ヒメザゼンソウ・サトイモ科ザゼンソウ属、分布・北海道、本州
林縁の湿地に生える多年草。和名は小型のザゼンソウの意味。
春に長楕円形の葉を広げる。この葉は6月に入る頃には枯れ
その根元から6~7月に、長さ3~5cmほどの小型で暗紫褐色の
仏炎苞に包まれた花序を出す。
写真中央が姫座禅草の花序、右の緑色の丸いものが前年の果実で
この頃に熟す。年を越して熟す果実で、熟すと崩れる。
姫座禅草の花序は、仏炎苞に包まれた肉穂花序で、小さい花の集まり
これは前年の果実で、花が咲く頃に熟す。
花と果実が同時に見られるという珍しい植物
これは5月3日に撮影した自生地の様子で、ヤマブキソウの花と
姫座禅草の葉が一緒に見られた。
大子町の文化遺産のホームページはこちら
自生地に立つ姫座禅草の案内板
自生地の様子、この道の左側の土手が自生地で、土手の上にU字溝の
水路がある。現在は草刈りされて土手に葉が残っていないので注意
道路が狭くて駐車スペースが無いので、手前の草の生えた路肩のスペース
を利用させて貰った。
私の使ったルート、国道118号線と袋田の滝方面から来る461号線が
合流する交差点を過ぎたらすぐに左折、水郡線の踏切りを渡ったらすぐ右折
その先で再び右折して橋を渡ります。
橋を渡ったらまたすぐ右折、水郡線の線路の下をくぐってミラーのある分岐で
左折します。
また踏切を渡って、後は狭い農道を一直線に進みます(途中の道には入らない)
右にリンゴ畑がありますので、そのすぐ先の左が自生地です。
自生地は踏み荒らさないように注意して下さい。