花の詩山の詩

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このブログは「花と山とを友として」の続編です

国定公園に外来種を植える人

2022年04月22日 23時19分20秒 | 自然観察
上曽峠に行ってみると、土手には外来のスミレが咲いていた。
そして近くの湿地には、やはり外来のヒメリュウキンカが咲いている。
外来植物が自然に生えるわけが無いから、人手で持ち込まれたものだ
持ち込んだ本人は、美しい花を人に見せるつもりなのだろうが、それは
自宅の庭や畑でやってほしい。
筑波山の植生リストに無い植物を植えるのは、花を愛する人としては
モラルに欠けた行為だと思う
自然界の中でも植物の増減はある
風や水や鳥に依って種子が運ばれたりするからだが、ヨーロッパ原産の
植物が運ばれるには無理がある
見せたい気持ちは分かるが自制してほしいものだ。


咲き出したヒメリュウキンカ


上曽峠の湿地で巨大化した水芭蕉
これも植生には無いので植えたものだと思う

日光の白根山に行くと、山頂付近にコマクサが有る
それも植生に無いので、誰かが植えたものだ。
日光自然博物館で聞いたら、やはりどこかのおじさんが
植えたらしい。
それが判っていても、勝手に抜くわけにはいかないので
苦慮しているらしい。
そうこうしているうちに、10年もたてば訳を知っている
人がいなくなり、植生リストに載るかも知れない。
ついでに書いてあくと、奥日光の千手が浜のクリンソウは
ある人が庭に植えて、外に逃げ出したものだ。
しかしこれだけ有名になってしまうと、今更処分は出来ない
何しろ奥日光の観光資源なのだから。
かくいう私もクリンソウを撮りに毎年通っているのだ。
ああ(;。;)











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