花の詩山の詩

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このブログは「花と山とを友として」の続編です

快晴の尾瀬ヶ原の草紅葉(くさもみじ) ・その2

2017年09月29日 21時30分17秒 | スポーツ・トレッキング

鳩待峠から山の鼻までは、草刈されて歩きやすいが、花が無いので省略
出が遅かったので、急ぎたかったが前のグループが遅いので階段道では
追い越さず、平坦な木道で追い越して、山の鼻についたら10時だった

ビジターセンターでコース時間を確認すると、2時間で見晴らしまで行ける
計算だ。
それにしても各区間のタイムが全部40分と言うのが面白い(前回掲載した
コースタイム参照)


尾瀬ヶ原への入口はここから入る


繁みに鳥兜が咲いていた。
尾瀬には数種のトリカブトがあり、オクトリカブトかヤマトリカブトかは
確認していない


オヤマリンドウと思われる花も咲いていた。
何でもオヤマリンドウは、花があまり開かず左巻きになっているという
解説を読んだことがある。

今回は花は撮影だけで、種の同定はしていないので、名前はあくまでも
推定です


最初の湿原に入ると、草紅葉の始まった尾瀬ヶ原が広がっていた


前方はるかに燧ケ岳


後ろには、悠然とした至仏山、尾瀬では噴火していない隆起した山である

尾瀬ヶ原を囲む山は、至仏山をのぞいてほとんどが火山で、その溶岩が
流れだして只見川や沼尻川をせき止めて尾瀬ヶ原や尾瀬沼の原型を作った
と言われている。
その中に有って、海底から蛇紋岩が隆起して出来たのが至仏山で、噴火が
無かったことによって、蛇紋岩がそのまま残り、特殊な岩石の影響で
数多くの特産種と呼ばれる高山植物を生み出しました。

(詳しく知りたい方は、群馬県庁のHPから「尾瀬ミニブック」と言う資料を
ダウンロードしてご覧ください。これは尾瀬学校の教材として出されたものです
)

中腹のあたりが紅葉している様子が見て取れた


木道の脇には、アキノキリンソウが咲いていた。
尾瀬にはミヤマアキノキリンソウもあるのだが総苞を確かめなかった


湿原に咲くエゾリンドウ


イワショウブもところどころに咲いている


湿原は凹地と凸地でできているのが見て取れる
凹地と凸地が畝状に並んでいるものを指紋状パターンと呼ばれます
(尾瀬自然観察ガイドから引用、川上川を渡ったあたりが見やすいと書いてある)


ウメバチソウが草に埋もれるように咲いていた

至仏山が美しかったので、画像を大きめのサイズで公開します


山の鼻から1キロほど進んだ場所からの撮影です
下に展望図を掲載します、登山道の場所などを入れて作りました


これと見比べると、紅葉しているのは、ムジナ沢の右の斜面と
中央の登山道周辺の中腹の様です


山の鼻から行って最初の橋「原の川上川橋」を渡ります


木道の間に表示されている「原の川上川橋」のネームプレート
各ポイントには、このようなプレートが設置されています
訂正、橋の名前表記に間違いがありました
正しくは「原」の川上川橋です。失礼しました


原のと前置きがついているのは、おそらく山の鼻の手前に
山の川上川橋とつけられた橋と区別するためだと思われます

湿原にあるので「原の」川なのでしょう。そのまんまですね
しかしこの川は、ヨッピ吊り橋の下を流れて、やがては三条の滝となり
只見川となって日本海にそそぎます。


橋を渡った左の草むらに「オクトリカブト」風のトリカブトが咲いてました


望遠で撮るとこんな感じです
今回は、体調が万全ではないので、三脚など重いものは持たず
全部手持ちの撮影ですので、ボケはあります。


アケボノソウらしいのもありました


牛首手前から燧ケ岳、雲一つない快晴です。
ですが私には気温の上昇が怖い。

ただ、ここから先が尾瀬ヶ原の見どころで、点在する大小の池塘が
紅葉したヒツジグサを浮かべ、草紅葉とともに秋景色を飾ります


池の中に生えているのかと思ったら、草紅葉が写っていると言う
だまし絵のような池塘が有ったり


浮島のようなかわいい島がある池塘


見事に紅葉したヒツジグサを浮かべる池塘


足元にはアキノキリンソウ(もしかするとミヤマかも)が続いています

体調不良で本日はここまで、ごめんなさい


イワショウブ


離れた湿原の草むらに名前の判らないものがみえた


逆さ燧ケ岳


山の緑を写して緑の池塘


前方左に白樺の美しい拠水林が見えてきます


上の大堀川と拠水林です


上の大堀川のプレート


上の大堀川の流れと拠水林
湿原は貧栄養な泥炭層のため、湿原を水源とする川には木が育ちませんが
周囲の山を水源とする川には、山から流れてきた土砂が堆積して栄養があり
木が育ちます。山から流れてきた水をよりどころにするので「拠水林」と
呼ばれるゆえんです。


牛首の先にある中田代三叉路と呼ばれる牛首分岐には、ベンチがあり
大勢の人が休んでいます。
私もここで一息入れました


ベンチから至仏山の中央部の紅葉を望遠で写した写真です
左端に登山道らしき跡が見えています


同じく至仏山のムジナ沢の右斜面の紅葉
山は紅葉の季節ですね


木道の脇に、イワショウブの実になりかけた花と思われるものが
ありました。花よりこちらがきれいかな、ああごめんなさい


源五郎掘付近の池塘で逆さ燧ケ岳、池に白い雲がポッカリと写っています
だんだん雲が出てきたようです


アキノキリンソウの群落に励まされて尚も木道を歩みます


木道の間に咲くエゾリンドウ、向かいから来た青年が私の撮影が終わるまで
待っていてくれました。根性リンドウと青年に感謝! ありがとう


その先には、破損した木道もありました。


下の大堀川のプレート


プログラムオートで撮影した燧ケ岳、空の青が強調されて、浮かぶ
雲が印象的になりました
ここから左の木道に入って行き、至仏山と水芭蕉の定番撮影ポイントに
行きました


居合わせた年配のカメラマンと「水芭蕉が無いけれど、有るつもりで」
などと冗談を言いながら撮影


少し奥によって、川を大きく入れながら撮影


本来、ここはヤマドリゼンマイの撮影地でもあるのですが、枯れて茶色に
なっていたので、目先を変えて秋らしい紅葉の配列を撮りました

ヤマドリゼンマイは、形が山鳥の羽を広げた形に似ているからとか言われますが
私はもう一つの山で採れるゼンマイだからヤマドリゼンマイと言う方が好きですね


元の木道に抜ける道は、エゾリンドウの群落で一杯です
おーい通してくれよなどとつぶやきながらニコニコ


良い色ですね


自然の作り上げた盆栽のような木が一つ


中田代の池塘にもかわいい島があります


スナップ、スナップ、スナップ、得意のスナップ写真(笑)
秋の雰囲気が出たかな










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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
尾瀬ヶ原 (みさ々)
2017-09-30 15:55:52
minoさん、こんにちは。
2年ぐらい行っていないので、なんだかとても懐かしい風景です。
私たちはいつも御池から入っていました、鳩待峠からも何度か行ったことはあります。
桧枝岐の里山も好きですし・・・
湯治にでも行きたいし・・・

新発見は「プレート」あれは最近ですよね(*‘∀‘)
>秋の雰囲気が出たかな
出ていますとも~
返信する
最短のコースなのに (mino)
2017-09-30 20:36:37
みさ々さん こんばんは
いつもコメントありがとうこざいます。
秋の尾瀬はアヤメ平から尾瀬ヶ原を回って以来です
それに比べると、最短のコースなのですが、情けないことに
竜宮十字路から引き返してしまいました。

今日も歯科医院でもらったロキソニンを飲んで
頭痛に耐えています
明日は花友と富士山麓の山に行く約束なので
ちょっと心配なのですが

プレートはいつ頃から有ったか記憶は定かでは
ありませんが、アヤメ平から回った時もあったような気がします

桧枝岐は、キリンテのバンガローが格安なので
会津駒や燧裏林道を歩くとき、何度か行きましたよ
たちそばも食べました
また行きたいので、体調不良を直さないとね
昨日NHKの天気予報で那須岳が真っ赤に紅葉していると
放送していましたが、いよいよ秋本番ですね


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