新・私に続きを記させて(くろまっくのブログ)

ハイキングに里山再生、れんちゃんとお父さんの日々。

山形のだし

2022年07月14日 | 毒男のグルメ

今日は弁当の注文を忘れて、自宅に食事に戻りました。

 

職場から自宅まで歩いて12、3分です。お昼休みに帰って、ご飯を食べて、シャワーを浴びて、ついでに洗濯物を取り込んだりもできるのですよ。

 

しかし、大体の食材は昨夜のうちに食べ切っていました。

 

サッポロ一番かな? チャルメラかな? それとも、カップやきそばかな? でも、お湯を沸かすの面倒だなあ。第一、暑いし。

 

忘れてた! 流水麺のうどんがあったやん!

 

冷蔵庫から出すと、賞味期限を2日過ぎていました。危うく、食材を無駄にしてしまうところでした。さすがにカチンコチンでしたが、水で流すと、なんとか食べられそうです。

 

ほぐれたうどんに、きのうスーパーで見つけた山形のだしをぶっかけました。山形のだしは、きゅうりやみょうがや大葉や青じそなどの夏野菜を刻んで漬け込んだ郷土料理です。これをアツアツご飯にかけていただくのです。

 

さらに、枝豆豆腐、納豆、昨日特売だったレタスをトッピングします。最近、高血圧ぎみなので、うどんつゆの代わりに、ポッカレモンをぐるぐるかけ回しました。山形のだしにも塩気があるから十分と思ったのですが、これが意外に塩分控えめなんですね。ひたすら、酸っぱかったなあ(少しだけうどんつゆ投入)。

 

 

酸っぱいうどんをすすりながら思い出したのは、山形のお医者さんがおっしゃっていた、山形市の塩分「摂取」量は、東北六県にありながら、全国平均と同じくらいだという話です。

 

マジで?

 

実際、統計データをみると、山形市の塩分「摂取」量は、全国平均並みというか、若干全国平均より低いのです。(男性10.1g 女性9.2g/全国平均 男性10.9g 女性9.3g)、昔は他の東北5県と同様に全国平均より塩分摂取は多かったのが、1970~80年代からの小学校の給食での食育教育が奏功して、薄味文化が定着したということです。

https://www.city.yamagata-yamagata.lg.jp/kenkofukushi/iryou/shokuiku/1006699/1007979/1003399.html

 

山形のだしがそう塩辛くないのも、この減塩を進める健康福祉政策が定着している証しなのかも。

 

「なるほど~」と思っていたら、食塩「消費」量は山形市が一位というデータがありました。

 

https://nlab.itmedia.co.jp/research/articles/575898/

 

2人以上の世帯が年間に購入した数量は6187グラム????

 

月平均500グラム以上???? 

 

どういうこと????

 

でも、このねとらぼさんの記事、ちょっと勘違いがありますよ。

 

「2020年度に推定食塩摂取量検査を行ったところ(対象は20歳以上)、市民の食塩摂取量は男性10.1グラム、女性9.1グラムという結果に。国の目標量である男性7.5グラム未満、女性6.5グラム未満を大幅に上回りました」

 

ここに書いてあること自体は、前述のとおり事実です。たしかに、国の定めた目標値も上回っているでしょう。しかし山形市の食塩摂取量は全国平均並みですよ? 国の目標値を下回っている都道府県なんか、以下の統計みてもゼロなんじゃないでしょうか。

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003234773

 

ねとらぼさんにぜひ調べていただきたいのは、なぜ山形でこんなに食塩の消費量が、摂取量の6倍にもなっているかです。

 

この統計では、山形市に次ぐ第2位が大津市で、年間3073グラムということです。

 

これも、ちょっとにわかに信じがたいデータです。

 

私も大津の食事情を詳しく知るわけではありませんが、大津の人が、常人の3倍もの塩分摂取しているようには見えません。食事もしたことがありますが、ごくごく普通の味です。大阪や京都よりやや濃いかな、くらいです。

 

それなのに、なんでこんな高い数値になるのか、ちょっと想像つきません。

 

結局は統計のマジックで、鮒ずしに使われる食塩がカウントされているだけではないのか、と思ってしまったりします。

 

しかし山形にも、鮒ずしのように大量に塩を使う郷土料理があるのでしょうか? 塩分「摂取」量に比して、塩分「消費」量がなぜ6倍以上にも異常に高くなるのかは、さっぱり理由がわかりません。

 

でも、山形のだしはいいですねえ。今度は素麺に合わせてみようかな?

 



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