神戸大学オフショアセーリング部

神戸大学体育会所属「神戸大学オフショアセーリング部(KUOSC)」のブログです

ANIORU'S CUP 最終日

2024年03月03日 | ANIORU'S CUP 2024

どうも藤井です。

今日も今日とて爆速な鈴喜館号でハーバーへ急行!
コース選択の重要な情報になる蒲郡の風の触れの特徴を宿主さんに教えていただきました。流石は元セーラー。なかなか重要な情報、ありがとうございます!
「終わったら蒲郡駅まで送ってあげるから、頑張っておいで!」
ぶぉーん🚗

去り際までかっこいい…


さてさて、今日はできるだけ多くのレースを消化しないと行けないからね。さっさと出艇しましょう。

ということで

【1レース目】
本部艇寄りでのスタートを狙うとのことで、東大よりも上位置でスタートを狙います。
そこに防衛大が入り込んできます、
ワイ「おおぉい!バウアアップ!」
1レース目から怒鳴ることになりましたね。これが僕の今大会のハイライトです。以降は掠れ声で叫ぶことになりました。みなさん、発声練習はしっかりしましょう。

かなりいい位置でスタートできた私たちは1レース目全体的にフレッシュウィンドを掴んで走ることができました。
1レグ目の上マーク、2レグ目の下マークで東大とミートするも、昨日のルール講習会で得た知識をもとに、しっかりと権利を主張してトラブルなく回航をすることができました。

1位 神大
2位 東大
3位 防大
4位 千葉大

すごくいい出だしです。

【2レース目】
風の触れ、海面の良し悪しも特に感じなかったため、安全な位置でのジャストスタートを狙います。
狙い通りジャストスタートを切れたものの、その後の風の触れを感じて東京大・防衛大・千葉大とかなりセパレートしたコースを取りました。
その結果、みるみるうちに神戸大付近の風が落ち、あっという間に3位まで落ちてしまいました…
その後の2レグ目以降はダウンウィンドで防衛大に近づき、3レグ目でのコースどりがうまく行ったことにより最終レグは2位での回航となりました。
そのまま順位変わらずゴール…

1位 東大
2位 神大
3位 防大
4位 千葉大

【3レース目】
スタート前での攻防が白熱しました。
風下から順に神戸大、防衛大、東京大。
風下からプレッシャーをかけに行きます。
「バウアップ!」

東京大をリコールさせることに成功し、スタートまで10秒ほど時間があったため本来の目的通り本部艇付近でのスタートをしようとタックを試みましたが、
「あぶなーい!」
なんとタック後のコースには千葉大が!
こちらがポートなので避けなければなりません。ルール講習会でやりましたね。10条です。10条。
なんとか避けますがかなり出遅れてスタート。
いやー、後方確認をできていないなんて初歩中の初歩。
東大をリコールさせて気が緩んでしまったのでしょう(言い訳)
こんな感じのスタートで焦ってしまった神戸大学はまたしてもセパレートしたコースを選択。
結果左海面を選んだ東大・防大たちにかなりゲインされ、上マークでは50メートルほど先行されてしまいました。
その後のコースはセパレートしないように走り、最終レグではかなり2位に近づきましたが、10秒差ほどでゴールしてしまいました。

1位 東大
2位 防大
3位 神大
4位 千葉大


【4レース目】
3レース目の3位でかなり意気消沈な神戸大学。
ここは一つ、上一でのスタートを決めてその勢いで挽回したい!
ということで上一狙いで行きました。
ラインに向かうのがかなり早すぎたためタック&ジャイブの一回転で時間を潰します。
ヒール、アンヒールのコントロールがうまく行き、減速がそれほどないまま3秒遅れほどで上一スタートを切ることができました!
今度は東大がセパレートするような展開となり、神戸大学は防衛大とのミートを繰り返しながらレースが進みます。
3レグ目のアップウィンドで回航後の減速が少なく、一気に防衛大のリーバウの位置に着くことができ、これにより1位に躍り出ます。
気づけばセパレートしていた東大は後方の3位。
風がどんどん上がる中、安全かつ完璧なクルーワークでスピンを張り、本日2度目の一位でゴールすることができました。

1位 神大
2位 防大
3位 東大
4位 千葉大

【5レース目】
なんと東大と同点。ここで買った方が優勝です。

チーム一同気を引き締めて、いざ最終レース!
スタート直前に風が触れたため神大、東大ともにラインまで1艇身の位置でスタート。
1レグ目の序盤で下でタックした東大に前を切られ、風のシフトを重視して走ります。
しかし、選んだコースの風がみるみる落ち、上マークでは3位にまで落下。
その後はブローを意識したコース取りで走るものの、上位2艇との差は大きく、3位でのゴールとなってしまいました。

1位 東大
2位 防大
3位 神大
4位 千葉大


【まとめ】
最終結果↓
1位 東大
2位 神大
3位 防大
4位 千葉大

いやー勝ちたかった…
勝ちたかったよぅ…
東大、防大との接戦だったからこそ序盤でのちょっとしたトラブルやタックタイミングのほんの少しの遅れすらも悔やまれますし、何より最後の東大、神大で勝った方が優勝という状況で順位を上げきれなかったというのはかなり悔しかったです。ちょっぴり涙が出ました。ちょっぴり。

さて、改善点といえばやはり合原さんのレース後のアドバイスにもあったようにセパレートしないことですね。
ワンデザインのレースである限り、少しブランケットに入っていたとしても近くを走れば何十艇身も離されることはないし、ダウンウィンドで被せることだってできるわけです。

今回はシフティーな風で、ヘダーとリフトにかなり敏感になってしまい、結果肝心のブロー帯を逃してしまうということが何度もありました。
また、セパレートをしていたことも敗因の一つだと思います。
J24に乗る機会が多く、クルーワークのミスがないというのが強みでしたが、他大学もミスが少なく、ほとんどクルーワークでの差がつかなかった部分も少しあります。

しかし、良かった点もあります!
ブローコール、特にヘルムに関係するような大きなブローをしっかり伝えることができるようになったこと、マーク回航でのごたつきで怯むことなく、ベストの回航ができたこと、そして何よりも一回生のこたろうが権利を叫び始めたことですね。
大体1人で叫んでることが多いんですよ。僕。
へいばうあーっぷ
しかし今回ではこたろうが叫ぶ叫ぶ、怒鳴る怒鳴る。
僕が一回生の時なんてレースのルールすら曖昧だったのに、一回生のうちからルールを理解し、自分の権利を叫んでいるのですよ。
きっとここからの伸びは早いでしょう。あっという間にルールを味方につけ、自分に有利な位置どりを考えるようになるでしょう。そのうち僕も抜かされるのかなぁ…
え?もうお前なんて抜かされてるって?

だまれよ。



ともかく、この敗北を元に練習をし、来年は必ず優勝して舵輪を取り返します!


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