花の詩山の詩

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このブログは「花と山とを友として」の続編です

写真詩・菜の花の道

2019年04月03日 05時00分00秒 | 詩・俳句・短歌


一人 菜の花の道を歩くとき

心の奥底にしまっておいた 貴方のことを思い出す

首をかしげて僕を見上げた 君のしぐさや

えくぼの浮かぶ笑い顔に よく似合う白い歯だった




一人 菜の花道を歩くとき

思い切って手をつないだ日

驚いたような君の 粒なら瞳に 見つめられ

何も言えなかったあの日

君が召されてしまうと知っていたなら

きっと僕は打ち明けていただろう




一人 菜の花の道を歩くとき

一緒にいるだけで幸せだったあの頃を

思い出させる花の香が 

今でも変わらず流れています


(今は亡きわが友に捧ぐ)















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