花の詩山の詩

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いじめ問題を考える

2016年11月24日 10時14分49秒 | 日記
福島から原発事故で避難した中学生が、いじめにあって高額のお金まで払っていた問題
など、相変わらずいじめ問題があとを絶たない。

いじめ問題は、そのたびにニュースに取り上げられ、社会問題化しているのだが、改善の
気配がない。
私が思うに、いじめ問題は社会から独立した問題ではなく、社会が抱える問題の一部として
とらえる必要があると思う。
格差社会と呼ばれる貧富の差が、弱いものいじめの風潮を生んでいるのではないか。

いつぞや貧困を訴えた女子高生の報道に、ネットで大きな非難が浴びせられた事も記憶に新しい。
「その程度では貧困とは言えない」とか「本人の努力が足りないとか」まるで貧困が本人の
せいであるかのように非難されていた。
そうしたネットの非難を批判することなく、生活保護がどのように使われているか調査すると
息巻く国会議員まで出てきたのである。

その根底には、貧困者を支援するという国会議員としての意識は皆無で、出来る事なら
生活保護予算を無くしたいという思惑が見え見えであった。
自分は安全な場所にいて、弱者を非難するというのは、いじめの典型である。
しかもそれが、正義であるかのように見せかけて行われるから、始末が悪い。

こうした弱者を非難する社会的風潮が、いじめを生み出す要因となっているのではないか
そうだとすれば、その事を避けて、いじめ問題だけを取り上げても、いじめはなくならないと
思うのだが。
それゆえに社会的弱者は、手を結んで声を上げなければならない。
いじめと差別をなくすために。



昨夜来の雨が雪に変わって、重たい雪が積もりだした












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