口から何かを突っ込まれてる。
内視鏡ってコトは分かってるけれど、苦しい。
ゲホゲホゲホ、っていう言葉よりももっとグゲェ~っていうかなんか変な音で。
その侵入者へ抵抗してしまってます。
「力抜いてね。」とか声が聞こえるけれど、こっちは息をするのも必至。
「鼻で息できるからね。」って言われても、どこで息していいか分からなくなる。
一生懸命、鼻で息をして、呼吸を整えたいけれど、グエグエグエ。
「ウゥゥエゥ~。。。」と声にならない声を上げると、「声を出すと喉痛めちゃうからね。」と聞こえる。
いえいえ、声出したくないけれど、出ちゃうんです。
でも出しちゃダメならと声を出来るだけ出さないようにしました。
(それでもウゥエ~って出てしまいましたが。)
何度も「力抜いてね~。」って声が聞こえ、背中をさすってくれる優しい看護師さんの手で救われて。
もう無理、止めてって思う頃、ソレが喉の一番細い場所を通過したようです。
「はい、大丈夫だからね。」と言われて、検査が進んでいってるようですが…。
こっちは息をするのも必至、涙が出てきて息はつらく、お腹の中への圧迫が苦しい。
(思い出してブログを書いてると息が苦しくなるレベルって。)
「もうなんでもいいから早く終わって!」が一番言いたい言葉でした。
しゃべれないんですけど、ね。
その後、空気を入れてとか、十二指腸まで到達したとか。
あと引き返しでもチェックしながらチューブを引き抜いてるとか。
そんな説明が上から聞こえてきてましたが。
もう私自身「終わって終わって早く終わって。」それしかありませんでした。
涙も出てきて、拭いてもらって。
さすってもらっても「終わって終わって終わって早く終わって。」
引き抜いてる途中、一瞬楽になる時とかがありました。
その一瞬の楽がなんという幸せな瞬間なんだろうって思うほどでした。
そして最後の引き抜き、喉はというと…スルっと抜けました!
入れる時と大違い。
時間にして何分なんでしょうねぇ。
10分ぐらいの検査時間と書いてありますが、永遠とも必死すぎて分からないです。
終わるとすぐにティッシュが顔の横に置かれ「よだれ(つば?)吐いてください。」と言われました。
口の中のネバネバな液体を出し、もう1回出そうとすると新しいティッシュを置いてくれて。
口を拭きながらとりあえず吐き出しました。
そうすると看護師さんがすぐ傍の洗面台を示し「口をゆすいでくださいね。」と。
フラフラしてる身体を起こし、2m?先の洗面台へ行き、紙コップに水を入れ口を濯ぐ。
ハァハァと呼吸がまだ整わず、全身で息をしてました。
先生が画像確認してる傍の椅子に座って、説明を受けました。
はぁはぁ、なんですけどね。
聞こえる言葉に反応が難しい。
記憶できないよぉ。。。
胃・十二指腸はキレイだそうです。
映像を見せてくれたけれど、そういう内臓系は苦手な絵なんですよぉ。
胃と食道の接続部分がちょっと悪いか悪かったようで。
でも軽度、のようでした。
あぁ、一安心。
だけどとりあえずまだ身体が辛い。
後は主治医の先生から、みたいな話でした。
覚えてる言葉は「食道」「ヘルニア」。
なんだこの言葉は?
夢21 2017年 12月号 [雑誌]