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暗闇検校の埼玉県の城館跡

このブログは、主に、私が1980年代に探訪した中近世城館跡について、当時の写真を交えながらお話しするブログです。

別府城(熊谷市)②

2018-04-20 19:50:18 | 城館跡探訪
さて、搦手口を見て見ましょう。

搦手口は北西の端にあります。









上の写真は、搦手口を通過しながら撮影し、最後、外側から搦手口を撮影するという手順の流れどおりに

並べたものですが、ここは「喰い違い虎口になっています。

北西端の土塁上から空堀を見ると、その高低差には驚かされます。




さて、北側にある土塁上の武者走りをそのまま進みます。








土塁上の幅が広いということは、城の防御の上では、敵に占地を許すと攻撃の足掛かりとなるため、

必ずしも好ましいことではないので、柵などの補助的防御機構が必要となります。

当然コストも人力もかかりますが、西別府城-別府城-香林寺遺構のなかでも、別府城がその機能の中枢だったのでしょう。


土塁の東端に到着します。



ここは元々空堀があったようです。

現在ある通路は、当時の「犬走」だったのでしょうか。あるいは後世つくられたものなのか。

ここも、虎口まで、土塁脇を長く走らせ、横矢を長く浴びせるための工夫が施されています。



東側土塁の中ほどに虎口があります。








やはり、「犬走」と考えてよいようです。






直進すると、間もなく南端です。空堀はさらに先に延びているのですが、屋敷地で途絶されています。







南側の空堀は、かろうじて痕跡が残る程度です。