くに楽 2

"日々是好日" ならいいのにね

緊急事態宣言 第三日

2020-04-21 22:02:54 | はらだおさむ氏コーナー

   今朝Aクリニックに夕方の予約をしようとホームページを開いたら、
  院内待合室の制限告示があった。
   確かに十余名は入れる待合室が満杯になれば、全員がマスク着用でも
  やばいか・・・。
   先日歯科医へはわたしが勘違いして20分ほど早く到着、数人掛けの椅子をふさいで先予約の方のスペースを横取り、ご迷惑をおかけしたが、さてさて今日の場合はどうなるのか。そうはいってもまだ外気は肌寒い。もし外で並ぶとなればと、残り数枚になった使い捨てマスクから一枚を取り出し、これにガーゼでもあてて長持ちさせようとショルダーに詰め込んだ。

   わが家からなだらかな坂を下って1,5キロ、阪急売布駅先のAクリニックに到着。道中出会った十余人の男女の数人はマスク装着だが、残りはわたしと同じ、桜の香気を愛でる仲間だ。
   昼の診察開始数分前、すでに院内の待合室には受付を終えた人たちが座り込んでいる。わたしの受付番号までの待ち時間までまだかなりある、ホームページの告示は院内待合室のスペースを空けて欲しいというのがホンネか。
しばし、出直すことにしたが、はてさて、どこへ行くか。
シネピピアも臨時休館、すでに立ち去って久しい書店の立ち読みも昔日の
  こと。地階のコープ食品売り場しか行くところがない。

   きょうも大切なマスクは使わずに済んだ。
   行く先々で手洗い消毒、帰宅後はいつものようにシャンプーで入念に手洗い、うがいくすりを薄めてガラガラ。
   三日目が無事に暮れた。
                     (2020年5月10日 記)

 


緊急事態宣言 第八日

2020-04-16 16:11:18 | はらだおさむ氏コーナー

  第二週目に入った。

  昨夕 医者巡りの後 コープのレジで友人とパッタリ。
  かれは卵一パック、わたしは菓子パンのあれこれ。
  片手スペースを空けての、あいさつ。
  かれは七月までの予定は全部キャンセル、後半も一から仕切り直しという。そうだろうなぁ、そうだよねぇ~とわたし。

  夜 プライム・オンラインで識者の鼎談を聞く。
  コロナ撃墜で、万里の長城に長蛇の列。
  大丈夫なんですか、と司会者。
  中国は顔認識で全部データ管理されているからこれはいいんだが、いまロシアから追い出された人や安心な中国へとミャンマーから帰国の人たちがこわいねぇ~。それよりも中国経済、内需だけで持ちますかね。
  話は尽きないようだが、もう入浴の時間。

  明けて十五日。
  日経朝刊の社会面。
  「忘れられたパンデミック」の見出しで、百年前のスペイン風邪の記事。
  「出征軍から世界拡散」の縦見出しが大きく踊るが、読む気はしない。
  母方の大叔父は、第一次大戦後の軍縮で退役後書店開業。尼崎の“芭蕉さん”と着飾った老女たちに慕われて、104歳の生涯を全うした。

  そうだ、と思いついて二月から手にしていない「おくのほそ道」のテキストを取り出す。
  中野三敏著「くずし字で『おくのほそ道』を楽しむ」
  右ページは原文 左は解読文。
  まだ江戸深川を3月27日(旧暦)に出発して、二日目の宿草加に着いたばかり。

  先はながい。
  コロナよ さようなら。
  みなさんもおげんきで。
    (おわり)           (2020年4月15日 記)  


緊急事態宣言  第五日

2020-04-16 15:09:05 | はらだおさむ氏コーナー

 レインサンデー、アフターヌーン。
 宣言後はじめてマスクをして、ワシントンホテルに向かう。
 電車は気の毒なほど空いている、否、宝塚駅改札出口で落ち合った友人とホテル1Fロビーからラウンジを見わたすと、ガラガラ、二テーブルに数人ほどの男女。窓際の一番隅で、それでも二時間ほどよもや話にふける。

 帰路 駅下の書店を覗く。
 ここは、そこそこの出入りのよう。
 ふだんは図書館で立ち読みするのだが、いまは休館中、
そういうわけにもいかない。
 よかったら読んでくださいと連絡のあった鼎談、『文春』ではなく『中央公論』五月号に見つける。
 特集「コロナ直撃 世界激変」
 そのなかで見知った名前を発見、レジに向かう。

 夕食後ページを開く。
 「鼎談 中国モデルが世界を席巻? 
どうなる?コロナ後の習近平体制」
 宮本雄二・元中国大使x川島 真・東大教授x阿古智子・東大大学院教授

 十余年前ならわたしもナマの現地情報の貯金もあって判断もできるが、碩学お三人のお話はムツカシイ。
*中国はコロナ後の復興にあたって、国内で相当お金を使いながら、一帯一路
 へのお金の拠出をどのくらい維持できるかが勝負になると思います(川島)
*イギリスがGDPの経済規模でアメリカに抜かれたあとも、国際政治に影響  
 力を及ぼし続けられたのは、イギリス外交の持つソフトパワーがあったからです(宮本)
*中国人は民主主義の大事な要素である「自由」を追求する力が強い。国の権力を信頼していませんし、国家を騙したり裏切ったりしても自分の家族や仲間の利益を守ろうとする力が強い人たちです(阿古)

 夜が更けてきた。
 テレビで伯仲議論も続くが、まだヤマは見えない。(2020年5月12日 記)


今年の桜

2020-04-10 10:15:35 | 日々の出来事

コロナ騒ぎで私の3月からの活動が、ほとんどが中止になり生活が一変した

不要不急の外出を避け、もっぱらご近所散策の日々を過ごしている

夕方からは、水曜日以外はスポーツジム(通常通り使用できる)に通う

今年の桜は、開花が早まったが例年通りきれいに咲いていた

 

今年最初の満開のさくら

 

 

 

京都 高瀬川のさくら(彼岸詣)

二年坂のさくら

千里桜通りのさくら

 


緊急事態宣言 第一日

2020-04-08 18:41:54 | はらだおさむ氏コーナー

    昼下がり マスクなしで携帯とミニラヂオを懐中に歩き始めた。

    清荒神参道への間道を町名で一丁、参道手前の階段を右手に上がると地元古老が語る、むかし(いつのころか)火の見櫓のあったという高台に出る。周辺から山の頂まで住宅が建ち詰めているが、左に回り崖ぶちに立つと、展望は開け、川面神社からさらに武庫川の堤まで一望のもと。図書館で見た「マチ文庫」の戦国時代(荒木村重の乱か)、米谷にもあったという?お城の物見櫓の場所に比してもいい眺望である。
 山頂まで立ち並ぶ住宅街はクルマなしでは生活できないが、宝塚トンネルの上、児童公園まではまったく人気が無かった。
 トンネルの東は町名が変わって売布東、阪急売布駅から巡回のバスも通るが回数は少ない。下ると売布橋(高速道の陸橋)、その左下に人影のない売布小学校があり、その裏門から売布神社までは今を盛りの桜細道であった。
 売布神社の鳥居前で脱帽、敬礼。
 参道を下り右折。
高速道の脚下を越え、閉ざされて久しい橋本関雪邸の門前に咲く小ぶりの桜の、なんと寂しげなことよ。
 アップダウンで右足の外反母趾が痛み出した。
 三角公園手前の大樹の桜は早や花びらを散らし始めていた。
 歩行2.3キロ、三十数分の散歩。
 出会った人は三名、まだ犬の散歩のママさんたちの出動時間ではない。
                      (2020年4月8日 記)