マンに広告の売上を持ち逃げされてしまうお話だった。あれは実話なのかな。

 池内紀・北原亞以子が毎月ゲストを迎える鼎談「銀座サロン」は、なかなかおもしろい。今月のゲストはアートディレクターの浅葉克己。4歳の愛ちゃんを卓球真剣勝負で負かせて泣かせたことがあったという。おとなげない。卓球に段があるなんて知らなかった。愛ちゃんは7段、浅葉師は6段なのだそうだ。

 しかし広告ページを見ていると、さすが、お金持ちはいいもの食べているな(食いものにしか興味がない)。銀座若葉の御梅干・紀州うす塩味はちみつ梅干しなんて、12個で3150円。1個ずつ和菓子のように小分け包装。塩分も4%だそうだ。朝海ひかるおすすめの千疋屋のヨーグルトゼリーは、チェック。タカラジェンヌおすすめのお菓子は、結構アタリが多い。

 戦後発足したという、毎朝公園の鉄棒で体を鍛える「日比谷鉄棒クラブ」など、『銀座百点』読んでないと一生知らないままだろうな(知っていて何になるかは別に)。7月号巻頭エッセイ「銀座から橋めぐり」によると、1970年以来閉じたままの勝鬨橋を再び開橋させる計画があるらしい。あのメカニカルな美は、まさに橋のキングの名にふさわしい。再びはね上がるところを見てみたい。

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