く-たのアメリカ日記

旦那様の留学にお供し、インディアナ州へ。日々の生活を綴ります。

イエローストーン国立公園 ~5日目 その2~

2012-08-20 23:59:26 | 旅行
午後からはマンモスホットスプリングスを観光。ここはアッパーテラスとテラスマウンテンのエリアに分かれています。
まずは車で移動しながら見れるアッパーテラスへ
こちらはメインテラスから眺めたマンモスホットスプリングホテル周辺。

ここは石灰質でできているため、雪が積もっているように一面、白かったです。

こちらはニュー・ハイランド・スプリングス。

こちらには温泉が流れ出ていて、白い石灰岩に薄いブルーの水たまりが綺麗でした。

そしてオレンジ・スプリング・マウンド、ホワイト・エレファント・バック・テラス

写真右のホワイト・エレファント・バック・テラスという名前は、ゾウをお尻方面から眺めた時の姿に似ているからかなぁ~と思ったのですが、何となくそう見えませんか?

アッパーテラスを見終わった後はちょっと休憩。ハックルベリー味のアイスクリームがあったので試してみましたよ。

ハックルベリーはアメリカ北西部やロッキー山脈に自生しているツツジ科の植物で、熊の大好物だそう。味はブルーベリーと変わらない感じでした。

休憩後はテラスマウンテンエリアへ。まず最初に目を引いたのはこちらのタケノコのような形をした岩。
 
リバティキャップ。昔はこの岩から温泉が出ていたらしいのですが、沈殿物で噴出口がふさがってしまったそうです。

このテラスマウンテンエリアでは棚のように段々になった岩のようなものが見れるのですが、これは地下から噴き出た石灰分が蓄積し、こういう形を造ったそうです。その1つのミネルバテラス

こちらは段々にはなっていませんが、流れ出た石灰分が幾重にも重なったような大きな岩、マウンドテラス

マウンドテラスの横にあったマウンドスプリング

ミネルバテラスように段々になっていますが、ここでは温泉が流れ出ていました。

今日は疲れてしまったので、のこりのテラスは明日見ることに。今日の宿はこちら。マンモスホットスプリングホテル。

ホテルにチェックイン後、部屋から外の景色を眺めようと窓に近づいてみると、なんとエルクがお昼寝中でした

きっと野生のエルクなんでしょうが、こんなホテルの敷地内で見れちゃうと飼いならされた動物を見ているようでちょっと残念な感じが・・
で、もうちょっと近くで見たいと思い外に出てみると、他の群れも居て、その中にオスのエルクを見ることができました。立派な角ですよね。

観光客は物珍しくて少しでも近くから見たいので近寄るのですが、その傍ではレンジャーの人が動物と観光客を一定の距離に保たせるために必死になって走り回っていましたよ。

こちらはマンモスのビジターセンター。レンガ造りで可愛らしかったです。

こちらは郵便局。このエリアにこんなに大きな郵便局が必要なのか?とも思うくらいの大きさ。
入り口にはクマの彫刻が置かれていましたが、鼻の穴が大きすぎてあまり可愛くなかったなぁ


今日の夕食はホテルの隣にあるレストランへ。ここのレストランがイエローストーンの公園内で一番味がいいそうです。

今日もなんだかガッツリ系の食事の気分ではなかったので、ベジタリアンラザニアとマスのソテーを注文。


初日に食べたマスのソテーとは違い、パン粉を薄くまぶし、揚げ焼きにしてあったのですが、とてもあっさりしていて臭みもなく美味しかったです。
そしてなんといってもフレンチオニオンスープが絶品でした。食べきれないと思い、カップサイズにしたのですが、こんなに美味しいならボウルサイズにすればよかったと後悔
アメリカで食べた中でここのが一番美味しいと思いました。噂通り、ここのレストランは最高だったなぁ~

<おまけ> 今日見た動植物









イエローストーン国立公園 ~5日目その1~

2012-08-20 23:10:59 | 旅行
今日はマンモスホットスプリングスの南にあるノリス・ガイザー・ベイスンを観光し、またマンモスへ戻り観光する予定です。
その前に、公園北口からマンモスへ戻る途中に露天風呂に入れるところがあるということを知り、そこには必ず行かなければということで出発

昨日通ったルーズベルトアーチをくぐり、再度公園へ入園。

車を走らせること約15分、車を止め川沿いに歩くこと約10分。
見えてきました、温泉が

熱水が川に流れ込んでいるんです。

初めは膝まで浸かって満足していた旦那さん。しばらくするとアメリカ人の若者数人が海パンでやって来て、温泉に浸かり始めました。
それを見た旦那さん、「日本人たるもの負けてはいられない!」となんだか訳のわからないことを言い始め、「俺も入る!」と言いだしちゃった
っていうか、「海パンないよね?素っ裸で入るつもり?」と思っていると、とりあえずパンツは脱ぎ、今日一日履く予定だった短パンでジャボジャボジャボ・・・

そして露天風呂で外国人と裸の付き合い。

(あ、手前に服を着ている男性は彼らの仲間なんですが、手を怪我しているようで入れずにいたようです。)
バックパッカー時代を思い出したようで、しばらく温泉に浸かった後はかなりご満悦で戻って来ました。そしてさらに欲がでて「もう少し。」

ということで一人露天風呂を楽しみましたとさ。子供みたいに何でも楽めちゃえる男の人ってある意味羨ましい。私も入りたかったな~

ノリスに向かう途中、道路沿いにたくさんの車が止まっていたので、野生動物でもいるのかと真似して止まってみると、丘の上の方にエルクの群れを見ることができました。


そして今日2つ目の目的地、ノリス・ガイザー・ベイスン。ここは公園内で一番活動的な温泉域だそうです。

こちらはポーセレインスプリング

温泉域の中を木道に沿って歩いていくのですが、途中に見つけた面白い色の部分。

緑色と茶色の部分が見えますが、この色は温泉域に住むことのできる微生物、好熱生物の色なんですって。
茶色の部分に住む微生物は50度~60度の熱を好み、鉄をエネルギーにして生きているので茶色らしいです。
そして緑色の部分は38度~56度を好む光合成生物なので緑色をしていて、植物のように太陽の光をエネルギーにしているそうです。
こちらは世界最大の間欠泉、スチームボートガイザー。最大120mも吹き上がるそうですよ。

どこが世界最大?と思われるともいますが、不定期に噴出するらしいので常に見ることはできないようです。
最近では2005年に大噴出があっただけと言われています。なので今回は水蒸気のみ。
こちらはエメラルドスプリング。この温泉は酸性で、緑色は藻の色だそうです。

これ以外にもたくさんの間欠泉や温泉がありますが、ノリスはあまりにも広すぎるのでこのくらいで終了。
あとはミニ博物館で間欠泉の仕組みなどを勉強して帰って来ました。


マンモスに戻る前に、近くにあったパークレンジャー博物館へ立ち寄りました。建物は丸太小屋風で可愛い感じ。

中にはパークレンジャーが使用していた物や陸軍が管理していた頃の部屋が再現されていました。

そして博物館の外には、バイソンがお昼寝をされていました。寝顔がかわいい


マンモスに入る手前にちょっとした見晴らし台があったので立ち寄ってみました。

右の写真で岩肌沿いに道路が見えると思いますが、昔は木道だったそうで、1885年に建てられたそうです。
200年以上も前にこんな断崖のようなところに道を作るなんてかなりの労力がいったでしょうね。