久遠乃光

写真付きで日記や趣味を

神秘の国 Inインド

2017年08月22日 23時33分28秒 | 日記


インドの挨拶、「ナマステー」の「ナマス」は
サンスクリット(梵語)の音を漢語に写したもので
深く尊敬する、という意味で、仏教でいう「帰命」にあたる。
「テー」すなわち「あなたを」「最高に尊敬する」との意味があるとか。

そんな文明の国・インドは仏教発祥の地である。
しかし、なぜヒンズー教、イスラム教、キリスト教、仏教と
釈尊生誕の地でもあるインドで、
仏教が4番目にランクされてしまっているのか。
それは「民衆からの遊離」にあると識者。
常に民衆の中で仏法を説いた釈尊の精神を失い、
出家者が僧院にこもったことこそ、その因であるといわれる。

そんなインドに、「新たな活力ある宗教の台頭がある」と聞かされ
ぜひ神秘の国を訪れたいと百聞は一見「今でしょう!」と
デリー、アグラ、ジャイプールの3都市、
ゴールデントライアングルの周遊へ
明日を求めて――GO!

<デリー>
インド政府直轄地区ニューデリーを含む首都であり、
16世紀からインドを支配したムガル帝国の遺構が数多く残る
北インド観光の拠点。

●ラクシュミー・ナラヤン寺院

ニューデリーで一番の繁華街にある
ヒンドゥー教の寺院。ナーラーヤナとラクシュミーが祀られている。

●クトゥブ・ミナール(世界遺産)


インドの首都デリーのなかでも、最も魅力的なのが
高さ72.5メートルの塔。
インドを代表するオーパーツ(場違いな工芸品)の訳。
「錆びない鉄柱」(写真下)があることで知られている。

●フマユーン廟(世界遺産)

ムガル帝国第2代皇帝のフマユーンの廟は、
その妃が1565年に建造した。
庭園の中に廟を置く形式で、インド・イスラーム建築の傑作とか。
1993年に世界遺産に登録された。

●インド門

東南2.5kmにある高さ42mのインド門は、
第1次世界大戦で戦死したインド兵士の慰霊碑。
壁面には戦没者1万3500人の名前が刻まれている

●ラージガート

市街中心部、ジャムナ川沿いの公園に位置する。
1948年、暗殺されたインド独立運動の指導者
マハトマ・ガンジーが火葬された場所。
墓碑銘には「7つの社会的罪」が刻まれている。
1 理念なき政治  2 労働なき富  3 良心なき快楽  
4 人格なき学識  5 道徳なき商業 6人間性なき科学
7 献身なき信仰

<アグラ>
デリーからヤムナー河沿いに約200km下った所にある地方都市。
イスラム文化の香り高い古都として、
教育・ビジネスの中心地ともなっている。

● タージ・マハル(世界遺産)

まるでアラビアンナイトに出てくる宮殿。
真っ白な大理石でできていることと、
完璧なまでの左右対称が特徴で、観光客もインド人も、
多くの人がこの美しい世界遺産を一目見たいと願う一番人気の観光地。
ムガール帝国の第5代皇帝シャー・ジャハーンが、
最愛の妻ムフタズ・マハールの死を悼んで建築したもの。
中央のドームの高さは約70m、4本のミナレット(塔)も40m以上。
宝石や貴石が惜しげもなく使われた白い霊廟は、
精緻な細工と合わせてムガール建築の最高峰とされています。
その建築にあたっては、22年もの歳月を要したといわれてる。

●アグラ城

赤い城塞の内部はイスラム的な装飾で彩られ、
インドのイスラム王朝の最後の城。
外から見ると、砦のように見える。中に入ると一転、
ノンビリムードで緑の芝生が美しい。
なおテロを警戒して、取締りがとても厳重だ。

<ジャイプール>
デリーから南西へ266km、広大なラージャスターン州の州都。
「プール」は「城壁に囲まれた町」を意味するとか。
原色のサリーを着た女たちが行き交い、
車を引くラクダがゆったりと通り過ぎる。

●ファテーブルシークリー

城壁に囲まれた都で広大な遺跡。
階段井戸(チャンド・パオリ)がある。

<ジャイプール>
ラージャスターン(RAJASTHAN)州の州都。
城壁をめぐらせた旧市街の南西に新市街が発展。
旧市街の建物は城壁の赤砂岩の色に合わせて淡紅色に塗られて
別名ピンクシティとも呼ばれている。

●アンベール城


城塞は、岩の上にあるため、足であがるには結構大変。
そのため、このような象タクシーが活躍している。
今回はジープに乗り込み城内へ。
物売りの人たちが、我々を日本人と見て取ると、
なぜか「生麦、生米、生卵」の早口言葉の連発をしながら
面白くもない土産を売りつけようと必死。

●シテイーパレス

主に歴代のマハーラージャたちの衣類や宮中で
使われた楽器などが展示されている。
展示されているふたつの巨大な銀の壺は、
ギネスブックにも登録された世界一大きな銀製品。

●ジャンタル・マンタル(世界遺産)

膨大なレンガやモルタルを使って精密に作られた天文台。
高度に幾何学的な構造をした建造物が並び、
まさに宇宙へのロマンを感じさせる。

●ハワーマハル(風の宮殿)

ハワーは、ヒンディー語で“風”を意味する。
それに宮殿、マハルがくっついて、このような呼び名に。
なんと953の小窓が通りに面している。
暑いときでも風通しをよくするために施された工夫だとか。

●旅の癒しに

アグラでラジャスタン民族舞踊の
ディナーショーで疲れを癒す。